台風の影響か 朝から雨模様の北海道、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
台風の進路にお住いの皆さん、お気をつけくださいね。
さてさて 今日はお休みということもあり、普段読まない新聞などを開いてみたところ、天声人語に興味を引く記事があったので、そのことについて。
心臓手術の精度向上や、雲の動きの予測、はたまた分子構造や動きの演算など、様々なシミュレートや演算を行い、私たちの暮らしを豊かにしてくれる一端を担ってくれているスーパーコンピューター 。
2012年9月より共用が開始された神戸市の理化学研究所に設置されたスーパーコンピューター「京(けい)」がいよいよ今月末でその役目を終える、という記事でした。
いつぞやの事業仕分けで某議員の「2位じゃだめなんでしょうか?」という発言が記憶に残る予算凍結や、完成間近に震災で部品の供給がストップしたりと波乱万丈な歴史だったようですが、6年間様々な研究や技術向上に寄与してくれました。
私たちがその恩恵を直接受けた、という感覚は薄いですが、その圧倒的な計算速度で私たちの生活を支えてくれました。
その計算速度は、地球の全員がずっと計算して17日かかる量を1秒でこなすほど!
規模が大きすぎて言っている私もよくわかりませんが、そんな膨大な処理を不満一つこぼさずに黙々と行ってくれていた根っからの暑がりさん。
今月の16日には外部との接続を断ち、電源を落とす30日には式典も開かれるそうです。
後継のスパコンは「富岳(ふがく)」、京の共用から6年経った今、より省電力で高性能な後釜として、また私たちの暮らしを便利に、安全に してくれることでしょう。
開発やテスト、運用に携わった皆さん、そして「京」本当にお疲れさまでした、そしてありがとうございました。
なんて考えたりして。
人が作った 暮らしを豊かにする目的で生まれたモノだから、その働きをして当然かもしれないけれど、どこに行くとも知らないネットの海に そっと感謝の言葉を詰めた小瓶を流してみます。
今日もよい日になりますように。