11/10日
8:10 水洞平
8:40 登山口
9:50 屏風岩
10:35 御前山1646m 10:50
12:55 水洞平
距離 7.7km
上昇量 1228m
山の名前はありふれたものが多く、御前山というのも各地にある。この御前山は御嶽山の前にあり、昔から遙拝所であったらしい。また、信長が岐阜城に入った際、鬼門にあたるこの山に観音像を設置したとのこと。
そんないわれもあるならと、巌立峡に行く前に寄ってみた。しかし、地図で見つけなければまず来ない山である。
スタートからずっと沢沿いに道が延びていた。ところどころ橋が架かっていて、危なっかしい渡渉もなく安全。少々不明瞭なところ、道が崩れて高巻くところもあるが、沢沿いなのでいたしかたなし。
お地蔵さんや鳥居もあり、御嶽信仰の山であることがわかる。御嶽山に登れなくてもここに登って御嶽を遙拝すれば御利益がある。
7合目付近の屏風岩を過ぎると、水は細くなってそろそろ源頭部。水がなくなると稜線近しだが、道は稜線に直登せずトラバース気味にクネクネ斜めに登っていき山頂に出た。途中白山がチラと見えただろうか、まったく展望無しだった。
山頂は観音像の後ろの大岩に登れば展望が良い。
御嶽山は抜群によく見えるが、北アルプスは高い木に遮られて全然見えなかった。
山頂脇に避難小屋があり、回りが刈り払われて広場になっていた。下山はクネクネ道をショートカットしようと藪に突っ込んだ。背丈ほどのネマガリタケに囲まれて、ちょっと悪戦苦闘。近くに登山者がいたら熊と間違えられたかも。
帰りは途中で沢下りも。ここの沢は大きな滝もなく容易に歩ける。靴を濡らさず歩けた。沢デビューの初心者が単独で練習に来ても良いかも。すぐ横に登山道が付いているので、どこでもエスケープできるし。水洞平付近はナメもあって美渓でした。
沢筋なので紅葉も期待したが、檜が多くてパッとしない。しかし薄暗い谷間で、一本のカエデが明るく浮かぶとハッと目がいった。
上りは単調で印象に残らなかったが、下りは藪漕ぎと沢下りでアクセントが利いて、まぁまぁ楽しめたので良しとしよう。
下山後、巌立峡へ行った。