木野は涼と真島のバイクを追跡!!
走行中にアナザーアギトに変身します。
変身するとマシーンも変身してパワーアップするのであっさりと追い付かれてしまう涼
横から蹴りを入れられて転倒してしまいます。
涼「来い!!」
涼は真島を連れて走って逃げます。
どこかの倉庫の中に逃げ込んだ涼達ですが、逆に外に逃げられなくなって、墓穴を掘ってしまいます。
アナザーアギトは悠々と接近してきます。
涼「あんた!なんのつもりだ!!悪い冗談ってわけじゃなさそうだな!!」
真島「木野さん!どうしちゃったんだよ!!木野さん!!」
涼「あんた人間を守るために戦うんじゃなかったのか!!」
アナザーアギト「その通り!だがアギトは俺一人でいい…俺は俺の手で人間を守る!俺のこの手で!お前は邪魔だ!!」
涼「逃げろ!」
真島を逃がす涼
変身してない涼につかみかかるアナザーアギト
涼も本気を出さないわけにいかなくなり変身します。
しかしスペックがかなりアナザーアギトの方が上回っておりギルスでは勝負になりません。
真島「木野さん…」
真島は隠れて2人のバトルを観戦しています。
氷川誠と北條透が車の中に一緒にいます。
氷川誠「そう言えば北條さん!如何ですかその後は?確か風谷信幸殺害事件を追っているとのことでしたが…」
北條透「ええ…私の推理が正しければ風谷信幸は超能力によって殺害された…そしてあかつき号の人々も榊亜紀のケースと同じように超能力と無関係ではないようだ…両者の間には何らかの因果関係がある…そう私は思っていますが…」
その時小沢澄子から連絡が入ります。
小沢澄子「氷川君!一般市民からの通報よ!アギトと思われる者が東島埠頭で交戦中!」
氷川誠「分かりました!現場で合流しましょう!」
北條透「頑張ってください!」
氷川誠「はい!」
北條透が嫌味を言わずに素直に頑張ってくださいと言ってるのが衝撃です。
北條透は氷川誠の車から降りて自分の車に乗り込みました。
ギルスは物凄い雄叫びを上げて必殺技のキックを放ちますが、これをあっさりとキックで受け止められてしまいます。
そして逆にぶん投げられるギルス
この時に氷川誠の運転する車が到着
なんとアナザーアギトをアギトと勘違いする氷川
全然顔が違うんですけど(笑)
アギトに比べたらアナザーアギトは完全に怪人寄りです。バッタかイナゴの怪人って感じです。木野の人間性からしたら翔一は上品なのでこういう見た目の違いになるんでしょうか…
アナザーアギトがポーズを取りました。
マフラーが風になびいています。
そしてアナザーアギトの必殺技のキックが炸裂!!
まともに食らったギルスはぶっ飛ばされて変身解除して涼に戻ります。
遅れて北條透のパトカーも到着!!
