高齢者の運転免許について

こんばんは、ふぁしゅーです。

ゴールデンウィークですね。

私は飛行機で福岡へ行き、今は鹿児島に来ています。

飛行機は楽しいですね。

九州は関東とは異なり、ひとつの県をまたぐのも大仕事。

なんとか鹿児島に着きました。

関東に住んでいると、別世界に来たような気分になります。

鹿児島には田んぼや畑がたくさんあります。

そうなると虫もたくさんいて、それを食べる鳥も増えます。

鳥が大好きな私は、いろんな鳥を眺めながら散歩できるので

幸せです。

ただ、写真をご覧のとおり、この町を徒歩で散歩しても

大した施設を見つけることは出来ません。

お店もなければ病院もない。

駅もバス停もなく、ほんとうに何もありません。

みんな車で移動をします。

散歩しながら思い出したのは

先日の、高齢者の交通事故。

大きな議論を巻き起こしてますね。

高齢者に運転免許を持たせないようにしよう、と。

せっかくなので、私もその議論の輪に参加してみます。

といっても「みんなこうするべきだ！」を述べるのは

個人的に好きではないので、

「日本や世界が今後どうなっていくのか」

という観点で、意見を述べていこうと思います。

結論から言うと

「高齢者に運転免許を持たせない」という方向には進まないと思います。

技術的に事故を防ぐ、という方向に進む方が勢いがあります。

自動運転を含む、さまざまな自動制御や

別の移動手段。

それに合わせた経済の回り方。

社会的規制。

これらが急速に整うと思います。

ただ、それとは関係なく、

高齢者の運転免許所持に関する議論が行われること

それ自体には意味があり、大事だと思います。

高齢者の運転が危ないのだという意識。

なんとかしなければ、という社会の流れ。

政府への働きかけ。

これらは技術の発展を促進させます。

すばらしい技術には物語が存在し、

思想と哲学を持っています。

ブロックチェーンを例にすると

中央集権を危険視していたこと。

それによってデジタル通貨や暗号技術、

分散型ネットワークはサイファーパンクらによって

発展し、サトシナカモト氏によって実現しました。

もう一つ例を挙げると、

東日本大震災から大きく動いた反原発運動。

原子力発電の危険性は、あの震災を機に

原発反対が大きな声で叫ばれました。

それでもエネルギー問題的に原発をなくすことはできない。

より高度な技術で対策を施し、安全性を高めて、

恐る恐る原発を再開しています。

こういう流れが大事。

本題に戻りましょう。

今回の高齢者による交通事故。

これも同様の動きを見せると思っております。

みんなが高齢者の運転の危険性を議論する。

さまざまな運動が政府や技術、経済を刺激する。

より高度な技術の発展が後押しされ、推進されていく。

高齢者でも安全に運転できるようになる。

こうなっていくのではないでしょうか。

技術的にはかなり進んでいると

わたしは考えています。

時々、実験中の自動運転車の事故が大きく報道されます。

しかし、おそらく通常の自動車と比較すると

驚くほど事故数は少ないでしょう。

そしてまだ「開発段階」だということ。

失敗事例によって技術は大きく発展します。

特にAIにとって失敗事例は格好の学習教材でしょう。

自動運転車が実現した暁には法整備も進み、

電気自動車などと同様に

減税などの経済的な後押しも施されることでしょう。

実現すべき姿が目に見えてわかっていて、

技術的にほぼ実現していて、

あとは法整備と十分な実績です。

「高齢者に運転免許を持たせない」という法律をつくり、

一人一人から奪っていくという理想よりも

安全な自動車の方が、現実的ではないでしょうか。

以上、おやすみなさい。

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