プランナーは遊技機プレイヤーの夢を見るか？（９）

【紹介会社＆ヘッドハンティング会社の表と裏】

片道50キロの会社に転職して6年が経とうとしていたある日

会社にいる自分に、知らない会社からの電話がありました。

会社名は「レ〇〇」

会社のHPのリクルート記事に自分のインタビューが載っていたのを見て、

電話してきたと。

聞いてみたら、ヘッドハンティングの会社でした。

「一度お会いしませんか？」

当初は単なる興味本位でした。

自分が誘われた！

という思いよりも、ヘッドハンティングってどういう仕事なんだろう？という

企画屋独特の興味本位から、数日後、立派なホテルのカフェでお会いしました。

そして、数か月間、何度か会いして

結果、転職をする事に。

ここで紹介会社、ヘッドハンティング会社を使う方々にアドバイスです。

１・紹介会社の話は信用してはいけない。

　　そもそも紹介会社は、人材を紹介した際に、その紹介した人の年収の

　　25～30％近くを報酬として紹介した会社から貰います。

　　なので、紹介会社は何とかして年収（年俸）を吊り上げます。

　　自分も年収が上がるので嬉しい…。

　　ですが…

　　その年収は、転職後に自分に全て「期待」として跳ね返ってきます。

　　転職先の会社は、その年収の金額分の仕事を期待し、求めます。

　　そして紹介会社は年収交渉で、紹介対象者を同席させません。

　　なので、どう言って交渉しているか、自分には分からないのです。

　　あとで入社して「え？こんな事言っていたの？」という結構な

　　「大きく膨らませた事」を言っている事が多いです。

２・入社契約をする前に、どういう条件だったか？しっかり確認。

　　これは紹介会社の話だけではなく、転職先そのものにも言えます。

　　最終的に転職した際、出社日当日…

　　部長職だったのが、課長職。

　　新規チーム設立が、デザイン部門をやることに。

　　何故か仕事と関係ない事（人間関係修復）をやらされることに。

　　年俸制だったのが、月給制に。

　　必ず録音をしてでも良いので、ハンコを押す前に、しっかり自分の口と耳で

　　契約内容を確認しましょう。

３・やたらかっこつける紹介会社は信用しない。

　　「あなたは特別です」感を出すために、

　　紹介会社は立派なホテルやレストランで打ち合わせをしようとします。

　　そういった会社は使わない方がいいでしょう。

　　あとそういう会社のHPはやたらゴージャス感を出します。

　　役員がスリーピース着て笑顔で腕組んで写っている写真とかw

　　こういう会社は詐欺的な事を自分にも紹介する会社にも、HP同様

　　大きな事（嘘）を言っていることが多いです。

４・入社して条件がおかしくても、紹介会社は関与しない。

　　正直、紹介会社はアフターケアをほとんどしません。

　　入社させて、お金を貰ったら、後は知らぬ存ぜぬです。

　　ちなみに自分を紹介した会社の担当は、その後条件等がおかしくて

　　電話をしたところ「今、忙しくて」などと言い、最終的には電話にも

　　出なくなりました。

　　で、その後Facebookでたまたま彼のアカウントを見つけて調べたら…

　　電話をした時、ハワイで優雅に会社のスタッフとバカンスw

というわけで、確かに転職をする際に、紹介会社やヘッドハンティング会社を

使うと楽な部分はあります。

お金の交渉や、仕事の条件など。

また前職を辞めてから転職活動をする人は、そうそういないと思うので

まだ働いている状態からの転職活動は大変なのもわかります。

その分を紹介会社やヘッドハンティング会社がやってくれるのは、

ありがたいことではあります。

しかし、その後の転職先の事は全て、自分にかかってきます。

何があっても、紹介会社やヘッドハンティング会社は何もしません。

楽して得られるものなど何もないと思いましょう。

※また後日「転職」というものについて書きたいと思います。

そして、ここで自分は6年間務めた遠距離通勤に別れを告げて

遊技機の部品会社（ソフトからハードへ）に転職します。

それは、社長＆役員の指令で

「新規事業を立ち上げる」

という所が魅かれた理由でした。

（※次回、【遊技機部品会社の光と闇】に続く…）