世の中10連休で沸き立っているが、今日は雨だし明日以降用事と仕事。山に行けないので過去の記録を上げるしかあるまい。。。
2018/8/25、26は山岳同好会の立山雷鳥沢テント泊。10名参加したが、ひどい雨でさんざんだった。女性の参加者も3名いて、ちょっとかわいそうなことをした。
通常、台風が過ぎると晴れて空気も澄んで展望も良くなるのだが、今回の双子台風はノロノロと北海道辺りで停滞したため、湿った空気が南から流れ込み、山ではいつまでも雲が発生して雨を降らせた。
朝一のケーブルカーに乗って、バスから降りると室堂は雲の中で真っ白、雨もポツポツと。しばらく室堂ターミナルで逡巡していたが、とりあえず雷鳥沢でテントを張って様子を見ようと出発する。
やがて雨は収まって、テントを張ったが宴会をきめこんだ。しかし、昼から雲も少しあがってきて辺りが見渡せるようになった。
初心者の若者兄弟が登りたいというので、キャプテンとして引率するしかない。みんなに行かないの? と聞いても、他の連中は引き続き宴会であった。
一ノ越でまた雨が強くなってきた。山荘には弁当を食べている登山者がたくさんいた。下山してきたのか、それとも登るのを諦めたのか。
若者に「上はもっと雨風が強いし、何も見えないぞ、やめておこうか。」と聞くと、行けるなら行きたいという。見上げた根性だ。そんなら連れてってやろう。
山頂に着いて祠にお詣りしたら、社務所の中でお祓いをしてもらった。お祓いは天気が良ければ山頂で行うが、悪い日は社務所の中となる。
このあとは少し雨も弱くなったようなので、縦走して大走りから下山した。富士ノ折立と真砂岳の間は特に風が強い、風の通り道だ。また、下山ではガスがかかっていると、道を見誤って谷に迷い込んでしまう恐れがある。
こんな人の多い百名山でも、地図と高度を確認して進まないといけなかった。
下山して、雷鳥ヒュッテで温泉に入って、宴会を再開するとまた強い雨が降ってきた。大型テントのソリス・シルは底がないフロアレス。地面には雨がだんだん流れ込んできてびちゃびちゃである。雨の音で話もできないくらい。
焼き肉と焼きそばを食ったら早々に解散となる。あとは寝るしかないが、雨のびちょびちょが気になる。しかも隙間から吹き込んでくる。
隣のメンバーは大きな銀シートの上に、山と道のULPADと空気マットを組み合わせて寝ていた。これならサーマレストのようにかさばらない上に、快適に寝られる。空気マットが万一穴が空いてもULPADがあるから大丈夫そうである。いいな〜。
翌日は雨も上がって、わずかに日も差してきた。一ノ谷を経て八郎坂を下山する。
女性陣はもう疲れてしまったようで、ホテル立山でお茶である。バスで下りるというので、あとで車で称名滝に迎えに来てもらうことになった。
途中、24時間テレビの撮影とかでイモトとすれ違う。女性陣もバスからイモトが見えたと言っていた。雨で散々の立山だったが、イモトが見られて思い出になったようだ。
不快指数200%のテント泊だった。
しかし終わってみるとまた行きたくなる。
病気である。