仮想通貨Own(オウン、CHX)って？ ICOから3倍値上がりのSTO・証券トークンオファリング銘柄を解説☆

昆布森ちゃん
2019/02/03 15:40

今回は仮想通貨（暗号資産）のOwnを取り上げてみたいと思います。

ICO時からドル建てで3倍水準、STO（証券トークンオファリング）関連銘柄として2019年注目されており、今後に期待ができるものと思っています。

なお、CHXという名称はChain Transactions（チェーン・トランザクションズ）から来ているようですね。

目次
★概要
★プロダクト、ソリューション
★値動き
★主要開発者、パートナー、アドバイザー
★まとめ
★各種リンク

★概要

◎文字での概要

エクイティマーケットを変革する分散型のシェアレジスター（株主名簿）プロジェクト。

エクイティー市場におけるサービスをワンストップで行うプラットフォーム、分散型シェアレジスタ（DSR）を運営。現状の大企業のみ株式市場にアクセスできる不公正をなくすため、未公開株の株式公募・増資などのプラン策定からプロモーション、株主総会（投票）や配当決議、優先株、ウォレット、SNSとしての機能などを1つのプラットフォームで行う。

◎通貨情報

通貨名：Own
ティッカー：CHX
総供給量：168,956,522 CHX
循環供給量：74,797,445.00 CHX
プラットフォーム：イーサリアム
マイニング：BFTコンセンサス DPoSステーキング
ICO価格： 0.00017 ETH
トークンセール開始日： 2018/3/27
トークンセール終了日： 2018/4/3
取引所：Hotbit、Tidex、HitBTC、KKCoin、DDEX、TokenJar、Switcheo
公式ウェブサイト：https://weown.com/
公式ツイッター：https://twitter.com/OwnMarket
ホワイトペッパー：2018/10/11 (V1.1)

▼公式紹介動画

マイニング（ステーキング）：こちらの記事（DPoSステーキングメカニズム、DPoSステーキングFAQ）が参考になります。最低50万CHX以上保有（＋トップ100のホルダーになる）してバリデーターノードになるとブロック生成による報酬（バリデーターノード）獲得が可能、クライアントノードはCHX保有量に応じてステーキングができるという感じかな。

★プロダクト、ソリューション

・分散型の株主名簿（Decentralised Share Register、DSR）

Own's Decentralized Share Register（DSR）を使用すると、データを効率よく働かせ、株主名簿を使用して収益機会を生み出す、より強力な投資家との関係を構築することができます。紹介動画を貼っておきます。

分散型の株主名簿を使うことで投資家の詳細を最新に保ち、機密情報を保護することが可能になります。特徴として以下のようなものが挙げられます。

特徴：
-データは自動的に同期されます
-データ詳細はリアルタイムに編集されます
-単一のユーザーが全体の権限をもつことはありません
-データは失われず、差し替えや改ざんは不可能です
-自動的なバージョン管理により完全な取引履歴を表示します
-自社のプロダクトとして加工、ブランディングすることも可能です

以上の点から、分散型株主名簿(DSR)は強力な顧客管理ツールになるでしょう♪

・金融資産セキュリティトークン化プラットフォーム（FAST）

FASTは金融資産セキュリティトークン化（Financial Asset Security Tokenization）プラットフォームとして投資家へオファリングすることで株式を売却し、いわゆるSTO（証券トークンオファリング）を可能とするプラットフォームです。

コンプライアンス、規制、政府関係など、所有者のライフサイクル全体を単一のポータルで管理できます。とりわけ、ライフサイクルイベントに対してのみ料金が発生するため、当社のコアFASTプラットフォームサービスは無料で利用できます。

特徴：
-安全なインフラ＆データストレージ
-ホワイトラベリング（自社ブランドとして利用）オプションあり
-既存システムとの簡単な統合
-すぐにローンチ可能
-価値を付加するツール（分析レポート等）の提供
-技術的な専門知識不要
-フレキシブル

特に投資家のデータ保護の観点から、パブリックチェーンではビジネス・取引データの管理、プライベートチェーンでは投資家＆個人情報データの管理を行い、2つのネットワークを使うことでデータの保護を行いつつもスケーラビリティを追求できるような形でチェーンを構築しているようです。

（参考：公式記事）トークン化の初心者向けガイド-英語

（参考：公式記事）独自のブロックチェーンを作成した5つの理由

・ブロックチェーンサービス

トークン化された金融資産にホワイトラベル（自社ブランド）をつけることが可能です。Ownエコシステムはオーダーメイドのブロックチェーンの上に構築されているので、私たちはこの柔軟性を提供することができます。

