皆さんこんにちは
毛根女子でございます
いよいよハロウィンの季節がやって参りましたね。ALISでも秋祭りと題し、怖い話大会が本日より始まりました。
皆さんもちんちん振るってご参加してくださいね。
それでは私の体験した怖い話、ぜひぜひオムツを装着してからご覧ください。
投稿者:はなげーん
これは、私がまだ幼稚園生だった頃のお話です。
その日はいつものように兄二人母私の四人で買い物に出掛けました。
行き先はもちろんみんな大好きイ○ーヨーカドー
こじんまりとしたゲームセンターでコインゲームを楽しみオモチャコーナーを散策。そんななんてことのない日常が幼稚園生の私には楽しくてしょうがありませんでした。
楽しんでいると母が言いました
「お母さん夕飯の買い物行くけどあんたたちゲーセンで待ってる?」
兄たちは即答で「待ってる」と答えしょうもないコインゲームに夢中になっていましたがなにせ私は幼稚園生。遊んでたい気持ちはあるのですが母がいなくなるのは不安でしょうがない。
さらにそのヨーカドーには度々変質者が現れていたのです。昔兄がUSAと書かれたtシャツを着ていたことがあるのですが、その変質者が兄のtシャツを見るなり
「USA!USA!USA!」
と騒ぎだしたのです。今の私なら「なんだ野生のISSAか」ですむ話ですがなにせ当時の私は幼稚園生、化け物にでも遭遇した気分でした。
そんなわけでゲームセンターに後ろ髪引かれながら私は母についていきました。
ひとしきり買い物を終えた所で私は母にお菓子を買っていいか尋ねました。答えは当然YES、あんた最高だぜ。
当時お気に入りのお菓子「やんやんつけ棒」をゲットし、スキップしながら母を探す私
しかしどこを見渡しても母がいない。ふとレジを見ると台で母がすでに袋に荷物を詰めているじゃありませんか。
「わいのやんやんつけ棒どうすんねん!!」
怒りにうち震える私、ひとまずやんやんつけ棒を棚に戻し光の早さで母に抗議しにいきました。
「ちょっとまだお菓子買ってないじゃん!」
しかし母は一切返事をしません。手早く袋に荷物を詰め足早に歩き始めました。
「え?お母さん!」
私は母に着いていったのですが異様に歩くのが早く、私は完全に小走りになっていました。
母がなぜかは知らないが怒っている。当時の私はそう思いました。
しばらく母に着いていくと母は憩いの地イトーヨーカドーを出ようとしたのです。
しかし兄たちはまだゲームセンター、ましてや車で来てるので駐車場ならエレベーターのはずなのだがなぜか母は正面入り口から出ていこうとしていたのです。
「お母さん!どこいくの?!」
私の問いかけに母は気づいてくれません。徐々にスピードを増していく母、必死に着いていく私は半べそをかいていました。
泣きそうな私を突然背後から何者かが引っ張りました。
「うわっ」
慌てて振り替えるとそこにいたのは兄でした。
「お前どこいくんだよ、お母さん探してたぞ」
なに言ってんだこいつ案件である。
母はここにいるではないかと訴えるより先に私は引きずられていきました。
兄に引きずられた先には確かに母がいました。なぜ?
「あんた突然いなくなるのやめてよ~」
紛れもなく母である
その時私はなんだかとてつもなく怖くなり母にも兄にもいま起こった出来事を話せませんでした。
先ほど見た母は?
ただの他人の空似だったのだろうか?
あの時兄が私を見つけていなかったらどうなっていたのだろうか?
いまではもう分かりません
余談になりますが私はたまにしか実家に顔を出さないのですが、この間、実家に寄ったときなんだか母の雰囲気がいつもと違う気がしました。
もしかしたら、入れ替わってしまったのかも、しれませんね。