人間関係に悩んだからちゃんと悩んでみた。
タイトルが少々意味不明なのはさておき、僕はここ半年ずっと、転職しようか悩んでいました。
悩んでるなら転職すればいいじゃんと思うかもしれけれど、僕の言い訳を聞いてください。
僕が転職せずにずっと悩んでいた理由は、
・子供二人と妻がいるので収入が下がる転職ができない。(生活費がトントンなので)
・スキルや実績がないので職種が限られている(福祉系なので福祉業界なら転職はできる)
・住んでいるところが田舎なので選択肢が多くない。
言い訳はこんな感じ。
うだうだ悩んでいて、でも自分の中で決断しきれない最も大きな理由が「逃げる」みたいで嫌だ。という理由です。
人間関係に悩んで仕事をやめるってなんか逃げたみたいじゃないですか。
どうせなら、めちゃくちゃ活躍して、なにかプロジェクトでもやり遂げて辞めたほうが綺麗。
よく歌手や格闘家とかが絶頂期に引退するように。
とはいえ、うちの職場ってけっこう人間関係がめんどくさいんです。
社内政治ゴリゴリの会社の仕組みなんてものは全く機能していない。
すべて、社長に媚び売って2名の上司によって好き勝手にルールが決まる。
つまり社員たちは、この上司に逆らうもしくは、気に入られなければ人事評価は最低になるわけです。
しかし、うちの職場が危機的状況なのは社員がほとんど思考停止しているため「はい!」しか言わないYESマン揃い。
それでも「逃げ」の退職ではなく、「勝ち」の退職をしたい。
そのためには、このクソみたいな人間関係を攻略してやりたい。
でも、学生の頃ってこんなことで人間関係に悩んでたっけ?とふと思いました。
あいつ嫌い、なんかむかつく、あいつに嫌われてるっぽい、みたいなシンプルな感じだった気がする。
それに比べて仕事の人間関係ってなんか複雑だよなあ、なぜだ??
なぜだろう?なぜ社長に媚びばっか売って、部下の前ではふんぞり返っているあの2人がそんなにムカつくのだろう?
自分の感情をひたすら考えてみた結果、出た答えは「承認欲求」でした。
僕が上司に対して思っていることは「たいして仕事もできないくせに、権力振りかざして偉そうにしてんじゃねえよ」です。
これを別の角度に変換すると、「僕のほうが仕事はできる。だから偉いのは僕だ」になります。
つまりこれは承認欲求の奪い合いをしているということになる、と思いました。
上司2名は、立場から物を言い、自分に従う社員から承認欲求を満たそうとする。
しかし、僕は自分より能力のない人間が偉そうにしていることで自分の承認欲求が満たされずイライラする。
なんとも醜い戦いなんだろうか。
そして重症なのは、僕は僕自身のことを能力があると思いこんでいることだ。
これを表現するには「井の中の蛙」という言葉がまさにぴったりで、一旦会社から出てしまえば僕は完全に無能だ。
なんのスキルもないし知識もないから。
しかし、この茶番で回っている職場では、能力があると思えてしまう。(実際にそのレベルの職場なので)
いつのまにか僕は上司を敵対視するうちに自分もたちの悪い人物になっていることに気づきました。
上司によって満たされない承認欲求はどこへ向かうかというとその他の社員たちに向く。
最近、なんか自分の発言に違和感を感じる、つまらいことを言っている気がする、と思うようになり、自分観察をしていたところ、最近の自分の発言の主語がほとんど「僕は、」だった。
承認欲求が枯渇しているせいか、自分の話ばっかりするようになっていた。
そりゃあ聞いている側はつまらないよなあ。
反省。。
とりあえず、自分の承認欲求を満たそうとすればするほど満たされることはないということはわかった。
むしろ、人はそうゆう人を好まない。
では、どうすればいいのか。
人の承認欲求を満たしてあげればいい、と直感的に思いました。
先に答えを出して、なぜその答えなのかを考える謎の思考回路になりましたが、おそらくこれが正解に気がする。
そこで考えた。
承認欲求を満たしてくれる人はシンプルに人から好かれるだろう。
人から好かれれば僕の承認欲求も満たされるだろう。
ということは、やっぱり色々な人の承認欲求を満たしてあげれば良いんだ!
