皆さんこんにちは、すべらない話コンテストで1位に選んでいただいて、より一層ぼったくられなければと、思っているまるこです。
今回は誰でもある思い違いで恥をかいたお話をします。
今でこそ写真のようにイタリアーノーっとイタリア人っぽいノリがよく、ファミレスのウェイトレスにおやじギャグを浴びせまくっている僕ですが、高校が男子校ということもあり、若いころは女性に対する免疫力がありませんでした。
ここから本題です。
それは、大学入学式の出来事。
高校が男子ばっかりだった為、その日まるこは期待に胸とア〇コを膨らまして入学式に挑みました。
入学式は五十音順で席が決められていて僕の左右には待ちに待った女の子が座っていた。
一方はあまり覚えてない。たぶん好みではなかったのだろう。
僕の左隣に座っていた子は、中肉中背で出るところ出ている、いわゆるボン、キュ、ボーンで顔も唇が厚いせくちーな女の子。(以降せくちーと呼ぶ)
胸が高鳴っていた。
お互いまだ初対面なので、軽く挨拶するだけで、式が始まる。
運悪くその日おなかの調子が悪くてずっとオ〇ラがしたくて我慢していた。
かったるい時間がようやく終わり、休憩の時間。
トイレに行こうと思ったところ、
せくちーが笑顔で自己紹介してきた。
まるこは免疫がないものだから、ドギマギしてしまい緊張もあってか、まともに話せない。
トイレに行きたいが、せっかく女の子が話しかけてくれてるのだ。席を外しては大学生活後悔する、、、何とか我慢しぎこちなく自己紹介を終えると、せくちーがおもむろに聞いてきた。
「バイブ持ってる?」
えっ?バイブ?その瞬間全身の毛穴から汗がじわっと湧き出し、顔が紅潮する。
そして、
『ブ』
あ、いきなりせくちーの口から発せられた単語に翻弄され、お尻のコントロールが制御不能になり、出してしまった。
そう、アノ音色を、、、
もう恥ずかしさのオールレンジ攻撃を受けて呆然としてると、アノ音色はスルーしてくれて、せくちーが、
「ポケベル持ってる?」
と言い直してきた。
地域差なのか、せくちーの周りだけなのか、ポケベルの事をバイブと呼んでいたのだ。
振動で通知するからって、この呼び方はないだろ!
も~う、紛らわしいよ~
「ああ、ごめん持ってないんだ」
「そっか」
よくわからない会話の終わり方をし、僕はトイレに向かった。
そして時間は流れ、式が終わった。
みんなが入学式会場から出ようと席を離れる中、ぐっと疲れた僕はみんなより遅くれて席を立とうとした時、後ろに座っていた女の子から声をかけられた。
「オナラありがとね♪」
後ろを振り返ると、漫画に出てくるような性悪そうな感じの子がニヤニヤしながらこちらを見ている。
『あ、終わった。僕の大学生活終わった...』
若かりしまるこは作り笑いをし、そそくさとその場を離れるのであった。
これが世に言う【バイ”ブ”事件】である。
P.S オナラありがとね、といった子もそんなに悪い性格の子ではなく、その場でいじってきただけで、まるこの大学生活はそれはそれは楽しいものになったとさ、めでたしめでたし。
この記事は第2回すべらない話企画に参加してます↓