「自由への旅」
ゲリー F ベンジャー 著
面白く読み応えのある本でした。
SF的でありながらロマンスやアドベンチャー哲学などが盛り込まれているため、若干難解な点が星4つの要因
テクノロジーが支配する近未来の世界の話。
知を追い求めて訪れたはずの場所で、ちょっとしたきっかけから使命感を帯びた魅力的な女性に出会い主人公の運命が大きく変化していく話。
テクノロジー、人間、自然など敵にも味方にもなる環境に対応しながら信念を貫く。
彼らは旅の終わりに何をみるのでしょうか。
久しぶりに気合を入れて読まないといけない作品でした。
著者の内省も含まれているように感じます。哲学的な問いと並行しながら、物語が進んでいくため途中途中調べながら読んだりしましたが、かなり面白かったです。
SF小説の要素もありますが、私たちの未来を描いているようにも感じ取ることができて考えさせられる内容でした。
これから先世界が変わっても、人間・自然・機械という3つとは人生でかかわらずにいくことは難しいと感じると同時に、可能性の大きさを感じてやみません。
読書が苦手な人には余りお勧めはできませんが、テクノロジーに興味がある人、好奇心が強い方などにはぜひお勧めしたいです。
ここはあえて「ハリーポッター」シリーズをお薦めします。
読んでいた時に連想したのがハリーポッターでした。ジャンルは多少違いますが、壮大な物語と人間模様などは似ています。(主人公の年齢層は違いますが・・・)
「エイリアンズ」 キリンジ