僕は今年に入ってから現代アートに興味を持つようになり、ネットで調べたり実際にギャラリーに足を運んだりして、少しずつ「アート」に触れるようになりました。
そして現代アートに興味を持つようになってすぐ、一人のアーティストに注目しています。
この人を知ったきっかけは、「教養としてのアート 投資としてのアート」という1冊の本の中で「10万円以内で買えるおすすめのアーティスト」として紹介されていたこと。
本で紹介されていた人すべてをググってそれぞれの作品を見たところ、上床加奈さんの作品が僕にとって一番刺さる絵だったので、それ以来ずっと買いたくてアンテナを張っていました。
ちなみに現代アートの舞台に現れたのは、わずか3年前だとか。すごい……
ついに、彼女の新作が売り出されることを知り、さらに調べてみると展示作品を会場でそのまま購入できることがわかりました。
ところが、開催初日は9月25日(水)と平日。アート業界では平日にオープニングパーティーを開催するのは珍しくないので特に驚くことはありませんでしたが、人気アーティストほどすぐに売り切れてしまうため、開催初日か、数日以内に行かなければ作品を買うことができません。
僕が会場に行けたのは29日(日)なので、すでに4日間が経過。たぶん、もう完売していてダメだろうと諦めつつ、それでも実際に作品を見ることができる機会は少ないので有楽町まで行ってみることにしました。
展示作品を一通り見たところで、スタッフさんが「こちらの3点はまだご購入できます」と。なんと、まだ作品があったのです!
正直、欲しかった作品はすべて売り切れていて、残っていた3点は購入候補にはありませんでした。でも各作品は世界で1点物なので、この機会を逃せば今後数年、もしかしたら一生手にすることはできないでしょう(ちょっと大げさ?w)。
そんなことを考えながら、30分ほど会場内をグルグルとほかの作品を何度も見ながらどうしようかずっと検討しましたw
そして、ついに購入を決意しました! どれを買ったか紹介する前に、まずは今回展示されていた作品を紹介したいと思います。
タイトルは「おどろおどろと」。価格は40万3750円。
今回一番のメイン作品だそうです。上床加奈さんは、いっさい下書きはしないそうで、それでもきちんと計算して描いているそうです。
この画力、ヤバない?
「blood5」。価格は40万3750円。
「狐火 左」。価格は25万2250円。
「狐火 右」。価格は25万2250円。
めちゃくちゃ綺麗です。背景にもきちんと手が込んでいて、ドラゴンが描かれているのがわかります。
「狐憑き 白」。価格は25万2250円。残っていた3点のうちの一つです。
上床加奈作品を買うなら断然にコレだとスタッフさんに勧められました。確かに力強くて素晴らしい作品なのですが、完全に予算オーバーなので断念……。
「流」。価格は16万3900円。
めっちゃ可愛い作品です。もし残っていたら絶対に買っていました。マジでほしい……。
「水と太陽」。価格は16万3900円。
こちらも可愛いです。
「双面」。価格は12万3600円。
こちらはtagboatプレミアム会員向けにネットで先行販売をしていて、そこで買ってしまおうか悩んでいましたが、ほかの作品も気になっていたので結局買わずにいました。
当然、会場に行ったときはすでに売り切れていました。今思うとあのとき買っておけばと後悔しています……。
「Four dogs」。価格は12万3600円。
美しい……。
「Paws」。価格は12万3600円。
残り3点のうちの一つ。あえて竜の頭が描かれていないのが特徴です。
「fox or fish」。価格は7万3300円。
予算的にこれが一番欲しかったです。めちゃくちゃ可愛い……。
「騒動」。価格は25万2250円。
「Head」。価格は5万3300円。
こちらが今回購入した作品です。初めて現代アートを購入するので、手頃な作品にしてみました。サイズは14.8×21cmと小型です。
なお、購入した作品は個展が終わったあとに発送されるので、手元に届くのが10月20日前後だそうです。今から楽しみに待ちたいと思います!
上床加奈さんは3年前に突然、現代アートの舞台に現れたそうで、現在はタグボート屈指の「完売作家」として知られるようになりました。今回の個展は2019年に入って制作された新作15点を展示しており、開催数日間でほぼ完売状態。
彼女が描く「妖の世界」は見る人を魅了します。個展は10月10日まで開催しているので、ぜひ見てみてください。