もずく・Ð・図解屋です。
最近忙しくて図解記事は全然進んでません。
忙しいといっても毎週の講義準備しかしていないから世の大学教員の20%くらいしか仕事してないんだけど、そのぶん、1歳と4歳になった娘たちのために時間を使っている感じ。
比較的自由な仕事環境にあぐらをかいてセルフ育休を取っている状態です。
でも、育休なのでALISよりも育児(家事)優先。
さて、図解記事は重いけども、タイマアタックはテキストだけなのでサラリと参加します。書くだけって素晴らしい。
大麻については詳しく調べてはいないけれど、まあ無難な情報源として厚生労働省のサイトのデータをざっくりと見てみました。(そしてもう忘れました)
大麻に関しては色々な情報が錯綜していますが、その理由は、
1. 大麻の種類や部位、摂取方法によって含有される成分(特にTHC)がかなり異なる
2. アルコールのように正確な「濃度測定方法」がない(らしい)
3. 大麻を禁止したい/推進したい背後の思惑が研究にも及んでいる
というような感じらしい。
3番目については、代替医療を痛烈に批判する人が逆に論文を過信していたりするけど、研究の多くは(ビジネスに関わる領域は特に)どこかしら営利団体から資金が出ていて、研究は中立といいつつスポンサーは無視はできないものなんですよ。
そして、実験結果なんて統計のマジック(と実験計画のマジック)でどうとでもできる…というのが実情だと思います。
かといって根拠なく何かを盲信するのはもっと危険ですけどもね。信じられそうな情報(とその確度)を見極める目を個人が養うしかないと思います。
で、最近になってもまだまだ情報が更新されつづける大麻ですが、なんとなくの傾向として以下のような薬物でありそう。
・大量摂取しないかぎりは煙草やアルコールと比べて特段危険な薬物ではない
・依存症については煙草やアルコール、砂糖と大して変わらない(たぶん)
・乾燥大麻の場合、煙草と同様、副流煙による非喫煙者への悪影響はある
・煙草と比較されることが多いが効果はアルコールに近く、運転は危険
・青少年や妊婦の摂取は危険
私の中での大麻は、超ざっくり言うと「煙草とアルコールの折衷薬物」といったイメージです。
私自身、アルコールは嗜みますが、煙草は吸いません。医療大麻には期待していますが、嗜好品としては(気管支が弱いので)合法化されても吸いません。
私の立場としては、自分には必要ないけど、こちらに迷惑をかけないなら他人が摂取することに対して別に反対はしないよ…という意味で、大麻賛成派ならぬ大麻容認派です。
ただし、上に書いた大麻の特徴から、次の制約が満たされるならば容認する…という条件付きです。
・摂取可能な条件を「アルコールの条件∪煙草の条件」とする
・20歳未満と妊婦は禁止
・分煙されていない場所(自宅ベランダ含む)では禁止
・家庭内でも子どものいる環境では禁止
・THC濃度が一定以上の状態での運転は禁止
さらに以下の二つの条件が加わるなら、大麻合法化には大いに賛成します。
1. エキスを含んだガムの形にするなど、非喫煙者に害が及ばないようにする
2. 大麻認可の代わりに煙草を禁止する
3. THC濃度が一定以上高い品種は禁止する
私の周りには煙草を吸う人が結構いらっしゃるので普段は煙草嫌いを明言しないのですが、以下のような理由から実は煙草がとても苦手です。
・気管支が弱く、煙をたくさん吸うと喘息っぽくなる
・狭い店だと副流煙で呼吸がしづらくなって不安になる(パニック障害持ちなので)
・食事中に煙草の匂いがすると料理の味がわからなくなる
・4歳~12歳まで通っていた個人託児所の人が超ヘビースモーカーで、小児喘息と鼻炎に悩まされた苦い記憶がある
分煙は進んでいますが、最近流行りの子ども受動喫煙保護条例?のせいでマンションのベランダ喫煙が急に増えて困ってます。
自分の家族には喫煙者がいないのに毎夜すごく煙草臭いです。うちには乳児も幼児もいるのに…
とまあ、受動喫煙の問題は大麻になってもたぶん同じなので、大麻を合法化するなら副流煙のない大麻エキス入りガムにしてほしいんですよね。
大麻って大麻樹脂とか液体大麻といった形状もあるので、ニコチン入りガムでは煙草の代わりにならない…という人も、大麻エキス入りガムなら許せる…という人が多いんじゃないかな…と。
念のため補足しておくと、きちんと分煙を守って携帯灰皿も持ち歩いている喫煙者に対してはまったく嫌悪感等はございません。
あと、私はもう老い先も短いおっさんなので、私の前では遠慮なく煙草を吸っていただいて大丈夫です。(狭い店内のときは不安になるのでちょっと困りますけども)
大学院時代は自分が吸いもしないのに先輩と連れ立って喫煙ルームに行き、そこに集まった人たちの話も楽しんでいました。
煙草を吸う場面で生まれるコミュニケーションには価値があると思っていて、たまに副流煙を吸うだけなら、そのコミュニケーションのほうを選ぶということです。
最近は加熱式たばこや電子たばこに切り替えた人も増えてきましたしね(ちなみに無害ではないです)
ちょっと横道に逸れましたが、もう一度まとめておくて、私は条件付きで大麻容認派であり、煙草と引き換えなら大麻賛成派です。
最後に、大麻が麻薬であることを猛アピールする警視庁のポスターを読んで一言:
そこまでいうならアルコールと煙草と砂糖も禁止にしようよ、医療費とかむっちゃ削減できるぞ