セルライトとは...?
セルライトはよく脂肪と勘違いされやすいですが、脂肪ではなく脂肪細胞の周りにこびりついた老廃物のこと。
図のように、脂肪細胞のまわりには毛細血管が張り巡らされており、脂肪細胞と毛細血管の間にリンパ液が存在します。本来セルライトは無いものですが、食べすぎや運動不足により摂取カロリーが消費カロリーよりも上回ってしまうと、余分な水分や老廃物が脂肪細胞にこびりつきセルライトになるのです。
このセルライトが付くことで、周りの毛細血管が圧迫されて血行不良になりむくみにつながります。さらにこのむくみも放っておくと、どんどん脂肪細胞自体が大きくなり、肥満になってしまうのです。
厄介なことに、セルライトは一度付いてしまうと、自分の力ではほとんど落とすことができません。
そこで、自分の努力だけではなかなか痩せられない…という方の手助けをしてくれるエステサロンの機械と技術をご紹介します。↓↓
☆キャビテーション☆
最近痩身でよく使われている「キャビテーション」とは、特殊な超音波を肌に当て、非常に細かい振動を与えることでセルライトをやわらかく分解し液状化して、液状化した老廃物を血液やリンパ液にのせて最終的に尿や便、汗と一緒に体外に排出させるというものです。
体外に排出された老廃物は元には戻らないので、リバウンドもしにくいのです。
特に、筋トレや食事制限だけではなかなか痩せにくいお尻周りや下半身の部分痩せに効果的といわれています。
そもそもセルライトは、バターや肉の脂身と同じで、冷えて固くガチガチの状態では燃焼できません。
まずは固まったセルライトをやわらかく分解することが、非常に重要なのですね。
特にセルライト多い人ほど表面からの分解を定期的に繰り返して減らしていく必要があるので、週に1回〜2週に1回ペースで回数を重ねるのがベストです。
より効率よく効果を出すためには…
①キャビテーション直後にハンドマッサージも行うこと
キャビテーションでせっかくやわらかく分解した老廃物も、何もせず外に出せなかった場合またもとの場所に戻ってしまいます。
その為、なるべく早く老廃物を外に出すために、分解した物を素早くマッサージの効果でリンパ節に流し込み排出をうながすのが大事です。
②施術後は水分をたくさん摂るようにする
①でも説明したように、キャビテーション後はデトックス効果が高まります。水分をたくさん摂ってお手洗いの回数を増やす事で分解した老廃物が排出しやすくなります。
理想は常温の水を飲むことです。デトックスだけでなく、血液もサラサラになり代謝がグンと上がります。汗の出もよくなり一石二鳥ですね。
③施術後の食事は時間をあけ、控えめに
できればキャビテーション後は2時間以上空けてからの食事をオススメします。
マッサージや運動後もそうですが、摂取したものの吸収がとても良くなりますので直後に食事をするといつも以上に身体に吸収してしまうのです。
できれば、糖質や脂質の多いメニューは避け、野菜やタンパク質中心のヘルシーな食事を意識しましょう。アルコールも老廃物の分解の妨げになるので、当日はなるべく控えましょう。
④施術から3~4日は積極的に汗をかき身体を動かすこと
キャビテーションの効果は、施術から3~4日は持続します。その間はいつもより代謝も上がり脂肪が燃焼しやすい状態です。
なので、半身浴をしたり、軽い筋トレや有酸素運動をするのがとてもおすすめです。
時間がない場合は、ストレッチやお風呂に入りながらの簡単なマッサージだけでも効果的です!なるべく最大限効果を出すためにぜひ意識してみましょう。
※注意点
サロンによっては、週に2~3回ペースなど頻繁な施術をすすめるところもあるようですが、キャビテーションはやわらかくした老廃物を肝臓や腎臓で分解して外へ出すものですので頻繁流し過ぎたり、長時間に及ぶ施術を行ってしまうと当然内臓に負担をかけてしまいます。
それによって1回1回の効果も出づらくなったり、今後の健康状態に影響が出てはいけませんので時間は一部位20分程度、ペースは多くて週に1回程度と覚えておくと良いでしょう。