お久しぶりです!天才ゼブラハットハッカーの億ラビットです。前回の投稿から2ヶ月以上空いてしまいました。
暫く離れているうちにALIS界隈にも色々あったようです。オープンβが公開されたり、そして何よりALISトークン最大の取引所であるクリプトピアがGOXしてしまいました。
さて、日記を書いていなくても実はALIS関連のサードパーティサービスを色々と開発しているのですが、今日はそのうちの一つを紹介したいと思います!
名付けて
です!
事の経緯は、クリプトピアGOXに遡るのですが、天才ハッカーがいるプロジェクトからトークンをハッキングするなんてたいした度胸だ、これは宣戦布告されているに違いないと思いハッキングされたトークンの動向を調べて見たんです。
皆さんお馴染みのイーサスキャンを使いました。
もちろん分かる人には分かると思うのですが、そしてとても便利な事も理解できるのですが、例えば今回のようにALISトークンだけの動向を追おうとした場合なにしろ使いにくい!まあ、プログラミング書けば一発で情報収集はできるのですが、一般人が使うブロックチェーンエクスプローラーとしてはとてもわかりにくいです。大きな問題点は3つ
まあそれがイーサスキャンの素晴らしいところで上記のリンクのように各トークン専用のページももちろんあるのですが、あまりわかりやすくない。。。
例えばこれがアリストークンのコントラクトのアドレスですがウォレットなども全てこの42文字の暗号ですね。これはどこのIQ200天才児がぱっと見で気持ちよく認識できるのでしょうか?トークン移動をこんなアドレスで表示されてもプログラミングを使わない限りスムーズに動向を終えません。
色々な方法を試みましたが、イーサスキャン上でALISトークンの歴史を全ての数字の辻褄を合わせて追うにはこのデータを解析するしかないですね。何万件も続きます。
このハッシュ化された情報をどこの天才非エンジニアが解析できるのでしょうか。。。
ということで上記した問題点を解決して手軽にハッカーの情報やALISトークンだけの動向を追えるようなサービスを作りました!
ALISトークン専用のブロックチェーンエクスプローラーです!
上記した暗号のようなALISトークンスマートコントラクトのイベントログがこのように変貌します!
そして良くご覧下さい。普通の人間が認識できると思えないハッシュ文字列を自動的に日本の歴史上の人物に置き換えて見ました!数字の単位もわかりやすく修正!なので、
0xsa2343432wijiosjfij..... => 0x423wr432kjfkl.... に14248912498448297 ALIS送金
といった謎の記録を。
と簡単に認識できるようになりました。さらに各アドレスハッシュから自動的にアイコンを生成してビジュアル面からもわかりやすく!
こんな感じで全員違う顔が自動生成されます。これはアドレスのハッシュに基づいて一定のアルゴリズムで生成しているので、同じアドレスからは同じアバターが生成される仕組みです。
GOXしたクリプトピアが悲しげに泣いているのはたまたまです(笑)。
一応このオープンソースライブラリーを使わせてもらってます!
https://github.com/fangpenlin/avataaars
ALISトークンの全保有者(現役3500以上、歴代10000以上)も全て確認することができます。ALIS運営や取引所など名前がわかっているアドレスは歴史上の人物ではなく実際の名前で表示してます。
ALIS始まって以来のトークン枚数を変動させる重要イベントはこちら
下の二つのバーンは知る人ぞ知る、あのお方ですね!
数字が我ここに在りを物語っていますね!
各アドレスの個人ページはこちらです。そのアドレスの取引全履歴を便利に追うことができます。例えば以前アリスを大量にバーンした方のページ。デビューや引退日時、取引回数等の情報に加え、歴史上の人物の登場時代や名前をクリックするとまさかのWikipediaの人物紹介ページにリンクしてます。全人物Wikipediaにリンクしてあるので気になる歴史上人物の名前があったら是非クリックしてみましょう!
さらにICOの詳細も暴露!僕はICO時代はALISに関わっていなかったのでどのように事が進んだのかわかりませんが、特筆すべきはプレセールでICOの10分の1の値段(1ETH=20000ALIS)で大量にALISを購入した方が何名かいて、その後取引所などで売り捌いてますね!運営さんでしょうか?そんな情報も丸見えになります!ICO参加者を購入額順にリストアップをしているので、ICO大口さんがその後どういった行動をとったのかも簡単に追うことができます。
そして気になるクリプトピアハッカーはこの3人です!
が犯人でした(笑)。といっても五右衛門から順々にトークンが移動したので同一人物ですが、さすが世紀の大泥棒たち!現代にタイムスリップして暴れてくれましたね。。。
ハッキングにあったトークンがその後どういった動向をとっているのかを一覧できるよう、ハッキングトークンに関わったアカウントとそのアカウントと取引したアカウントのみをリストアップするページを作りました。大体のトークンはDEXで捌かれ、DEXでハッカーから格安でトークンを購入した方はすぐにコインエクスチェンジに送金してますね。初期のICO参加者の中にもこの行動をとっている方がいます。その辺の情報も簡単に追うことができます。
今回は石井さんが独自に調査してハッキングされたALISトークンの動向をまとめて報告してくれてますが、ALISCANがあればハッキングされた瞬間から誰もが簡単にその動向を追うことができます!
