私はビットコインキャッシュ普及の活動をしています。2017年の秋にビットコインキャッシュについて興味を持ち始め、そこから自社のハチミツをビットコインキャッシュ決済を用いて売ったり、どの様に使うのかというイベントを開いたり、ビットコインキャッシュを使ったサービスを立ち上げたりと様々な活動をしてきました。
そこで様々な人と出会っていく中で、さらにもっと多くの人に理解してもらえるようにビットコインキャッシュの魅力を伝えなければと思って活動しています。この本(ブログ)はビットコインキャッシュがどんな歴史をもっていて、そしてこれからどんなワクワクする様な未来が来るかということをまとめています。
投機的になりがちな仮想通貨の世界で、圧倒的な実用性を持つビットコインキャッシュについてみなさまに知っていただければ幸いです。
2018年の3月23日、Satoshi’s Vision Conference(日本語ではサトシヴィジョン会議)が東京で開催されました。
この会議は簡単に言えば、「サトシ論文」の理念に共感し開発や応援したいという方々の論文や意見発表会です。
現在最も「サトシ論文」に近いとされるビットコインキャッシュ派(ビッグブロック派)の開発者を中心に3日間、世界中の著名な開発者や投資家達が集まり連日賑わいました。
私は主催者の1人、宍戸さんに声をかけていただきこのサトシヴィジョン会議にボランティアの運営スタッフとして参加しましたが、そこで私が一番感動したことは世界中にサトシヴィジョンを共有する仲間達がいることです。
Twitterを通してリプライやリツイートなどをお互いしていたオーストラリアやフィンランドの仲間達とそこで会った時には、初めて会うはずなのにお互いビットコインキャッシュの発展に尽くしてきた昔からの戦友かのように感じました。
ビットコインキャッシュが叶えるサトシヴィジョンの世界では、世界中の人が住む地域や時間帯に関係なく直接繋がることができます。
金融インフラが発達した日本にいるとなかなか気付きにくいですが、海外では銀行の口座を持っていない人多くいます。もし私がアフリカの友人へ送金しようとした場合は通常の銀行間送金を行えば5000円以上の手数料と1週間近くの日数がかかります。
しかもそれは友人が銀行の口座を持っている時のみで、現在途上国の多くの方は銀行口座を持っておらずそのような人には直接送る手段すらありません。誰かに代理で頼み手数料を取られ、安全に友人に届くかどうかも定かではありません。
しかしビットコインキャッシュを使えば国境に関係なく好きな時に、好きな人に、好きなだけお金(価値)の送受信ができる、しかも手数料はほぼゼロ。
私はビットコインキャッシュがもたらす未来はそんな便利で豊かな世界になると確信しています。
※この本(ブログ)では以降、ビットコインの事を3種類に分けて表記しています。現在ビットコインと呼ばれているビットコインコアをBTC、ビットコインキャッシュをビットコインキャッシュ(BCH)、両方に共通する技術や概念に対してはビットコインとしています。
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