倒れてしまった涼に真島がバイクで近付きます。
真島「芦原さん!」
涼は真島のバイクの後ろに乗り込みます。
走り去る真島のバイク
アナザーアギトは変身解除して木野に戻ります。
氷川も北條もアギトが人間に戻ったのを見て驚きます。
氷川誠「あれは!!」
氷川誠は立ち去ろうとする木野に近付きます。
氷川誠「待って!待ってください!!あなたは…確かあかつき号の…」
氷川は木野の顔を覚えていました。
木野にも氷川の顔に覚えがあるようです。
北條透「あの男がアギト…」
翔一と真魚、太一は菜園にかぶを植えてます。
太一「翔一!もう勘弁してくれよ!腰が痛いよ!」
真魚「私も!」
翔一「何よ!まだ5分も経ってないじゃない…」
太一「大体俺、かぶ嫌いなんだよ!もっと違うもの植えようよ!バナナとかさあ!」
翔一「無理だって!俺が作るかぶはそこらのとは違うんだからさ…きっと太一も好きになるって!」
太一「えーっ!あっ、そうだ!宿題あるんだ!!」
宿題を口実に逃げる太一
真魚にかぶの種を渡して逃げる太一
真魚「でも翔一君新しい野菜作る時ってなんか凄い嬉しそうだよね!」
翔一「そりゃあさ!いいと思わない?だんだん野菜が育つのって!何というか世の中いろいろあるけど野菜は育つって言うか…」
真魚「何となく…わかるけど…」
翔一「だろ!俺、思うんだよね!ここの野菜が育っている内は世の中捨てたもんじゃないって!だからさ!俺にもしものことがあってもこいつらの面倒だけは見てほしいんだ!」
真魚「何よそれ?どういう意味?」
真魚は俺にもしものことがあってもというのが引っかかるようです。
翔一「別に大した意味はないけど…もしもの話だって!」
複雑な表情の真魚
氷川と木野
氷川誠「木野薫さんですよね?あかつき号で一度お会いしたことがある…」
木野はいつの間にかサングラスをかけてカッコつけています。
木野「私が今ここでこうしていられるのもあなたのおかげだ…」
氷川誠「それは僕のセリフですよ…何度アギトに…いや…あなたに助けてもらったことか…」
木野「私があなたを?…なるほど…」
木野は不思議そうな表情を見せますが、すぐにピンときたのか薄ら笑いを見せます。
氷川誠「でも…何故あなたはアギトになったんですか?」
木野「私にも詳しいことは分かりません…ただこの世に神の意志というものがあるならば私はそれによってアギトになった…そして神の意志があるならば邪悪なる者の意志も存在する…」
氷川誠「邪悪なる者…アンノウンのことですか?」
この時木野の携帯電話が鳴ります。
電話を取る木野
木野「はい…分かりました…すぐに伺います。」
電話を切る木野
木野「緊急のオペが入りました…行かなければなりません…」
氷川誠「オペ?ドクターなんですか?」
木野「ええ…人の命を脅かすのはアンノウンだけではありませんよ!病気や事故と戦うのも私の使命なんです…」
氷川誠「お会いできて良かった…アギトが人間ならどんな人だろうとずっと思っていましたが、想像通りの、いや想像以上の人だった!!行きましょう!!病院まで僕に先導させて下さい!」
単純な氷川は木野の芝居にあっさり騙され、心酔してしまった様子です。
真島は涼をどこか分からない場所に匿っています。
涼は物凄い苦しみ様です。
真島「芦原さん!しっかりしてよ!芦原さん!」
異常なまでの涼の苦しみ方に真島は途方に暮れています。
さて警視庁では北條透がまたも性懲りもなくアギト捕獲作戦の議案を上層部に提出!
「アギト捕獲作戦?」
北條透「ええ…その通りです!我々は今までアギトを謎の存在としたまま、とりあえず対アンノウンの戦力として黙認してきました。だがそういった曖昧な態度がアンノウン関連の事件に対する停滞の一因であることに疑いは入れません!」
「確かにアギトを捕獲することができれば多くの謎が解明できるだろうが…」
「しかし君は以前アギト捕獲作戦を実行し、失敗している!アギトはそう簡単に捕獲できるものではない!我々としてはそのリスクを懸念しているんだ!」
北條透「ええ…しかしアギトが人間だったら…?」
「アギトが人間?」
「君はアギトが人間であると確認したのか?」