やることは「褒める」。
応用技なんて持っていないから単純にいこう。
まずは自分から欲求をGIVEする。
承認欲求についてあれこれ考えているともらえる承認欲求を増やす方法を見つけました。
それは、ここぞという時にだけ、承認欲求を満たしに行く、ということ。
今まで、常に承認欲求を欲しがっていました。
もちろん、無意識レベルで。
だから、会話をしていても主語が「僕は、」になり自分の話ばかりだし、常にデキる人であろうとしていました。
しかし、これだと承認欲求の受け取る量が少なくなるんです。
例えば、、
普段デキる人を演じていて皆がデキる人だと思っている人が仕事で優秀な成績を収めても、「さすがです!」くらい。これでも十分だけど。
でも、普段めちゃくちゃバカなやつが同等のことをしたら「まじか!!すげえな!!やればできんじゃん!」ってなる。
承認欲求の量が3倍くらいになる。
だから、普段はバカを演じる、「僕なんもできませーん」みたいに。
そして、皆のことを褒めて敬う「○○さん、すごいよなー」と。
で、明確なミッションが与えられた時にしっかりと結果を出す。
このサイクルを回せばいいんです。
でも、ここまでの考えって結局のところ自分の承認欲求のことしか考えていない。
なんか、ダサいしセコいですよね。
そんなことで悩んでいたら、すごいの見つけました。
これは、キングコング西野亮廣さんの株式会社NISHINOでインターン生をしている瀬戸(口)さんの記事なのですが、この記事に極意が詰まっていました。
https://r25.jp/article/775276068535763250
さっき僕が考えたサイクルが、
・バカを演じる
・人を褒める
・結果をだす
この流れ。
これで満たされるのは”僕の”承認欲求。
でもこの3つ目にさっきの記事を参考に仕掛けをします。
その手順がこう。
・行動する前に人に相談をする
・アドバイス通りに実践して必ず結果をだす
・○○さんのおかげです、にする
つまり、さっきまでなら結果を出したところで自分の承認欲求をもらおうとしていましたが、ここでもさらに人に承認欲求を譲る。
瀬戸(口)さんでいうところのポイントを人に入れる。
この仕組をお金に例えるわかりやすくて、金融みたいなものです。
承認欲求という通貨を僕は普段褒めることで人にどんどんGIVEする。
さらに、仕事などのミッションで成果を出して新たな通貨(承認欲求)を発行してそれも人に与える。
人に配りまくることで、複利で自動的にドンドン僕の元へ承認欲求が入ってくるようになる。
これだ!!とおもいました。
これなら、自分の承認欲求も満たされるし、人の承認欲求も満たされる全員がハッピーなやり方だ!と思いました。
最後に、
なぜこんなに承認欲求にばかりフォーカスしているかというと、もう一つ理由があります。
それはマズローの欲求5段階説です。
図のように欲求には5段階あるという説です。
生理的欲求は、食欲や睡眠欲といった原始的な欲求で、生命を維持するための欲求です。
安全欲求は、住居などの危険から身を守るための欲求。
ここまでは、現代の日本なら完全に満たされていますよね。
飢える心配もないし、寝る環境もあるし、突然に職を失って路頭に迷う心配もそんなにない。
次に社会的欲求。
これは、社会や会社、家族、友人などのコミュニティに属することの欲求です。
この辺からポツポツと満たされている人とそうでない人で別れ始めそうですが、SNSがある現代ではある程度、この欲求を満たす環境は整っていると言えます。
そして、4つ目が承認欲求です。
ここの欲求を満たそうと苦戦している人が多分多いです。
しかし、ここ苦戦している人はすでに時代からすると遅れをとっています。
多くの人たちは次の自己実現の欲求を満たし始めています。
この5段階目の欲求こそ「好きなことを仕事に」で生きている人たちです。
今、僕たちは4段階目の欲求に生きている人たちと5段階目の欲求で生きている人たちで分かれています。
さっさと承認欲求をクリアして5段階目にいかないと時代に取り残されていくでしょう。
※この記事は「経験談」ではなく、僕の思考を記録して「メモ帳」だと思ってください。
これをこれから実践していきます。その経験談はまた後日書きたいと思います。