デジタル革新(Web3.0やAi,IoT,etc)で目指す未来社会ってなに?日本発の『Society5.0』をざっくり解説!
前回は、Web3.0技術でパーソナルデータを企業から取り戻し運用することで、人と企業がWin-Winの関係を共に作るひとつの形『情報銀行』を”ざっくり解説”しました。
次は「情報銀行の具体例」について、先行企業の取り組み事例で紹介していきたいんだけど、その前に、もう一つだけご紹介させてください。
それは、
Web3.0などのデジタル革新や情報銀行などが導く、『未来の社会』ってどんなもの?
ってことです。
私たちの社会は、人類が誕生以来、いくつか技術革新を経て発展してきました。
日本政府が策定した「第 5 期科学技術基本計画」では、人類がこれまで経験してきた社会を、次のように定義しています。
・狩猟社会(Society 1.0)
・農耕社会(Society 2.0)
・工業社会(Society 3.0)
・情報社会(Society 4.0)
Society5.0は、デジタル革新がもたらす第4次産業革命によって実現する未来社会。
ここで『デジタル革新』を再認識しておくと、
「デジタル技術とデータの活用が進むことによって、個人の生活や行政、産業構造、雇用などを含めて社会のあり方が大きく変わること」
と定義される。
今や、データの収集、伝送、蓄積分析を低コストで大量にどこでもできるようになったことで、課題が見える化され、解決策は瞬時に世界で共有され、経営や社会の課題が解決されていく。
IoT や AI、ロボット、ブロックチェーン技術、Web3.0の流れが、「データ」を核に機能して、社会を根本から変えていきます。
Society 5.0を提唱した「第 5 期科学技術基本計画」は、デジタル技術やデータによって便利になる社会を想定して、Society 5.0 を「超スマート社会」と名づけています。
「超スマート社会」とは:
「社会の様々なニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人が質の高いサービスを受けられ、年齢、性別、地域、言語といった様々な違いを乗り越え、活き活きと快適に暮らすことのできる社会」
しかし、デジタル革新によって、誰もが大きな能力を手にできるようになりますが、未来社会は無数の選択肢の先にあり、必ずしも超スマート社会が待っていてくれるわけではありません。
社会を大きく変えられるのは、大きな夢や想像を現実のものとするという「人間ならではの力」です。
Society 5.0 時代に人間に必要となるのは、社会に散らばる多様なニーズや課題を読み取りそれを解決するシナリオを描く想像力と、デジタル技術やデータを活用して現実にしていく創造力です。
「デジタル革新」と多様な人々の「想像力・創造力」が合わさるとき、課題をチャンスに変えて価値創造することで、より明るい未来社会を形成していきます。
Society 5.0 とは、創造社会であり、Web3.0をはじめとするデジタル革新と多様な人々の想像・創造力の融合によって、社会の課題を解決し、価値を創造する社会です。
Society 5.0 は、人間だけでなく自然や技術にも想像をめぐらし、共生の道を
探ることで、持続可能な発展を遂げることを目指しています。
これは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にも貢献できる概念です。
SDGsの17の目標の簡単なご紹介。
興味のある方はこちらをどうぞ。国連SDGS17解説サイト
Web3.0などデジタル革新が導く未来、創造社会『Society5.0』をざっくり解説してみました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
みなさん、豊かな未来社会につながる道を、ともに歩んでいきましょう。
引用、経団連『Society5.0 -ともに創造する未来ー』
<参考>:
Web3.0や情報銀行についてのpuddingの記事はこちら
・デジタル通貨で通勤ラッシュが解消?
・新しい奨学金のしくみ
・ありがとうは”coin”で
・情報銀行意欲、欧米は日本の2倍
・情報銀行を使いやすくするPDS
・情報銀行TEDxTokyo東大柴崎先生Youtube
・ともに創造する未来「Society5.0」
・Web3.0&情報銀行ざっくり解説
・個人の情報×ブロックチェーン=情報銀行
当記事は、うめ吉さんの「うぇぶさん」イベントに参加です