はいどうも、アート屋です!
バッジとかいう伝説のアルティメットドヤアイテムが獲得できるという噂のアルティメット紅白大運動会……えっ運動会!?運動会であってる!?運動すんの!?組体操はもう勘弁やで!!
まあとにかくそのブルーアイズアルティメットなんとかに私も参加したいと思います。大型新人賞欲しさに垢消し転生再デビューすることすら一瞬考えました。100京分の1秒くらい。刹那。
けどよく考えたら別に他のバッジでもいいやと思ったので、なんかの賞を狙います。ジャンプ脳だから四天王とか十二神将とかそういうユニーク称号に憧れてるんや!それだけや!
では本題。
夏の個展あたりから、色鉛筆で絵を描く機会が増えました。水なども要らず持ち運びが容易で、どこでも手軽に描けるため、作品購入者様へのお礼のお手紙にイラストを添えるときなどに重宝しています。近頃は色鉛筆イラストのオーダーも承っているのでバイトの日以外はほぼ色鉛筆を握っている気がします。
こないだのヌードクロッキー展ではとうとう色鉛筆の作品を展示しました。
最近はオーダーも受け付けています。
むちゃくちゃありがたいことに直近のお仕事は依頼主のカズトさんが記事で紹介してくださいました。
さきほど述べた通り、色鉛筆はいつでもどこでも手軽に描けるので、コツを覚えておくといざというとき便利かもしれません。これから新年を迎えて、送らなかった相手から年賀状が届いてしまって急遽返信をしたためねばならぬのに、大量の年賀状印刷による負荷でプリンターが爆発!インクと硝煙にまみれた部屋で呆然と立ち尽くす貴方!嗚呼!神はいないのか!もはや手書きだ!手書きあるのみ!……なんてときに色鉛筆でささっとネズミの一匹でもハガキに描けるといいですよね。
なので今回は色鉛筆で絵を描くにあたっての基本的なやり方をご紹介いたします。興味のある人は見ていってね!
ただここで述べるのは本当に基本的なことなので、普段イラストを描いてる人には当たり前すぎてあくびが出るような内容かもしれません。この記事は犬とカブトムシも描き分けられないような初心者を想定して書いているのでおこらないでね。
それから私が説明できるのは私のタッチでの描き方だけなので、TwitterやInstagramでよく見かけるやたら鮮やかでリアルでかっこいい仮面ライダーやらフェラーリやらの絵を描く方法とは異なるかと思います。上の画像のようなわりかしふわっとした感じのやつを描く方法だと思って見てください。
まず色鉛筆を用意するところからですが、色鉛筆を持ってない方はダイソーやセリアにある1セット100円の色鉛筆をとりあえず買ってくるだけでもいいでしょう。
こういうことを書くとちゃんとやってる人から「は?なめてんの?」とか言われそうなんですけど、これは色鉛筆のスーパースターとしていきなり鮮烈デビューしたい人向けの記事ではないので。
言うまでもなく、高級品の方が使いやすいのは確かです。初心者でもいきなりいい感じに描きやすいのはもちろん高級品の方なので、予算内で無理なくそこそこいいものを買っておいた方がスタートダッシュにおいても有利だとは言えます。
しかし同時に、はじめのうちはどのブランドが自分にとって最適なのかなんて知る由もないことでしょう。高いお金だしといて後からもっといいものがあることが判明する、なんてオチは誰だって避けたいというもの。
そこではじめての色鉛筆を選ぶ世界一簡単な基準をお教えしましょう。
「予算内で色数が一番多くて芯のやわらかいものを選ぶ」
これだけです。
色数はなるべく多い方がいいです。色鉛筆は絵の具と違って直接的な混色は出来ず、塗り重ねによって色を作ることになります。色数が少ないほど絶妙な濃淡のバランスで色を作っていく技術が要求され、難易度が上がります。アニメイラストのような色むらのないフラットな色面を作ろうという人にはなおのことです。色数の出来るだけ多いもの、自分の使いそうな色が入っているものを選びましょう。
たとえば人物を描くなら肌を塗るためにベージュやオレンジ、茶系の色が欲しくなるでしょう。植物を描くならもちろんグリーン系が豊富な方がいいと思います。描きたいものが特に決まってなければ、とりあえず色数の多いやつか100均の12色のやつでも買いましょう。色数は少しでも多い方がいいので、質のいい色鉛筆を買った後でもその前に買った100均色鉛筆を併用できます。それほど無駄にはなりません。
ただし普段から持ち運ぶことを想定するなら、100色セットとかは大きくて不便かもしれません。その場合は24、36、48色あたりから箱の大きさを見て選びましょう。
芯のやわらかさはタッチと塗りやすさに関わります。やわらかいものほど色乗りがよく、弱い筆圧でもなめらかに塗れます。実践編でお伝えすることになりますが色鉛筆は筆圧のコントロールが重要で、弱い筆圧から強い筆圧までなるべく幅広く扱えることが望ましいです。硬めの色鉛筆はシャープな線を描くのに向いていますが、まずは塗りやすいことが大切だと思います。ある程度やわらかい色鉛筆の色数が揃ってきてから線描やタッチを変えたいときのために買うのがいいでしょう。
