一昨日、「桜が咲きはじめた」と書いたところですが、この2日でさらに開花が進みました。
染井吉野(ソメイヨシノ)は一昨日二分咲き程度だったのですが、今日見ると五分咲きくらいになっていました。
昨日は大雨だったのに力強いですね。
枝垂れ桜(シダレザクラ)は今まさに満開でとても美しいです。
そして先日は写真を撮り忘れた大島桜(オオシマザクラ)も今日は写真を撮りました。
大島桜の「大島」とは伊豆大島のことで、もともと伊豆諸島に咲いていた日本固有種の桜です。
里桜(サトザクラ)と呼ばれる桜群がありますが、里桜は大島桜をもとに生み出された品種群です。
例えば、雨宿(アマヤドリ)、安行寒緋(アンギョウカンヒ)、撫子桜(ナデシコザクラ)などが里桜と呼ばれるもので、その品種の数は300とも400とも言われます。
染井吉野も大島桜が親なのだそうです。
しかし里桜とは大島桜を母にもつ品種のことらしく、大島桜を父にもつ染井吉野は里桜に含まないそうです。
染井吉野は江戸時代末期に染井村の職人たちによって生み出されたためその名前になったのだとか。
遺伝子解析では江戸彼岸(エドヒガン)と大島桜がメインのようでさらに細かい解析では山桜(ヤマザクラ)など他の桜も混じっているようです。
いろいろな品種が生み出され、桜の開花予報もニュースで流れ、多くの人が毎年花見に出かける、本当に桜は日本人に愛される花ですね。