とりあえず改めて知識を確認しようと、
googleさんに「web3.0」と検索してみました。
すると上から3番目に
もずくさんの
がヒットしました。
もずくさんは凄いです。皆さん読みましょう。
情報は完全にお金の時代になりました。
厳密には昔からこの図式はありましたが、通信速度の向上によりビジネスとして更に利用しやすくなりました。
Amazonを筆頭に皆さんが普段から利用しているFacebook、Twitterなどのサービスは非常に便利です。ですが各サービスを介した利用履歴や好みなどのデータは各会社が管理している中央集権のサーバーによって、勝手に「情報」が蓄積されている現状があります。
個人情報は顧客の購買意欲などのデータも含めて非常に大事な資産です。
大企業によるデータ管理は安全とされていますが、本当に安全かどうかはもちろん分かりません。そして集められたデータが、ビジネスとして大企業に勝手に利用されています。
「Web 2.0」にはこのような側面があります。
この大企業に寡占された情報を個人に返そうとする動きが「Web 3.0」であり、
ビットコインの考案者であるサトシナカモトの理念と類似しています。
詳しい説明はもずく先生の以下の記事にあります。
非常に参考になります。
最も期待している点として、例えばALISで得られた評価を他のアプリサービスでも連動して使えるなどの信頼値の流動を期待しています。
Web3.0による中央集権を排した、ブロックチェーン分野を用いた評価システムが機能し始めたとすると、そこからは「評価経済」が待っています。
実力主義志向の人間はそのような風潮を嬉々として、新しい経済を迎え入れると思います。が、事なかれ主義の大衆の声は反対意見が多いような気もしています。
なぜならば一つのサービスで悪評価を連発すると、悪評価を全て他のアプリで連動することになるからです。
トークンエコノミーには非常に興味があります。
以前に記事も書いています。
厳密にはクリプトを介したクリプトークンエコノミーです。
(もずくさんや億ラビットくんの言葉をお借りしました)
ここからは少し個人的なお話をします。
興味のない方は、点線後まで飛ばしてください。
とけいは文芸に興味があり、新しい経済にも興味があります。
そこで考えたことは、クリエイターとトークンエコノミーの共存でした。あくまでユーザーとして新しいサービスを利用して考えていきたいと思っていました。が、今の現状ではまだまだ発展途上であり、ユーザーでありながら仕組みづくりにも興味を抱くようになっていきました。
さて、ALISでも一度起こった著作権問題。
この事は物書きとしては非常に由々しき事態です。
ALISよりも悪意はありませんでしたが、上記のような事件は他の類似アプリでも実は発生しています。
それもかなり黒に近いグレーの形で、「オマージュ」などの表現で他人の小説をあたかも自身の作品として公表するといった方法でした。
ちなみに事前の許可依頼などはなく、盗用された方はかなり怒られていました。
この場合、事前に承諾依頼をすることは絶対だと思います。
ここで、仇になるのが「中央集権」の不在です。管理者が厳格なルールを決めているとしっかりとした線引きがあり、ユーザーもルールの線引きが分かりやすいです。
作品を守るという意味では、その方がより安心して使用できます。
一方で「Web3.0」に近いメディアはなるべく自主性や自律性を重んじ、関与を避けようとします。
また芸術という難しい分野であることも災いして、
「当事者同士の話し合い」での解決を求めているケースが大多数になることでしょう。今後出てくる新サービスも、おそらくこのような方式を取られると思います。
そういう意味では中央集権を排除するなら、その代替の仕組みが中央集権なみに機能していないと、サービスとして成り立たないと考えています。
セキュリティーや権利の部分がしっかりしないと
悪意だらけユーザーの巣窟になる危機感を、ユーザーとして利用して感じました。
他の方の「Web3.0」の記事を読んで、知見をより深めていきたいと思います。