5/29深夜 末尾にTCGverseからの説明ポストへのリンクを追記しました。
こちらにあるTCGC流動性強化キャンペーンについて、私が3月末頃から確認してきた事実と、ほんの少しの私見を時系列に沿って挙げていきます。
①本投稿はCryptoGames社、TCG Verse、Oasysなどを批判することを目的としていません。本投稿を根拠とした誹謗中傷はお控えください。
②私と複数の協力者がTxをもとに確認した事実を挙げます。
③また、事実をもとに推測されること、我々の極力客観的な視点での意見も一部含まれます。我々の認識に誤りがある場合があります。予めご了承ください。
TealSwap(OasysチェーンのDEX)でのOAS-TCGCプールのLP量に応じて3ヶ月かけて9.95万OAS(当時時価150万円相当)を報酬として配布するキャンペーンの主体であるCryptoGames社やその代表である小澤孝太氏が、キャンペーン報酬の大部分(当初半分以上)を自社で回収しようとしていました。
私自身キャンペーンに参加しているので、最終日までシェア率が変わらなかった場合、報酬が半減(おおよそ1.5万OAS(時価15万円)ほど減額)していたことになります。
※一言でまとめるために一部詳細に事実と異なる部分があります
まずはキャンペーンについて。
Tealswapの TCGC <> OASプールに流動性を提供しているユーザーに、Multi Farming機能を活用して、報酬としてOASが付与されるキャンペーンを実施します。
✅期間:2024年3月26日 ~ 6月26日
✅報酬総額:99,500 $OAS
とあります。
これで理解できる方はそのまま読み進めてください。
簡単に言うと、「OAS-TCGCペアでLP組んでファーミングすると報酬がたくさんもらえる!」というキャンペーンです。
よくわからんという方はこちら↓の別記事をどうぞ。んぺなりに咀嚼してざっくり解説しています。
本題。
3/27
キャンペーン告知
んぺ有り金投入
ファーミングする他ユーザーのアドレスの監視を開始(この時点ではただの興味本位)
3/28 15時ごろ
アドレスAが27万LPでファーミング開始 当時のシェア率53.0%
3/28 17時ごろ
んぺがアドレスAに気付き、協力者とともに調査を開始(この時点でもただの興味本位)
3/28 21時ごろ
アドレスAがCryptoGames社のものである可能性が示唆された(後述)ため、その場合になんらかの不法行為にあたらないか確認していただけるよう弁護士へ依頼
3/29
弁護士から「不当景品類及び不当表示防止法第5条2号の「有利誤認表示」に該当する可能性が極めて高い。」との見解をいただく
(「9.95万OASを配布するキャンペーンと告知しているが、そのうち半額を自社で回収し、実際には半額相当しか配布しないものだった」、つまり「実際よりも著しく有利であると偽って宣伝した」という点が該当)
4/2
CryptoGames社 小澤孝太代表へDM(以降省略しますがDMラリーは何度か続きます)
おおまかな内容
・アドレスAがCryptoGames社のものである場合、有利誤認表示にあたる可能性がある
・アドレスAをCryptoGames社のものと考えている根拠
・炎上させたがるような人に見つかる前になんらかの対応をして欲しい
4/2-4
アドレスAがファーミングを停止
アドレスAがアドレスBへ15万OASと20万TCGC(時価総額350万円相当)を送付
アドレスBがファーミングを開始
2022年12月にアドレスDを経由して(後述)アドレスAから500万OASを受け取っているアドレスCがファーミングを開始
アドレスAが再度ファーミングを開始
アドレスA,B,Cの合計LPシェア率57.6%
4/16
Oasys法務担当へDM(以降省略しますがDMラリーは何度か続きます)
内容
・状況の説明
・Oasysとしての見解を伺いたい
・CryptoGames社へ進言して欲しい
4/22
アドレスAがファーミングを停止
アドレスB,Cの合計LPシェア率44.3%(停止前は50.6%)
4/25
Gitbook更新
5/10
アドレスCがファーミングを停止
アドレスBのLPシェア率30.5%(停止前は47.0%)
5/17
アドレスBがファーミングを停止
5/22
アドレスDがファーミングを開始 当時のシェア率21.4%
5/26
Gitbook更新
以上が私たちが確認している事実です。
