トークンが飲食店とレビュアーをつなぐ
分散型グルメプラットフォーム
グルメ開拓者達の隠れた労働力にトークン報酬を。(SynchroLife公式より)
こんにちは、monamixです。
グルメキュレーションアプリ 「SynchroLife」(シンクロライフ) の大型アップデートが近々ありそうなので、取り上げたいと思います。
何と「SynchroLife」アプリに、飲食店レビュー投稿へのトークン報酬機能と、ウォレット機能が追加されるとのことで、6月末~7月を予定しているそうです。
(注:まだ正式なアナウンスはありません、これはあくまで観測記事です)
またSynchroLifeのトークンはERC20ベースで「SynchroCoin」(SYC)です。
以下は公式サイトでの説明です。
コンセプトは食の「ソーシャルディスカバリーサービス」
従来のクチコミサイトでお店を探す際に、「面倒くさい」「本当に口コミは正しいの?」と感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。
グルメ開拓は本来楽しいもので、人の食の価値観によってお店の評価は変わります。
SynchroLifeは「お店探しを楽しむ」をテーマに徹底的に追求したグルメフィード上で世界中のグルメ通なユーザー同士のコミュニケーションを通して新しいお店を発見することができます。
またユーザーのアクションをベースに食の価値観を学習し、人工知能を通して検索結果やお店のリコメンドをパーソナライズし「面倒くさいお店探し」から解放し「楽しいお店開拓」を実現します。
もっと簡単に言ってしまうと、「美味しいお店探しを、もっと楽しくするソーシャルアプリ」となります。
言葉で説明するよりも、実際のアプリを見てみましょうかw
「今日おすすめのお店」や「現在地に近いおすすめ」、自分の「行きたいリスト」や閲覧履歴からお店探しができたり、、、
レビュー・格付けを投稿(チェックイン)すると「いいね」やコメント、「行きたいリスト」追加などのリアクションを得られたり、、、
フォロワーのフィード、「今人気の投稿」フィード、新人さんのフィードといった分類があったり、、、ランキングや称号・経験値・ミッションなどの楽しめる要素もありつつ、、、
、、、といった感じです。
現在の「SynchroLife」アプリはグローバルβ版で、日本語・英語・中国語・韓国語対応となっており、世界展開を視野に入れて開発されています。
SynchroCoinトークンはグルメ開拓者への報酬、デジタルクーポン購入、加盟店での利用金額の決済、加盟店の広告販促活動などの利用で流通し、グルメ市場での新しい経済圏を作ります。 (SynchroLife公式より)
(画像はSynchroLife公式より)
極めてシンプルな循環型のビジネスモデルになっています。既にアプリが公開されていてユーザがいますので、次回のアップデートではユーザとサービス間のルートが実装されることになると思われます。
最終的にユーザの立場では、
・有益な投稿にトークン報酬が与えられる
・有益な投稿に対するチップ(投げ銭)をもらえる
・SynchroLife内のサービスにトークンを使える
・サービス加盟飲食店で使えるデジタルクーポンをトークンで買える
・サービス加盟飲食店でトークンや仮想通貨を支払いに使える
・サービス加盟飲食店での利用に応じてトークンをもらえる
こういった使い方ができそうだと見えます。
また公式のロードマップによると、1年後には「暗号通貨・トークンwallet連動のデビットカード」というかなり野心的な目標があります。
投稿の文字数はたった240文字と制限がありますので、食べログみたいに好き勝手長文を書きまくれる訳ではありません。
あと、ジャンル・カテゴリ分けも大まかで微妙、、、また基本的にユーザが少ないので、掲載店舗数が圧倒的に足りていません。
そして「β版」なので、思わぬバグや変な挙動があります。(少しずつ良くなってきていますが)
ですので、ウォレット機能の実装があっても、あまり多額のお金は入れないほうがいいです。
と言うわけで、食べログ・ぐるなび・Retty・favyといった類似先行サービスの至れり尽くせり感と比べると、かなり物足りなさを感じますので「お客様気分」のユーザにはツラいと思います。
逆にユーザやレビューが少ない分、未評価・未掲載のお店をどんどん自分で開拓していってレビューしまくるという、今のALISに近い形での先行者利益が期待できるのではないかと考えています。
現在SynchroCoin(SYC)は非上場です。
、、、、、というか、トークンは取引所に上場しないといけないなんて決まりはありません。
しかしながら、かつてから現在に至るまで、公式ページにもホワイトペーパーにも「上場」の二文字はありませんが、「上場しない」とも言っていません。
唯一、上記のビジネスモデル図の下に小さく「取引所」の図が載っています。
これをどう解釈するかは、皆さんにお任せします。
いっぽうで「非上場」というやり方は、トークン価格とホルダーのロイヤリティの維持、仮想通貨関連法規制への対応に余計な労力を割かなくていいという、プロジェクト上のメリットがあります。
SynchroLifeはSynchroCoinのクラウドセールを昨年9~10月に行いましたが、約2700万円(当時)しか調達できませんでした。はっきり言って「不人気」でした。
ですが、同時期に100億集めて×××××××××になったところなんかよりも、こういった地道で真面目なプロジェクトに成功してほしい。
いよいよ動き出す、日本発世界基準のトークンエコノミーのチャレンジ。
こっそり 「SynchroLife」 応援しています、、、 壁 |∀`) チラッ
(06月28日追記)
SynchroCoin公式より、公式Twitter/公式Mediumにて今後のサービス展開についてのアナウンスがありました。
【シンクロライフ メジャーローンチのお知らせ】世界初のグルメレビュアーへトークン報酬を与えるグルメSNSサービスへ (SynchroCoin公式Medium 2018/06/27)
アップデートどころか、正式版リリース宣言と捉えていいのでしょうかw ビックリです。また取引所上場の意思もあることがハッキリしましたね。ますます楽しみになってきました!
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