右上の検索ボックスにアドレスを入れて虫眼鏡ボタンを押してください。アドレスは0xから始まる42文字のハッシュである必要があります。
・様々なデータ分析
・トークンの動きをマップで可視化、トラッキング機能
・大口取引警報機能
・API実装
・歴史上の人物を世界史にも拡大
・アバターを著作権フリーの歴史上人物写真に置き換える
・アドレス自己申告制度(いきりたい人だけツイッターアカウントとアドレスを結びつけて身分開示できる機能。歴史上の人物に混ざって自分が表示される)
・トークン保有量に応じて歴史上人物を強奪できる等なんらかのゲーム性
とまあ、思いついてから3日で作った物なのでひとまずの最低限の機能を備えたMVPですが今後様々な改善や機能追加をして世界一便利かつぶっ飛んだのブロックチェーンエクスプローラー(既に?)を目指します!奇しくも、僕がツイッターでブロックチェーンエクスプローラー云々喚いていたのと同時期に天下のグーグルさんが同じ事に取り組んでるとのニュースが流れてきましたね。一般人に分かり易い便利なエクスプローラ。ブロックチェーン界隈に必要とされているものなのではないでしょうか?というのも、ブロックチェーンのデータを解析してるうちにこのようなポエムを思い付いたのです。
https://twitter.com/ocrybit/status/1094642651679416327
前後のツイートと合わせてもらうと言いたいことが伝わると思うのですが、ブロックチェーンの使用用途や意義に付いての僕の妄想です。それ、ほんとにブロックチェーン使う必要あるの?ってのはよく議論されると思います。やはり改竄不能な取引記録が公共に永続的に残るっていうのが価値の真髄なのではないかと。オフチェーンやアプリケーションレイヤーで何かやっても結局いつか消えたり改竄されうるデータなのかと。
今回のハッカーの件も含めて、取引所にトークンが送金されるとそこで取引データがブラックボックスに入っちゃうんですよね。なので、出てくるまで何が起きてるかわからない。そして、入り口と出口の繋がりも分からない。ハッキング被害者に何らかの補填が自動で流れ込むような仕組みを創ろうと思いましたが諦めましたw。
集権的な取引所の存在って、ブロックチェーンの公共性を踏みにじってるんじゃないか?
(仮想通貨や経済に置ける利便性のことはわかりませんw)
何か別の正解がありそうです。そしてそれはDEXでもない他の何かな気がしています。
特にトークンの保有量等で信頼を可視化するトークンエコノミーを作ろうとしてるALISで中央集権な取引所で取引データが消える(トークンも消えましたが)っていうのはどうなの?っていう気持ちに。ALIS内部のトークン移動(PALIS)も重要ですが、ALIS外部のトークン保持者とその移動関係も重要なんじゃないか?っていうのが、トークンエンジニアリングの観点から見ると疑問に思いました。。。トークンエコノミーの仕組みってalis.toでの活動だけでなくて内外でトークンに関わる全ての活動がインセンティブ設計に基づいてうまく動く必要ありますよね。まあ以前AHTの記事にも書いたように僕はちょっとだけアンチクリプトエコノミクスですがw。
が、ALISCANで一般人でも簡単にALISトークンの全履歴にアクセスできるようになりました!ということです。しかもフィーチャリング歴史上の人物でわかりやすく!これを英語化して日本の歴史を世界に伝えることでノーベル平和賞も狙ってます(狙ってない)。
以前からALISに何か世界に誇れる尖った要素が欲しいと言って来ましたが、この奇想天外なブロックチェーンエクスプローラーどうでしょう?世界でこれを持っているプロジェクトはALISだけ!
と、他のプロジェクトに対していきって行きましょう!!
ALISCANはこちら
僕のツイッターをフォローしてくれている方は知っているかもしれませんが、ドイツベルリン発のブロックチェーンプロジェクトOcean Protocolがローンチを控えて活発な動きになってきています。
ALISが目指すWEB3の世界の実現の中核を担うであろう超有力プロジェクトです。MIT発エニグマなど世界中の有力プロジェクトとパートナーを組みWEB3の最下層となるデータプロトコルを世界中の超優秀なエンジニアや学者・起業家が中心となったコミュニティが英知を絞って創ろうとしています。同じ創始者の前進のプロジェクトにascribeやBigchainDB等があり、それらの進化の積み重ねでたどり着いたプロジェクトがOCEAN。まさに元祖ブロックチェーンでありながら最先端を走る超有望プロジェクトです。創始者の一人トレントさんはAIxブロックチェーン界隈の誇る天才です。ALISがWEB3を標榜するきっかけとなった(?)運営さんのベルリン遠征で参加したWEB3サミットでもトレントさんのこんなスピーチが!
https://www.youtube.com/watch?v=sKbVieQ_foo
詳しくは後日書きますが、
先日JustIn BelieverさんによってALISに翻訳記事も登場。
https://alis.to/JustInBeliever/articles/2xAXev61drBr
さらに日本語の公式テレグラムも開設されました!僕もここに普通に実名で参加してますw
https://twitter.com/J_I_Believer/status/1095825303656517633
とてつもなく専門的なOCEANのホワイトペーパーを翻訳してくれている方がいるという情報もキャッチ!
ALISをWEB3を代表するプロジェクトに育てるためには、そのWEB3の中核を担うであろうプロジェクトOCEANにも是非興味をお持ち下さい!
実は僕もアンバサダープログラムで見習いやってます!
いつかALISとOCEANの架け橋になれれば最高ですね!
多分僕が開発でこの二つを勝手に繋ぎますw
ALISCAN feat. 歴史上の人物はこちら