「お金の未来」
山本康正 ジェリーチー 著
講談社
当たり前のように使用している「お金」ですが、実は今その当たり前の「お金」が変化しています。今お金をめぐってどのような変革が起こっているのか、さらには今話題の仮想通貨やNFTとお金はどのように絡み合っているのかということについて優しく解説しています。
イーロンマスクのツイートがものすごい価値になったり、子供の描いた絵が信じられないくらいの高値をつけて売買されていたり、常識が通用しなくなりつつある現代だからこそじっくりとお金と向き合うきっかけを作ってくれている書籍です。
急速に広がりを見せていて、ある種バブル的なブームだと思っていた仮想通貨やブロックチェーン・Web3.0などが取り上げられていました。よく知らなかった点と点をを結びつけてくれる入門書的な本でした。
主にお金というか貨幣制度などについての話だったように思います。 法定通貨と非中央化(ディセントラライズ)の関連性など、知っているようで知らないお金の仕組みを学習することもできました。意外と説明できない人も多いと思います。
仮想通貨や将来の儲け話に興味がなくとも、一般的な教養として身につけておくべき知識が多いようにも思いました。
仮想通貨を実際に扱うにはこの書籍だけでは物足りないと思います。 触ってみた方が良いというニュアンスを感じましたが、なかなかハードルが高いのも事実です。
実践的という点では今一つかなと。前提知識を学ぶためのものという位置づけだと思いました。
「本当の自由を手に入れる お金の大学」 朝日新聞出版
「夜に駆ける」YOASOBI