「スーサイドホーム」を読んで
二見書房
柴田勝家著
要約
ネット界隈で「助葬師」と名乗る霊能者が話題になり、その「助葬師」をめぐって物語が展開していきます。
家にまつわる恐ろしい呪いとは、「助葬師」とは何者なのか、
出来事が複雑に絡み合い、展開していきます。
ちなみに一般的には助葬は葬式を手助けするサービスのことで今回の小説のような使われ方は一般的ではなさそうです。
感想
とある家を取り巻くホラーミステリ小説という感じでしょうか。 呪いや呪術をベースとしながらも民俗学などをベースとして作り込まれており、物語性があり楽しめました。
過去と現在に時間軸が変わり、視点も変化しますがわたしは読みにくいと感じることはなかったです。人によっては気になるかもしれません。
地方の慣習やしきたりなど、思わずそのようなことがあってもおかしくないと思わせられる設定だったためフィクションではありますが、身震いする場面もありました。
夜に口笛を吹くと、、、
炊飯釜をそのままにしておくと、、、
などなどみなさんも慣習やしきたりに覚えはあるのではないでしょうか。
お薦め関連本
「TRICK トリック the novel」