「べリングキャット ーデジタルハンター、国家の嘘を暴く」
エリオット・ヒギンズ 著
安原 和見 翻訳
要約
国際調査集団である、べリングキャット。さまざまなスクープを驚くべき速さと正確さで行ってきた集団はどのように誕生してどのように情報を発信しているのか。ファクトとフェイクの情報が入り乱れる世の中で、フェイクを見破りファクトを発信する驚きの手法が明かされます。
創立メンバーが語る、べリングキャットの原点と実績とは。
※報道している内容上、悲惨な情報が多いため苦手な方はご注意ください。
感想
恥ずかしながら、今回のウクライナ侵攻をきっかけにしてべリングキャットの存在を知りました。これまでの人脈を活かした情報源を秘匿する性質の高いスクープとは真逆のオープンソースでスクープを出しているという事実におどろきました。
ひとりの好奇心とインターネットという技術が、世界に多大なる影響を持つという良い例でした。
フェイクニュースという言葉が当たり前になる程嘘や誤解に塗れている昨今ですが、こうした活動が広まっていくとより良いと思います。
お薦め関連本
「フェイクニュースの見分け方」
お薦め音楽
「We Can Work it Out」