屈斜路湖を出発して、「神の子池」へ。
「神の子池」
・摩周湖の北東に位置する。
・水深5m、平均水温8度である。
・摩周湖・外輪山への降水が伏流水となって水源になっている。
・そのため、流れ出る小川は視認できるが、流入する川は地表には存在しない。
・水の透明度は高く、池に沈んだ倒木が水の底に横たわる姿がはっきりと見える。
・天候にもよるが、水面がエメラルドブルーに見え、神秘的な雰囲気を漂わせる。
・この色は太陽光の中の青い波長の光だけ深い水に吸収されずに底の白い火山灰に反射するためと言われている。
ちょっと行き難いところなのですが、今回、オンネトーも行かなかったので立ち寄ってみました。少しダート道に入るのですが、なんと観光バスも来ていましたよ。
う・・う・・美しいです!
いや~、神秘的な色です。前日、摩周湖へ行く前に行こうと思ったのですがナビ係が寝ちゃって通り過ぎちゃったのでした。でも、夕暮れではおそらく陽が当たらず、この色は見れなかったのかもしれませんね。結果オーライです^^
オショロコマが見えますね^^
湖底から水が沸いていますね。波紋が綺麗です。
神の子池全体図 右側に人がいます。大きさが分かるでしょう^^
池からの湧き水が川となって流れ出ています。ひゃっこい!
オショロコマ
オショロコマ Salvelinus malma は、サケ目サケ科に属する魚。カラフトイワナとも呼ぶ。北極海および北部太平洋沿岸に分布する。日本では北海道にのみ分布する。by wikipedia
なんと水のきれいなことか!^^
神の子池の先にある「裏摩周展望台」 この日もよく見えていました。
裏摩周展望台から釧路湿原方面へ
途中の中標津町養老牛付近 小山に「牛」って書いてありますね(笑)
放牧乳牛、温泉の町のようです。
標茶を経て、摩周国道を南下。シラルトロ湖を過ぎて、塘路の辺りから右に折れ、釧路湿原の中のダート道をしばらく走行して「コッタロ湿原展望台」へ。
車を止めて200段以上の急な長い階段を登るとコッタロ湿原を見下ろす標高80m程度の展望台に出ます。眼下に見えるのはコッタロ川。湿原らしいですよね^^ 雲の流れる影が広さを感じさせます。
北海道らしいショットを^^
展望台から「温根内ビジターセンター」へ。温根内ビジターセンターは残念ながら火曜日に当たりお休み。でも湿原の木道は歩けるので、歩きましたよ~。
タチギボウシでいいのかな? いっぱい咲いていました^^
歩いている間、顔が大きくて寸詰まりな感じのトンボがたくさん飛んでいました。
広いです~ ほとんど人がいません。
温根内ビジターセンターを起点として自然探勝できる湿原の中の木道を歩いたわけですが、1周0.5kmの最短ルートと2.0kmの中央横断ルート、3.1kmの高層湿原ルートの3コースがあります。当然、長い3.1kmを歩きましたよ^^
寄り添う・・・いい感じ^^
ミヤママタタビ ピンク色の葉っぱが綺麗でした。
花期には枝の先につく葉の表面の上半分以上、ときに表面のほとんどが白化し、花が終わる頃には紫紅色を帯びるのが特徴。近縁のマタタビは、白色になるが紫紅色にはならない。
ビジターセンターを15時過ぎに出発。ピーカンの天気でしたが、あっという間に霧に包まれました。16時に釧路空港着。レンタカーを返して空港へ。荷物を預けて、ちょっとビールでも飲みたかったので3Fのレストランへ。いよいよ旅も終わりだなあ、楽しかったなあ、なかなかラーメンがこないなあ、などと思っていたら・・・
アナウンスが・・・16:50 ANA743が濃霧の為、空港に降りられず、再度着陸を試みます。搭乗が遅れることが予想されます・・・・ん?? まあ多少遅れてもいいでしょ・・・
レストランの会計を済ませて、カウンターで聞いたら、なんと、折り返し発着のこの便が降りてこられないと欠航になると。。。とりあえず、カウンターのお姉さんに相談し、万が一の場合を想定して、翌日の一番早い便を押さえてもらいました。(ほとんどの人が検査場を通過して中に入っていたので、これはラッキーでした)
さらに保安検査場を通るのを待って、しばらく様子を見ていたら、カウンター内に慌しい動きが・・・欠航対応モードになりました。一番先にカウンターに並ぶことができましたが、その後、長蛇の列になりました。一日、二便しかないので翌日乗れない人もいたでしょうね。千歳経由で帰られた人も・・・。