独自のブロックチェーンは、株式市場の特定のニーズに合わせて設計されています。私たちが開発するすべてのものは、あなたが顧客になじみのある環境を作りながら、資産の取引と投資家の管理をより簡単にします。

特徴：
-自社のロゴや色のスキームにプラットフォームを合わせる
-会社や投資家にセルフサービス機能を提供
-既存サービスに新しいプロダクトやサービスを追加する
-既存システムにOwnブロックチェーンを統合する
-開発者にイノベーションのパワーを付加する

（参考：公式記事）名簿からブロックチェーンへ：株主管理がどのように進化したか

・投資家アプリ（My Own Investor App）

開発する投資家アプリMy Own（マイ・オウン）はユーザーフレンドリーなスマートフォンアプリで、スクリーンをスワイプすることで、投資家に移動中の投資監視の機能を提供します。アプリケーションを介してコーポレートアクションに参加し、最新の会社の決議に迅速かつ安全に投票することが可能です。すべての結果は、それらが不変であることを保証するために、ブロックチェーンにアップロードされます。

特徴：
-持ち株の詳細を更新
-株式取引履歴を表示
-最新の会社の問題に投票
-会社の最新情報の取得
-ウォレット利用による残高確認
-会社情報の検索
-ログイン機能（パスワード入力＆生体認証）

すでにGoogle PlayおよびApp Storeでダウンロード可能となっています。

App Storeはこちら　Google Playはこちら

・プロダクト&ソリューションまとめ表

以上のようなプロダクト構成から、STO関連銘柄を以下のような比較表を利用して優位性アピールの宣伝に使っているようです。

・ウォレット開発

詳細はこちらの記事をご参照ください。

★値動き

CMCのチャートはこちら。

時価総額は（2019年2月4日現在、）15.7億円となっているようです。

★主要開発者、パートナー

【主要開発者】

CEO：Sascha Ragtschaa（サシャ・ラグシャ）氏

…16歳でSoftware Engineeringを始め、彼のキャリアの初期段階の間にいくつかのWebテクノロジーのスタートアップのために働きました。2000年にストリーミングおよびマルチメディア技術に携わり（Kirch New Media、ミュンヘン）、データ分析と金融サービスに分岐し複数のプロジェクトや事業分野でリードエンジニアとして働いていました。彼は現在、分散型金融サービスアプリケーションの新時代にこれらの機能を開発および展開し、業界で最高のエンジニアとのビジネスを創造しています。

CTO：Ermin Dzinic（アーミン・ジニック）氏

…ビジネスインテリジェンス、データ分析、ソフトウェア開発方法論、およびデータベースシステムに関する強力な専門知識の幅広い経験を持つ、技術的に洗練されたエンジニアリングの専門家。アーミンは、1998年に金融および銀行部門でキャリアをスタートさせ、世界最大の世界的な株式登録および譲渡機関でデータウェアハウスとWeb開発に焦点を当てて様々なソフトウェア開発チームを率いました。彼の直近のポジションでは、データマイニングと機械学習を使用して過去の傾向を評価し、将来の出来事を予測しながら、効率と収益を最大化するための市場動向とビジネスチャンスに関するデータの収集と分析に重点を置いた地域（EMA）データ分析ユニットを担当。

【アドバイザー】

Klaus Tschuetscher（クラウス・チュッチャー）氏 - リヒテンシュタイン元首相

「リヒテンシュタインは、強力な国際的ネットワークと長い伝統を持つ、広く認識され、競争力があり、安定した金融センターです。リヒテンシュタインのEEA加盟国のおかげで、リヒテンシュタインの金融市場参加者にもEU諸国と同じ法的要件が適用されます。FMA（国際的に認知された金融市場監督機関）と協力して、リヒテンシュタイン金融センターもまた、フィンテック業界のハブとしての地位を確立したいと考えています。

このような文脈と枠組みの中で、私はChainiumのチームをシニアアドバイザーとしてグローバル株式市場を再発明するために支援し、チームが私の経験とネットワークでヨーロッパのビジネスを成長させる手助けをすることを楽しみにしています。Chainium管理チームは、市場での幅広い経験と個々の実績を踏まえて、彼らのビジョンを実現できることに大きな信頼を寄せています。」
―クラウス・チュッチャー氏インタビューから。