妙高の黒沢は、初心者向きだ。大きな滝も無く、すべて直登できた。大きな滝で5mほどだったろうか。わりと簡単に登れるものばかりだった。この沢は湿原に至る沢なので、最後は開放的なルンルン気分になるのかな、と期待したけど違った。
歩き始めからずっとゴロゴロ岩の歩きで、1時間も歩くともう退屈した。一般登山道なら、景観は無くともブナを眺めたり、鳥の声や風の音を聞くわけだが、沢の中はコケと藪、ザーザー水の音しか聞こえない。ゴロゴロ単調で似たような滝が続くと飽きてくる。やはり沢は明るいナメ床をパシャパシャ歩くのが良いなと思う。それとか、10m以上の大滝を眺めたり、ルートを探ったり。
平らになって湿原に出たと思ったら、すぐに登山道に合流して終了となった。登山道を歩けば1時間半ほどで来るところに倍の3時間かけて登る。その価値はあまり無いかな〜という印象。
黒沢橋を渡ったところから入渓する。結構ぬめりがあるので、モンベルの沢たびを着用。フェルトのグリップが良く効いた。
ナメは少なく、ゴロゴロしたところばかり。この時期、水は冷たくあまり水の中を歩けない。岩伝いに歩くので、時間がかかる。
滝が終わって明るくなった〜と思ったら、すぐに登山道に合流した。がっかり。ここで登山靴に履き替えて、沢グッズをデポする。
大倉乗越で初めて山頂を拝む。妙高は外輪山を従えたいかにも火山という山なので、山頂部はもっとゴツゴツと岩肌むき出しのいかめしい感じかと思ったが、結構緑豊かであった。
眺望があるのは乗越だけで、あとはただ樹林の中を歩く。妙高に登るのなら燕温泉からがよいのだろう。
山頂だけは樹林が無く、360度見渡せた。火打、焼が妙高と三兄弟のように並ぶ。山だけにサン兄弟。
写真を腹いっぱい撮ったらダッシュで下山した。
2018/8/18土
5:40 笹ヶ峰
6:20 黒沢入渓
9:40 脱渓
10:30 大倉乗越
11:45 妙高山2454m 12:15
15:05 笹ヶ峰
高度上昇 1580m
距離 17km