その間、iphoneで釧路市内のビジネスホテルをチェック。名だたるホテルは何処も満室。やっとの思いで、空いている旅館を見つけ電話予約しました。空港から暗い霧の中を市内行きのバスに揺られ50分・・釧路駅着。
釧路駅から旅館まで7分くらい。街の明りが乱反射した赤い空の下・・・とぼとぼと・・・・。旅館に入ると、もわ~っとした空気・・・。さらに二階へ案内されると、もっともわ~っとした空気^^;; そうです、エアコンが無いんです。
後から知ったのですが、釧路にはエアコンのある家庭など無いとか。扇風機さえも最近までいらなかったそうで。
さらに共同トイレにお風呂。。。。。ビジネスホテル、片っ端に直接聞いてみたら空いているところもあったんじゃないかと後悔・・・。
その後、しばらく休んで、旅行前に調べていた回転寿司屋さんに行こうとしましたが遠くて断念。
旅館の方に聞くと駅前に評判の良い地元のお店があると聞き、行ってみました。「居酒屋・酒楽」。
旅館の方がお寿司が食べたいようだと連絡してくれていたようで、特製チラシ寿司を作ってくれました。油ののった秋刀魚の刺身や地元の人が食べる黒いエイヒレのような煮物(骨も柔らかく全部食べれる。初めて体験する食感でした)も美味しかった。
ツブガイの身の出し方まで教わっちゃって・・・ホントに良いご主人でした。感謝感謝^^
途中で、外国人(eu方面かな)の二人連れが入ってきましたが、メニューも読めず言葉も通じず帰っちゃいました。近頃は、釧路も外国旅行者が多いようです。(旅館にも二人外国人が泊まっていたらしい)こんな地元の店でも気楽に入れるように何かガイドブックやパンフレットを観光協会が作ってくれたらいいのにと要望されていましたね。(この旅行記は2012.8ですので、今ではずいぶんと進化したことでしょう)
想定外の29日の釧路の朝(笑) 旅館からの中庭の様子です。花が沢山植えられていて綺麗です。
エアコンが必要のないことがよ~~~く解りました。明け方、あまりの寒さで窓を閉めました(笑
昨夜は、旅で蓄積した疲れ+湿原を3時間近く歩いた疲れ+帰れない疲れ+霧による不気味な赤い空から連想するネガティブな疲れ+旅館に入ったときのモワ~っとした暑さによる疲れなどで、少し凹んでいましたが、爽やかな朝でした。
涼しいし、部屋も広いし、何しろ、古いけれど掃除がとても行き届いていて旅館の隅々までピッカピカなのです。暗がりで入宿したので分からなかったのですね。素泊まりの予定でしたが朝食をいただきました。旅館の方も皆、良い方で、また来たら立ち寄りたいと思ったほどでした。「村上別館」
「釧路」
・北海道の面積の43%の地域の生活物資が釧路港に依存している。
・漁業ではスケソウダラ、マダラ、サンマ、イカは北海道最大の規模で全国の13%を占めている。
・郊外型大手大型スーパーが1981年から2000年にかけて多数出店したこともあり、地元商店や中心市街地百貨店が倒産や撤退に追い込まれるなど、古くからの住宅街を中心に買い物難民がなくならない状況にある。
(2012.8記)
道東地方を管轄する国や道の出先機関のほか、外国公館 国際機関の置かれた道東最大の人口を擁する政治経済の中心都市である。国内の市町村では面積第7位(香川県の7割相当)、人口は道内第5位であるが、1984年以降は人口減少に転じており、2014年(平成26年)4月1日には全域が過疎地域に指定されている。 国際バルク戦略港湾(穀物)に選定された釧路港を持ち、製紙工場や食料品工場、医薬品製造工場、発電所などを擁する臨海工業都市である。また、道東で唯一の定期国際便が就航する釧路空港と、釧路湿原国立公園および阿寒摩周国立公園の2つの国立公園を市域に有する。
by wikipedia
バスで空港まで着くと、まだ霧が立ち込めてました。これは9:50に着いたJALです。その後、10:30に折り返しのANAも無事に到着。11:35 ANA742予定通り東京へ向け離陸。いや~、記憶に残るなかなか楽しい旅でございました。15時過ぎ、会社へ。山のような仕事が待っていたのは・・言うまでもありません(笑) 終わり^^
2012.8