みなさんは情報取集の手段としてTwitterを使用していると思いますが、この頃タイムラインに「フォロー&リツイートでトークンをプレゼント」と流れてくることが多くなったと思いませんか?
トークンって一体なに?詐欺なんじゃないのと思われる方も多いと思います。
そこで今回は「学生仮想通貨AP&地域仮想通貨YUKI代表高木さん」に連絡を取り、トークンについて伺いました。
高木さんはYUKIプロジェクトというものを立ち上げ、独自のトークンを発行すると伺ったのですが、トークンの定義を教えて頂けますか?
YUKIというERC223規格(イーサリアムベース)のトークンを開発し、発行しました。 トークンって、定義があいまいなのですけど、 独自の仮想通貨(コイン)というイメージで考えてもらえたらと思います。
で、そのトークンを地域振興の為に使うのですね?
その通りです! 地域活性化支援、人材育成支援、一次産業の活性化 の為に使用します。
今、トークンてすごい勢いで増えているじゃないですか。いろいろなプロジェクトごとに〇〇トークン、××トークンと乱立してては、流通園、経済園が狭まりませんか?
トークン乱立の件おっしゃる通りでございます。 その背景には、トークン発行が容易になってきたことが挙げられます。 例えばAcademicPointsは、wavesという仮想通貨のプラットフォーム上で慣れれば1分で作ることが可能です。 YUKIは運営メンバーが開発・発行しましたが、Github(最近Microsoft社が買収したソフトウェア開発のプラットフォーム)にソースコードを公開しているので YUKIと同じ機能を持つトークンは、ある程度の知識があれば誰でも簡単に作れます。様々なトークンが誕生し、独自の経済圏が形成されることは望ましいことですが、 一方で、お金儲けの為に作られた詐欺仮想通貨が増えてしまっているのは、いい印象じゃないですよね。
流通圏、経済圏の狭まりに関して 仮想通貨の技術を用いて今後世界中で、独自の経済圏がどんどん増えてくると思います。 狭まるかどうかは、そのトークンの運営の仕方、価値の付け方によるとは思います。 今のところはYUKIと競合する仮想通貨はありません。 後々は競合する仮想通貨が現れて、競い合いながら、お互い成長し日本を面白くできるのかなと思っています。
トークンの乱立は顧客からすると、このプロジェクトにはこのトークン、あのプロジェクトにはあのトークンと、様々なトークンを所有するようになります。それを日常のお買い物に当てはめると、スーパーマーケットはAトークン、薬局はBトークン、給油はCトークンと分けて行かなければならない印象です。その点に付いてはどうお考えですか?
なるほど 私のイメージにはなりますが これからはその人の個性がどんどん大事な時代になると思っています。 自分の趣味、思考にあったトークンをそれぞれが複数保有し、 それぞれのコミュニティに属し 経済圏を作っていくイメージです。 現在、小さな世界ですが、ゲームアプリ内でアイテムを購入し、それがゲーム内でまわっていく それと同じイメージです。 私が思うに、 日本円の問題点は、日本円を基準になんでも出来てしまっていたことです。 例えば、食べ物を買うときの日本円と 株式市場、仮想通貨で投機、投資を行う日本円が 違う仕組みでまわっているのに、 同じ物を使ってるっていうのが意味わからない状態でした。 そこでトークン経済圏の構築がこれから大事になってくるのかなと思っています。
では、発行部数の決まっているトークンは(仮想通貨もですが)インフレになりませんか?
その仮想通貨を使用するコミュニティが小さく、保有者数が少なかったらインフレになると思います。
ちょっと話はそれますが、トークンが日本円に置き変わりますか? それは投機や投資などの分野ですか? それとも丸っと全部JPY=仮想通貨、トークンになりますか?