ちなみに私が最近愛用しているのは、ファーバーカステルポリクロモス36色セットです。
肌の色は主に132番のベージュレッドで塗っています。
なんか公式サイトでは10000円、Amazonでは8000円とか書いていますが、私は世界堂のセールでたしか5000円くらいで買いました。さすが世界堂。世界堂さすが。すべての答えは新宿にある。
もう少し低予算で行きたい方は12色とか24色でもいいでしょう。必要な色がなければそれだけ単品で買い足すという手もあります。
それから、油性色鉛筆と水彩色鉛筆というのがあるのを見かけるかもしれませんが、はじめはあまり気にしなくて大丈夫です。水彩色鉛筆は水で濡らすと透明水彩っぽい感じになる色鉛筆で、うまく使えればおしゃれに決まるのですが私はそういうセンスがないのでやりません。
水を使わなければどちらも使い勝手はほぼ同じですが、油性で描いた上に水彩色鉛筆の色は乗りにくいので併用は非推奨です。
次は紙選びです。色鉛筆にはコピー用紙のようなツルツルペラペラの紙よりも、画用紙のようにザラザラで厚めの紙が向いています。ツルツルペラペラだと色の乗りが悪く発色がよくないうえ、すぐに色が塗り重ねられなくなります。紙次第で仕上がりが全然違ってくるので、色鉛筆選びよりも紙選びの方が大事かもしれません。
画用紙か水彩紙、スケッチブック用紙などが適しています。ダンボールはどうだろ、今度試してみます。
私はMarumanの無地のノートに描くこともありますが、このあたりが限界のやわらかさだと思います。モレスキンのノートもいけます。レシートとかに描くのはしんどいです。
色鉛筆は消しゴムで消せます。
仕上げに強くゴリゴリ塗ってしまったところは無理ですが、下塗りの段階であればかなり自由にやり直しが効きます。これは透明水彩や日本画にはない利点ですね。
(ちなみに油彩やアクリル絵の具で描く人はGORILLAなので失敗した箇所は上から塗り潰してしまいます🦍🍌)
なんでもお好きな固形プラスチック消しゴムで大丈夫かと思われます。私は昔から「んんwwwプラスチック消しゴムはステッドラー以外ありえないwww」と決めていたのですが、最近かの有名なイラストレーターである中村佑介さんの本を読んでいて「ペン入れしたあとの下描きを消すのにはまとまるくんが最高 ペン描きの線を持っていかない」という知見を得たので色鉛筆とは直接関係ないですがここに共有しておきます。
それから普通の消しゴムと併用しておすすめしたいのが電動消しゴムです。ダイソーにあります。100円です。
これは色鉛筆仲間のやゆっけさんに紹介してもらったのですが、本当にレボリューションです。非常にピンポイントかつ強力に消してくれます。塗り重ねてある箇所でもすぐに消えます。すごい。
広範囲の修正にはしんどいですが、ちょっとした修正やハイライトを白抜きしたい部分にぴったりです。これは買いですよ!
ダイソーのやつだと本体にはちいちゃい消しゴムが1個ついてるだけなので、替えの消しゴム(10個+砂消し5個+ケースつきで100円)も買っておきましょう。一緒に売ってあります。
これもぶっちゃけなんでもいいです。絵描き界隈ではハイユニ派かステッドラー派に別れますが、そのへんに売ってるやつでもいいかと思います。
三菱のハイユニと、ステッドラーのマルスルモグラフ。
なぜこの2ブランドが美術系で持て囃されているかといいますと、鉛筆デッサンに適しているからです。鉛筆デッサンでは芯を長く削り出して露出した状態で使うので、生半可な鉛筆では簡単に折れてしまいます。その点これらは非常に高品質で、先端を削って細くしたり、強めの筆圧にも耐えられます。
しかし色鉛筆イラストに限って言えば鉛筆は下描きの線を描くだけのものに過ぎません。塗りは色鉛筆でやるので長く削り出す必要もないです。
もちろん芯を削って下描き線を細く描いたりするのに上記2種は優秀なので、こだわり抜くならこのふたつから選びましょう。強いて言えばステッドラーはH系が、ハイユニはB系が良質なので、デザイン・製図系の人はステッドラー、彫刻・油彩系の人はハイユニを好む傾向にあります。個人的には木の硬さ(握り心地と削りやすさ)はステッドラーが、芯の質(色と描き心地)はハイユニが好きですね。
なんでもいいので、2H~Bあたりの好きな鉛筆を用意しましょう。このあたりの濃さもお好みですが、あまり濃いものだと色鉛筆で塗るときに残って邪魔になるかもしれません。
道具についてはこんなところでしょうか。
それではいよいよ描き始めましょう!と思ったのですが、記事が長くなったので今回はこのへんで!次回に続く!
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どうもありがとうございます!!ヽ(*´∀`*)ノ
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