アニメやマンガに異世界転生の話が溢れています。
その総本山とでも言うべき「小説家になろう」の作品をここ数年、通勤時などに読んでいます。
同じような内容ばかりだろうと、前は全く見向きもしていなかったのですが、勧められて読んでみると面白いものも多いです。
基本的には完結済みの作品を読んでいるのですが、これまで読んだ中で一番好きな作品は「本好きの下剋上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜」です。
本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする? 作ってしまえばいいじゃない。目指すは図書館司書! 本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう。
「小説家になろう」より
主人公のマインはただただ本が読みたいだけです。
その「本が読みたい」という気持ちを原動力に色々と行動を起こしていくのですがなかなかうまくいきません。
魔法などもあるファンタジーの世界ですが、はじめは全くそんな要素は出てきません。
世界観がとても素晴らしく完成度が高いです。
全677部で500万字を超えており、読み応えは十分です。
書籍化もされています。
またアニメ化もされたので第一話は見てみたのですが、アニメは絵に馴染めず、個人的には読んでいたときのイメージと違っていてダメでした。
「小説家になろう」の作品はまだまだそんなに沢山読んだわけではないですが、ちょこちょこと好きな作品を紹介していければと思っています。