ただ、追加したという約2.5万OASは、現時点ではなんだかうまく報酬に反映できていない?ようです。ここはちょっと詳細不明です。
「法的に怪しいし信用問題になるから会社のアドレスならファーミングやめてくれ」と代表に言ったら別のアドレスに資金移してファーミングを続けたのでOasysに相談したら会社のらしきアドレスではファーミングやめてすでに得た分は報酬プールに還元してくれたけど代表個人のアドレスではまだファーミングしてた(5/28時点)けどそれもファーミングやめて得た分は報酬プールに還元するらしい(5/29時点)
です。
本投稿はなるべく私見を排したものにしたいのですが、いくつか補足しておきます。
DebankとTofuとOpenSeaという3つのサービスを利用し、アドレスAの保有資産を確認しました。
TCG Verse関連のトークンを多数保有しており、その他のトークンはほとんど保有していませんでした。
また、
2022年にアドレス①が100億OASをミント
同月にアドレス①が38億OAS(コミュニティ・エコシステムにあたるアロケーション分)をアドレス②へ送付
同月にアドレス②がアドレスAへ5,000万OASを送付
という流れで、5,000万OASという一般個人では容易に持ち得ない量のOASを、一般個人がOASを入手できない時期に受け取っています。
すなわち「Oasys運営からコミュニティ・エコシステムのアロケーション分のうち5,000万OASを割り当てられている事業者」であろうことが推測できます。
ちなみに一般個人がOASを入手できたのは最速で2023年4月のことです。
以上、
・Oasys発足当時からある程度の立場を確立している事業者
・TCG Verseに関連が深い
・その他のチェーン、Verseにはほとんど関連、関心がない
ということから、アドレスAはCryptoGames社が管理するものであると推測しました。
小澤代表個人のアドレスです。その根拠は以下2点です。
・小澤代表本人が購入したと2023年10月に公言したNFTを購入・保有している
・小澤代表本人が個人のアドレスであると主張している
後者については、CryptoGames社のメインタイトルであるCryptoSpellsのガバナンス投票(ウォレット内のTCGC枚数で投票を行うもの)が実施された2023年にこのアドレスからの投票が確認され、ユーザーからの指摘に対して「会社の資産ではなく個人で買い集めたTCGCで投票している」という旨の発言がありました。
資金の流れとしては
アドレスA(CryptoGames社アドレス)からアドレスD(小澤代表個人アドレス)に500万OASを送付
アドレスD(個人アドレス)からアドレスCへ500万OASを送付
となります。
こちらも2022年12月と、やはり一般個人がOASを持つことができない時期です。
ちなみに本投稿はこの行為そのものの是非を問うものではないのですが、この一連の送付の流れ(一般個人が入手できない時期に個人アドレスへ送付したこと)が時期的に問題ないのか少し気になります。
あまり詳しくなくよくわかりませんので、有識者がいらっしゃればコメントいただけると幸いです。
この部分ですね。
私もそう思います。
流動性提供とファーミングは別のTxを通す操作ですので、ファーミング報酬は受け取らず流動性を提供することも可能です。
流動性提供とファーミングの操作はPCで何度かやりましたが、流れで2Txとも通してしまう設計でもありません。
むしろ気を付けていないとファーミングしないまま(流動性提供しただけ)になってしまうようなものです。
よって、あえてその選択をしなかったことから、流動性を増やしたかっただけという線は無いかと思います。
原則として私と小澤代表のやり取りで話は進みましたが、互いの主張が平行線気味でどうにもならなかった際にOasysにご相談させていただいたところ、事態の解消に向けてとりなしていただけました。
理想を言えば私のような素人ではなく事業者間のやり取りで解決して欲しかったんですが、(OASというトークンが使用されていただけで)当事者とは言いがたく、ご対応いただけただけでもありがたいと考えています。
補足終わり。
DMの内容についてはなるべく公開しないつもりでいますが、必要に応じて開示したいとも考えています。
要望があれば公にご連絡ください。
(要望があれば公開することを約束するものではありません)
TCGverse公式Xアカウントより説明がありました。