アーティストの切実な収支計算のおはなし【プラネット9展】

アート屋のメロンパス melonpas
2020/02/04 13:31

どうも、アート屋です。

本日2月3日から2月9日にかけて、東京都中央区京橋のギャラリーくぼた別館にて、東京展メンバーによる9人展『プラネット9』が開催されます。

私もそのメンバーのひとりとして、本日搬入に行ってまいりました。

水彩画、写真、古典技法、ペーパーモデリングなどなどそれぞれ技法も作風もコンセプト異なる非常に個性豊かなメンバーです。それが一同に会すると不思議となんだか空間としてまとまってるような感じもしてくるのが不思議。メンバーみんなに詳しく作品の話を聞いて紹介記事にすればよかったな。機会があればまた。

今回の9人展、都心の一等地かつ床面積的にはなかなか広めのギャラリーということもあり、結構お金がかかっています。こういう話は普段あまりしないのですが、たまには懐事情の話をするのも舞台裏的な面白さがあるかなと思いまして、収益の見込みについての話をします。

まず出展料が3万円かかっています。

これは私が出したグループ展では過去最高額ですね。

グループ展では0円～1万円ちょっとくらいの出展料が多いです。

加えて搬入出および当番日の交通費ですね。

交通費を正確に書いてしまうと特定に繋がりそうな気がするので、ざっくり5000円としておきます。

作品を郵送する場合は送料もここに加わります。今回は0です。

作品の材料費や人件費は作品価格に入ってるので、ここでは計算しません。売れなくても廃棄になるわけではないので。

そのため今回は35000円が採算ラインということになります。この金額以上の売上げを目指したいところです。

今回は作品販売にあたってギャラリー側に支払うマージンはありません。やったね。

しかしさっき要項を確認して判明したのですが、8号以下の作品に対しては売上金額の50%をメンバー間の積立金に回す決まりとのこと。しまった、私の出してる作品、屏風以外全部8号以下だ……。

ということは、7万円相当以上の作品を売り上げないと赤字ということになりますね。まじか。

今回の出展作品
□danse_macabre.exe 50万円
□カワイイカルト・レクイエム 5万円
□ゾンビのサロメちゃん 3万円
□災禍雨の咲く頃に 2万円
□アブラクサスの糸 1万5千円
□portrait(ヌードデッサン) 1万円 ×2点
□Old Fogey 額装込み 7千円 / 額なし 4千円
□缶バッジセット 1000円
□ポストカード 150円

いま出先なんで記憶で書いてますが値段間違ってたら後日サイレント修正するかも……。ゆるして……。

※2/5 追記

価格に間違いはありませんでしたが、展示コラボ企画作品『Old Fogey』を入れ忘れていたので追加しました。どうかご慈悲を…！

50万円の屏風が売れることはまずないだろうと思うので、他の7点から3つくらいは売れないと赤字ということになります。さすがに厳しすぎるので会期中に数千円の色鉛筆イラストを追加していくかもしれません。それでもきつそう。

ちなみにこの際なんで話しますが1月のハコマス展は収支プラマイ0でした。作品価格が安すぎたかもね。

去年の個展みたいな大きな予定がまだ今年はないので、もう少ししっかり考えて収益を見込める売り方をしていきたいところですね。

ALISトークンでのオーダー収益も含めれば今年は今のところややプラスです。みなさんのおかげです！ありがとうございます！

ストアの更新、長いこと止まっててすみません！

多忙になってきたため週1回のレート変更はしておりませんが、1ALIS=4円換算で営業中です！

新作の反映もなるべく早めにおこないますゆえ…！！

オーダーいただいている作品、お待たせしておりまして申し訳ありません！

バイト先の業界が繁忙期なこともあり、あまり制作時間がとれていないのが実情です😢