■この記事の要点
・事前準備は「具体的なレジュメの共有」が重要
・レジュメは 「洗い出しタスクを落とし込んだ進行表」で組み立てる。
・会議の目的は 2つの大分類「創造的会議/定型的会議」でとらえる。
先日、在籍している会社の新しい試みに参加してきました。
題して
社内講師による勉強会_Vol.1
「ちょっとの工夫で会議や打ち合わせを上手く進める方法」!
この試みは、当社社員が外部で得た学びをもとに勉強会を組み立て
社内掲示板で受講希望者を募り、ノー残業デーの定時終業後
2時間程度の勉強会を企画開催するといった趣旨のものです。
受けるほうは、学習機会になるし
講師はプレゼンや企画立案、遂行の練習になって双方良しのいい企画ですね。
初開催の今回は、最近流行中のコロナウイルスの件もあり
参加者は皆マスクをしながらの独特の雰囲気の中で
質問の投げかけやグループワークが含まれた能動的な組み立ての進行でした。
まずは
上手くいかない会議の課題として
●生産性がない
●進めるための工夫がない
というところから始まります。
ここでワーク。
「うまくいかない会議とはどのような会議?」を
6名程度のグループで話し合ったのち、全体共有。
課題として
・タイムスケジュールや進行計画がない。
・いつものパターン、メンバーで形骸的にやってしまっている。
・意見出し、仕切り、議事録 等、役目の遂行度のムラ、個人差がある。
・準備がなく、会議開始してから考えようとする。
・今後の具体的なステップを決めない。
などが挙がりました。あるあるです。
そしてこれらの解決として
●参加者全員での詳細な事前準備の共有の大切さ
が説かれました。具体的には
・目的、議題 を明らかに。
・決めたいこと、タスク を洗い出し、物量と優先度を見えるようにする。
・それらを タイムスケジュール表 に所要時間目安とともに落とし込む。
これらをレジュメとして用意、共有するとのこと。
落とし込むときに、会議の基本の流れ
「準備→議題確認→〔発散→収束〕→まとめ」
を意識すると、スムーズで分かりやすい進行表ができます。
社内メールで会議のお知らせするときも
漠然と「会議やるんでよろしく」じゃなくて、
「添付のレジュメをご確認のうえ、各位ご準備ください」
というのが良い準備であると。なるほど。
根回しできるマンっぽい感じです。
先ほど、レジュメに明示するべき事項として
●会議の目的
がありましたが次はこちらに論旨が移ります。
会議とは目的により大きく2つのタイプに分けられます。
・創造的会議 企画、改善 のためのアイディアだし
クレーム対応 残業削減 等、問題解決
→ 品質の向上が求められる
・定型的会議 報告、連絡、交渉、意思決定 等、調整、共有の会議
→ 効率化が求められる
これら会議の目的において求められるものを満たしつつ、
定型業務を効率化し、生まれた時間を創造的に使うことによって
「しくみ(型)」、「環境(場)」、「人の力(技)」を整えていくのが
より良い会議、打ち合わせの在り方、と言えそうです。
今回はここまで。
後半に続きます。
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