noteユーザーに向けてALISをこっそりと啓蒙中ですが
私の中ではしっかりと使い分けを行っています。
【上記noteより引用】
さて、noteはと言いますと
オピニオン系?みたいなイメージの位置づけにしており
そういった記事を多く見かけることから
郷に従っている部分もあります。
ブログのタイトル付けはSEOを意識して
人間のクリックしやすさ以外にも求められる要素があるのですが
noteは人の手でどれくらいクリックされるか
ということがブログ以上に大事だったりします。
今日の記事は下にいけばいくほど重要なので
まったりと読み進めてみてください♪
シンプルに説明すると、私のnoteで人気上位の記事は
大半がタイトルが「ネガティブ」な雰囲気のものです。
【人気記事】
・ブロガー消えすぎ問題
・フォロワーを増やすなら覚悟をするべき
・「生きる意味」という迷宮
noteではオピニオン記事中心で活動しているものの
「ポジティブ」だったり「ニュートラル」な雰囲気の
タイトルを付けた記事も普通に存在します。
ですが、それらより圧倒的に
「ネガティブ」な切り口のタイトルの方が
エンゲージメント率が高まる結果となっています。
これらは古典的なマーケティング手法の1つで
「フィア・アピール」と呼ばれるものです。
私のnoteタイトルの1つを解剖していきましょう。
「フォロワーを増やすなら覚悟をするべき」
巷では、Twitterフォロワーを増やすテクニックを
noteに書いていくことがトレンドとなっていますが
その逆を行った例です。
人間は快楽や利益を得ることよりも
苦痛や損失を回避することを優先する
という「プロスペクト理論」を活用しています。
実際、栄えている業界ほどこれをよく駆使しており
その業界に対応するフィア・ワードが存在します。
人材:リストラ・左遷・パワハラ・うつ
結婚:孤独死・プレッシャー
保険:事故・家族・迷惑
しかし、この手法を使うなら、記事後半に向けて
問題解決(ハッピーエンド)に収束していかないと
ただの憎悪の垂れ流しのような記事になってしまうので注意が必要です。
タイトルを見ただけで、結論が読み取れるようでは
人は、その記事を読むことをやめてしまうこともあるでしょう。
本文内で「タイトルにこうは書きましたが実際は…」
とする人も多いですが、そこまで読者が離脱しないかどうか
ということを考えると、合理的ではない気がします。
「株は5月までに売れ!その理由は~」
…みたいなタイトルがあったとして
もう、タイトルに結論が書いてあるので
ふーん、そうなんだと思って離脱する人もいるでしょう。
株で500万溶かした私が語る、絶対にダメな株の「売り時」
これくらいフィア入ってて
オチも中を見なければわからない方が
PVは格段に差が出てくるでしょう。
ここが一番重要なところです。
このフィア・アピールのテクニックは
連発すればするほど、忌避される存在になります。
抽象的な表現になりますが
ポジティブ成分をたくさん放出したあとに
ぽろりとこぼれるネガティブなタイトルに
人は異常事態を察知し、興味を持ちます。
いつもネガティブなことしか言わないのならば
それはただの後ろ向きな人、という印象になりますよね。
「掴むため」のタイトルにはPVはつきますが
読み手に好かれなければ「いいね」はついてこないのです。