なんかいろんな場面において、質問をたくさんする人っていないですか?
あれって、やろうと思っても出来ないんですよね。
もちろん、しっかり話を聞いた上での質問です。的外れな質問ではないです。
質問をつくるには話をしっかり聞いて、そこから問題やキーポイントを見出すことが必要です。
こういうことが出来る人って優秀な人多い感じがします。スポーツとかビジネス場面とか、、、。
そこで、こういった人たちの持っている「問題提起力」「質問力」を大事にしています!
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長くなるので今回の記事はパートが2つに分かれます💦
Part1は本質思考とはどういったことか感覚を掴んでもらい、自分が本質から考えているか確認できます!
Part2はPart1で興味を持った方が、本質思考を操っていくためのヒントが書いてあります。
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今は、昔のようにビジネスが大きく成長し、企業の競争や組織のダイナミズムが比較的シンプルだった時代には、本質から考えなくとも、大きな問題にはならなかった。より本質が見えにくく、より本質から考えることが求められる現代社会である。
「本質思考」で結果の出せるビジネスパーソンに!
⇨本質から考えることによって、スジの良い答えを見出し、結果の出せるビジネスパーソンに。
《こちらの本で得られるもの》
・なにが問題なのかがわかる
・なにをすべきか明確になる
・関係者を説得できる
・関係者の共感を得られる
・行動に移すことができる
・問題を解決できる
結果につながる思考と、それに基づく意思決定のためには、目先の情報や表層に囚われることなく、本質から考えようとすることがとても大切だ。
多くの人が本質から考えることなく、表面的に考えてしまっていることに気づくために、「思考のクセ」について認識を持つ。
自分が当てはまっていないかどうか見ていきましょう!!
初歩的な思考のクセ
「疲れた」→「休みを取ろう」
単なる現象の裏返しを答えにしてしまうことは、現象の裏に潜む本質に蓋をすることになっている。
「太った」→「食べる量を減らそう」・「運動しよう」
本質的な答えではない。スジの良い答えとしては、
・太っている現実から目をそらしていることを本質とし、玄関に体重計を置いて見える化を行うことの方が行動を起こしやすいだろう。
・食に対する意識を変えるために、ケーキ1個分に含まれる脂肪を減らすには1時間のウォーキングをしなければならないという数式を頭に入れるだけでも意識は変わるだろう。
ジレンマに陥る可能性のある深刻なクセ
本来、本質から考えるのに役立つはずのフレームワークによって逆に思考が止まってしまっている。
フレームワークはあくまで考えるためのツールであって、答えを導くための自動機械ではない。ただ情報を整理しただけで何かを考えた気にならない!
たとえば、
SWOTで情報を整理し、そこから「だから何なのか(So what?)」,「なぜそうなのか(Why so?)」といったダイナミズムを考えることが大切。
「A社は業績が厳しいらしい」→「A社は、組み立て産業だからしょうがないよね」
世の中の何となく言われていることに、論理の拠り所を求め、自分の頭で考えれていない。
「差別化」「コアコンピタンス」「BPR」「CRM」が大切だ。こういうのは、抽象的なレベルで思考が止まっている。
自分の仮説にこだわりすぎて、相手の意見に蓋をすることがよくない。
自分の考えを広げ、深めるためには、初期仮説に固執しない。
考える入り口の前のクセ
情報収集とその整理を行っていると、それ自体が知らず知らずのうちに目的化してしまい、何のために何の情報を集めているのかを見失ってしまうこと。
情報の為の情報収集×
同じように、分析のための分析に陥り、そもそもどんな論点に応えるための分析だったか見失い、トンチンカンな分析資料をたくさん作ってしまう。
「プロセスを回すこと」を「考えること」だと勘違いしているクセ。
他人の頭が考えたことに頼ってしまっているクセ。
「・・・という事は、こうですね」「・・・だとすると、こういうことですか」「そうですよねー」など。
まずは自分の思考のクセを知り、表層的な思考に陥らないように、それを修正していこう!
・今考えていることが「問題の裏返しだ」と感じたら、それ以外の答えを探す努力をしてみる。
・キーワードに飛びついている自分に気づいたら、キーワードを使わずに説明してみる。
・フレームワークに自己満足している自分に気づいたら、使わずに別の角度で考えてみる。
・初期仮説から考えが進化していなければ、反証を自ら考え否定してみる。
こういったアクションを考える意識をつけよう!!
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本質 = 現象の裏側にひそむ「構造(モデル)」・「因果(ダイナミズム)」
現象の裏側には、それを引き起こすモデルとダイナミズムが必ず存在する。
×「参考書を買う」→「成績が上がる」
〇「参考書を買う」→「(その参考書で)勉強をする」→「成績が上がる」
モデルを読み解くと、別の方法で勉強することに成功すれば、それでも成績が上がるとったことが理解できる。
たとえば、1日の勉強時間を1時間増やせば、偏差値が1上がるモデルがあるとする。
この単純なモデルに従えば、勉強時間を2時間にすれば、偏差値は2上がる。
しかし、10時間勉強するとどうなるか。
勉強が嫌いになったり、場合によっては精神的にまいってしまい、むしろ偏差値が下がるおそれだってある。
本質をこのように捉えると、
現象の裏に潜むモデルとダイナミズムに想いを巡らせて考えることが出来る!
モデルを考える
⇒余計な枝葉末節をそぎ落とした、抽象的な1枚の図。シンプルで抽象化された絵的な概念図をイメージ。
企業間の競争。
自社(A社)が売り上げを上げるために広告宣伝費を拡大したとする。
そうするとおそらく自社の売り上げは増えるだろう。しかし今度は、その影響で売り上げの減ったB社が広告宣伝費を増やし、B社の売り上げを増やそうとするかもしれない。
そうすると次はまたA社が、、、。
という風な広告合戦のモデルが出来上がる。
この場合、広告の中身や手段は枝葉末節だ。このモデルを変えない限り疲弊しきるまでループが回り続けることになる。
新製品の開発サイクルの短期化や営業拠点の拡充、値引き合戦などにもあてはまる。
ダイナミズムを考える
⇒時間軸の考え方を入れて、モデルがどのような振る舞いをするのか見ていく。
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本質思考についてだいだいの感覚をもってもらいました!
Part2の記事からは、本質から考え、スジの良い答えを導き出すためのアプローチを次の4つのステップで見ていきます!ぜひ考えを広げて下さい!
① モデルを描く
② ダイナミズムを読み解く
③ モデルを変える打ち手を探る
④ 行動、現実からのフィードバックを得る