これに関しても私の意見ではございますが、トークンが日本円に変わることは私達(ちなみに私は現在24歳です)が生きている間はないと思います。 日本円はストロングなお金(信用が高い)なので 初期段階として 日本円+トークンを保有する人が大半をしめるようになると思います。近い未来(10年以内)、 その時に生まれた人は、それが当たり前になるかもしれませんね。 今は90%以上の人が投機だと思いますが 後々は大半が投資で占められ 投資から、普段の生活で利用するために保有することになると思います。
そのあたりは大体同意見です。次にYUKIはエアドロはしていますか? しているのなら何故するのですか?
YUKIは6月末まで、エアドロップしていますよ。YUKI公式Twitterアカウント @YUKI_AP_ をご覧ください。 YUKIをエアドロップする理由として、 どの仮想通貨にも共通することだと思いますがメリットとして、宣伝効果が大きいことが挙げられます。エアドロップを受け取ったユーザーが、貰った仮想通貨がどんなプロジェクトを行うのか ホワイトペーパー、HP、Twitter 、discordで確認し、気に入ってくださったら、その人はYUKIコミュニティに入ってくれると信じています。気に入らなかったら上場時売り圧になるというデメリットがあります。 そのメリット、デメリットを考慮した上でYUKIはエアドロップを行なっています。
トークンは通貨ですか? ポイントですか? 通貨でしたらエアドロで配るのは良いことなのですか?
トークンは、通貨かポイントかというのは難しい質問ですね。 通貨とポイントの機能両方を持つと思います。トークンによって違いますが、「エアドロで配るのは良いこと」というのは 無料でトークンを配って運営は損がないの?と言う理解でよろしいでしょうか。 そこに関しては、エアドロップで配るYUKIの価値以上のものを運営が得ることが出来るからです。 得られるものは、先程申しました通り 「コミュニティの拡大」および「宣伝効果」ですね。
エアドロで配るのは良いことうんぬんに付いてはトークンをお金と考えた場合、宣伝活動の為に先ず、お金を上げますよってことになりますよね。 それって倫理的に良いのかなと、ポイントとした場合はポイントイ寄与するので宣伝してねとなり楽天やヤフーなどでやってます。 つまりムダにトークンの購買心をあおることになりませんか? 実際に他のトークンのDiscordなど見てますと「クレクレ」になっていてあまりいい印象は受けません。
受け取り手によると思いますね。 応援したくて、欲しいって人も多いですし(YUKIの場合は) 購買心を煽るつもりはないですが、そう感じる人もいるのは理解できます。 クレクレが多いですよね。 これからそういう人は減っていくのではないですかね。 今は、仮想通貨に触れてもらう意味でクレクレはいいとは思いますが。 後々、トークンが今まで以上に増えてきてエアドロップでもらうトークン(詐欺系)の価値が落ち、効率悪いことに気付いてくるのではないでしょうか。
話は戻って、トークンにしろ仮想通貨にしろ結局は日本にいる限りはJPYに替えないとなにもできないじゃないですか。 なら最初からJPYでいいのではないかと思いますが、どうですか? 差別化ですか? またトークン経済園とはどういったものですか?数々のトークンと互換性を持たれるのですか?
今のところは日本円に替える人が多いですよね。 なので、トークンがそのコミュニティでは、日本円ではできない、または、日本円以上の価値をもつ ようにしなければなりません。 トークン経済圏に関しては、 面白い本がありますよ。 最近流行りの佐藤航陽さんの『お金2.0』って本です。 それを読んだらサスケさん、独自の感覚はつかめるかも知れません。 私の意見では、 まとめると 『みんなで作り上げていく、中央集権的ではない分散化された社会の構築』 ですね。
なるほど!いろいろ勉強になりました。本日は貴重なお話が聞けトークンに付いての理解が深まりました。お時間ありがとうございました。それでは最後に「地域活性仮想通貨YUKI」に付いて一言どうぞ
YUKIはホルダーの皆さんだけではなく、社会全ての立場に寄り添った運営を続けていきます。この方針は、一番の方針であり、いつまでも持ち続ける私達の信念です。
学生仮想通貨AP&地域仮想通貨YUKI代表高木さんでした
高木さんありがとうございました。