バオウです。
NYダウが下落したから、仮想通貨市場が暴落しただのどうのこうの話を良く耳にします。果たして本当なのかどうなのかを簡単に調べてみました。数学的に相関まで求めてません。あくまでざっくりと傾向を把握するための調査です。
◆FREDより算出した日経平均(n225)とNYダウ(DJNA)の価格推移
上記画像はpython(プログラミング言語)を用いて算出した日経平均とNYダウの時間推移グラフです。横軸に時間を、縦軸に価格を示したものです。ただし注意が必要なのはNYダウはドルを単位としていますので、
表示価格×108(2018/05/31時点の価格)が日本円相当の価格となります。それはさておき、2つのグラフは本当に良く似た推移を示している事がわかります。NYダウが落ちるから、本日の日経平均も下落するぞ!って予想は間違いではなさそうです。もちろん確率の問題なので落ちないときもありますが。
◆規格化した状態でのグラフ形状比較(仮想通貨市場 vs 株式市場)
続いてお待ちかねの仮想通貨市場と株式市場の推移比較です。
仮想通貨市場と株式市場では市場規模が違いすぎる為、価格比較はほぼ無意味だと判断しました。よって、指定区間内での最大値で規格化する事によって、波形的に見て推移に相関があるかを見てみました。
結果として、仮想通貨市場は(長期的に見て)株式市場に影響されない、独立したものであると判断できるでしょう。
だって、どうみても単独で右肩下がりだから。笑
ちなみにグラフ中に途切れている部分があるのは証券取引が行われていない為欠損値があるからです。あえて空白のまま載せています。
結果から判断して独立市場といえるでしょう。もちろん、短期的に見て、NYダウや日経平均の好景気に後押しされ、フィアットの流入が生じる可能性はあるかと思いますが、グラフから判断する限り、長期的には独立市場であると判断できます。よって、NYダウが上がったから、明日の日本時間の仮想通貨市場は盛り上がるぞ!?っていう過度な期待は持たない方が無難といえるでしょう。
今回は以上です。ありがとうございました。
by バオウ\(^o^)/
書いた人 バオウ@twitter
過去記事一覧はこちらから
前回/前々回の記事