前回
一週間ぶりに開きました。今も実家でグータラしてます。
帰省してから6日間ほど毎日出かけ遊び歩いてました。運動してなさ過ぎて少し動いたら体調崩してて最初の3日くらいは本調子が出なくて遊びきれずに悔しかったです。帰ったら少し運動しないと…。
さてさてそんな私ですが、3日くらい前ちょっと怖い体験をしました。
予定がない今日になったらALISに記事書こうと思ってたんですが、この3日位でその手の企画してたんですね~。タイミング逃した。
うちの実家はかれこれ14年?くらい前に中古で買った古めの家です。築年数は結構たってしまっていて、最近の母の悩みは脱衣所と母の寝室兼和室の電気の配線がイカれたのか、照明がつかなくなってしまったことです。あとは床もちょっとあやしいみしみし音がすることもあります。
私がもともと使ってた自室は今もほぼそのままで、妹の荷物もちょっと増えてるヲタクの倉庫みたいな感じになってます。一応私の部屋は今のところは目立った劣化箇所、不穏な場所はない感じです。そんな私の自室は二階にあります。古い家特有のちょっと急な階段です。
私はその階段が苦手です。住んでいた頃、覚えている限りでも2回は途中で足を踏み外し、転がり落ちました。尻から落ちたときはしばらく臀部を抑えて倒れてました。
落ちるまでいかなくとも階段がなぜか一段少なく見えてガクっとなったり、逆に多く感じて身構えて1階の床に踏み込んでしまったり、とにかく実家の階段は油断ができません。
なので実家をしばらく離れてる私は泊まりに来てるときはどんなに寝ぼけていても階段だけは注意を払って降ります。
3日前、あの日の朝も寝ぼけながらも習慣で7時前に目が覚めてしまった私は1階にあるトイレに向かいました。踏み外さないように寝ぼけていても階段の壁にぴったりと腕はつけてます。
用を足してまだ実家の家族は寝てるのでそのまま部屋に帰りました。
あと1時間もすれば起きるでしょ、と二度寝の姿勢に入るも眠れない。
↑のほうで私の部屋には劣化箇所ないよとか言ってしまいましたが、思い返すと嘘でした。一か所だけすでにダメになってる箇所があります。それは『ドア』です。私が実家を出るより前のある日、私を部屋の中に入れたまま取れてしまったドアノブくん。ノブの抜け落ちた私の部屋のドアはそのままドアを閉めてしまうと中の人間を閉じ込めてしまうため、ドアの…ちょっと名前がわからないから調べたんだけどラッチボルト?仮止め?とかいうが飛び出てこないようにガムテをしています。
なので基本的に完璧にはドアは閉まらず、引きこもりには不親切な仕様になってます。そのややできてしまう隙間から差し込む朝日がね、真っ暗な私の部屋を照らすんですよ。寝返り打っても気になって寝られず、私はモヤモヤと夏の早朝を過ごしました。その時でした。
ドアの向こう、階段のほうからビリビリとした音が聞こえてきました。
例えるならコンビニ袋のクシュ音。クシュっていうかガサガサだけどあれよりはすこし高く細かい音でした。
『さっきトイレ行ったときは風なんか吹いてる気がしなかったんだけど吹き込んだのかな?階段の窓網戸になってるもんな、かすかに聞こえるのが余計に耳障りだな。』
目を閉じながらそう思ってました。でも気が付いてしまいました。
さっき慎重に降りた階段にはビニール袋はおろか、ほどんと物がなかった。しいて言うなら除湿用の小さな乾燥剤しか見ていない。とっちらかった実家の中で唯一の安全地帯が階段であると。
思わず震えました。もう朝なのに。
いや、でもこれは外の雑音かもしれない、二階まで届くビニール音ってどんな音だよ。RAP音ってどんな音だっけ?YO!とか言ってれば良い?そもそももしこれが不穏な現象ではなかった場合も怖い。想像できうるものが限られすぎて怖い。
頭のなかでグルグルするうちに音はしなくなりました。
私もそのあとは忘れるように眠りました。起きてからはそのことを忘れて墓参りをし、帰宅してすごしました。
今思い返しても墓参りの日の朝に起きた出来事と思うとドキドキします。あれからは特に何もありません。なんだったんだろうな、アレ…。
余談になりますが、墓参りのあと、帰宅して少ししたら別の用事で外に出ることになったのですが、その前に居間で休憩を取りました。そしていざ行こうかなと居間のドア開けると目の前の例の階段の下で
母が外に捨ててくれたんですが生きてたらしく、蝉ファイナルを無事に食らったらしいです。
8/17追記
怪談?部部長のWEB3.0😇ジョシ校生 蟻巣さんからタグ付けていいですよ~と温かいお言葉頂いたので完全遅刻ですがタグつけさせて頂きます!ありがとうございます。