2019年が幕を開けて、はや2週間が経った。
今年からついに”ゴールデン・スポーツイヤーズ”が始まった。
「ゴールデン・スポーツイヤーズ・・!?」
首をかしげる読者も多いかもしれない。スポーツ界では頭文字を取って通称『GSY』と呼ばれるゴールデン・スポーツイヤーズとは一体何なのか!?
この2019年から始まる3年間は、
と、世界規模のメガスポーツイベントが日本で集中・継続的に開催される。これがゴールデンスポーツイヤーズと呼ばれるスポーツの黄金期間である。文字どおり世界でも類を見ない黄金の3年間であり、日本の歴史だけでなく、世界の歴史においても過去に例がない極めて稀な数年間となる。
これだけのイベントが3年連続で開催される機会を最大活用して、日本の再生、成長戦略、少子高齢対策、インバウンド、地方創生などにどうやってアクテベーション(活用)していくか。スポーツ界だけでなく日本全体の課題となっている。
単なるスポーツイベントとして3年間を終わらせれるか。それとも「スポーツ立国JAPAN」として全く新しい成長戦略を施策として、この国を次のステージへ引き上げることができるか。また、スポーツビジネスにおいてアメリカや中国をも凌ぐ国となれるのか。課題とビッグチャンスの交差する期間になるのは間違いない。
一過性のイベントとして終わらせないために、何が必要で、何が課題で、最適解をどうやって見つけていくか。そして施策を実践するためのオリジナルのソリューションは何かを徹底的に模索していく。議論や仮説と検証の繰り返しの3年間ともなるだろう。
しかもこのGSY、3年間で終わらないかもしれない。
2025年の大阪万博開催を含めると、日本サッカー協会が大会招致に手をあげている2023年サッカー女子W杯(決定すれば大会オペレーションもあり、2022年にサッカー女子U-20W杯も開催される)や、2030年の札幌冬季五輪なども水面下では動きがあるとされている。すべて実現すれば今年から30年までの12年間にわたってメガイベントの開催国となる。
すでに2026年の名古屋市及び愛知県でアジア競技大会の開催は決定しており、他にもアジア規模の大会開催は枚挙にいとまがない。
もしすべてが実現すればだが、この国は確実に次のフェーズに上がることになるが、同時にそんなに簡単な話でもないだろう。日本で初めてのブロックチェーンベースのソーシャルメディア・ALISの記事では、特に2021年以降のスポーツ界で次世代に向けて挑戦する個人、組織、国、地方自治体のイノベーターやプロダクトを機会ある時に取り上げていく。
果たしてGSYが終わった時、この国はどう変わっているのだろうか?
世界のスポーツ界でも前例のない歴史的な3年間は、すでに始まっている。
(了)