北條透「この目で確かに!恐らくアギトは人間の姿の時には充分に力を発揮できないはずだ!そこを狙えば!」
自信満々の笑みを浮かべる北條透
G3ユニットの集い
小沢澄子「アギトが人間だった?本当なの?」
氷川誠「ええ…すみません…言おうかどうしようか迷ったんですが…やはり小沢さんに隠し事はできません…」
小沢澄子「会ったの?どんな人だった?」
氷川誠「ええ…あれほど高潔で純粋な人間には会ったことがありません!」
小沢澄子「ふーん…」
氷川誠「何か?」
小沢澄子「胡散臭いわね!大体純粋な人間なんて言葉の矛盾よ!人間は不純だからこそ人間と言える!もし誰かが純粋に見えるならその人物は自分の影の部分を隠そうとしている可能性が高い!私が出会った人間の中でもまずまず純粋と言えるのはあなたと津上翔一、2人だけだわ!」
氷川誠「ちょっと待ってください!よりによって僕とあの津上翔一が似てるって言うんですか?冗談じゃありません!小沢さんは人間観察が偏ってるんじゃありませんか?小沢さんも木野さんに会えば本当の純粋さというものが分かるはずです!」
小沢澄子「あなた…最近、結構逆らうわね!」
氷川誠「はっ?」
小沢澄子「まあいいわ!実際に会ってみようじゃない!その木野なる人物にね!」
翔一と真魚はまだ菜園にいます。
真魚はいい加減疲れているようです。
真魚「翔一君!いい加減ちょっと休もうよ!」
翔一「うん…じゃあ俺、お茶入れてくるよ!」
お茶を入れに行く翔一
そこに真島が訪ねて来ました。
真魚「真島君!」
真島「真魚ちゃん!」
真魚「どうした?何かあった?」
真島「うん…実は…ちょっと頼みがあってさ…」
翔一がジュースをコップに入れています。
すると太一が「いただき!」と言って持って行ってしまいました。
翔一「こら太一!宿題は?」
真島は真魚に涼の怪我のことを話します。
真魚「芦原さんが怪我?」
真島「それがどうもヤバいみたいでさ…真魚ちゃんの力で何とかならないかな?」
真魚「無理だよ…前に芦原さんを助けた時にああいう力は消えちゃってるし…」
ガッカリした表情の真島
そこに翔一がやってきます。
翔一「あれ!こんにちは!えーと確か前に一度会ったよね!真魚ちゃんが家出した時!上がってよ!すぐにお茶入れるからさ!」
真魚「そんなことより大変なんだって翔一君!芦原さんが!」
翔一「芦原さんが!」
公衆電話で電話している女子高生
アンノウンか狙っています。
「もしもしゴメンね!あのさ、今公衆電話からなんだけど…そう、携帯の充電切れちゃってさ…ねえ今どこ?ゲホッゲホッ!!」
公衆電話の中にガスが充満して女子高生は咳き込みます。
公衆電話から出た女子高生は倒れ込んでしまいます。
「大丈夫ですか?」
「今、救急車を!」
近くにいた人が寄ってきます。
その目の前で何と女子高生は溶けてしまいました。
当然大変な騒ぎになります。
氷川誠と小沢澄子は木野と待ち合わせをしている喫茶店にいます。
小沢澄子に木野のことを知って貰いたくて氷川が木野と待ち合わせをしている喫茶店に小沢澄子を連れてきたのです。
時刻は午前10時を回りました。
小沢澄子「何よ!来ないじゃない!」
氷川誠「はあ…」
「いらっしゃいませ!!」
客が入ってきますが木野ではありません。
氷川誠「確かに10時にここで会う約束をしたんですが…」
小沢澄子「どうやら時間にルーズなタイプのらしいわね!」
氷川誠「そんなことはないと思います。もしかしたら緊急の用事が入ったのかもしれません…何しろ忙しい人なので…」
この時木野は喫茶店の外から2人を見ています。
氷川の携帯電話に電話が入ります。
氷川誠「はい!氷川ですが…」
氷川の顔色が変わります。
氷川誠「木野さん!」
木野「どういうつもりですか?君と2人で会う約束だったはずですが…」
氷川誠「それは…すみません…でも小沢さんは私の上司で信用できる人です…」
木野「そういう問題ではありません…私は自分の身を守らねばならない!私がアギトだと知れば警察は私を捕獲しようとするでしょう…私は研究材料になるつもりはありません!」
氷川誠「それは…」
木野「あなたは私の信用を取り戻さなければならない!そのためにあなたには芦原涼という人間の居所を探してほしいのですが…」
氷川誠「芦原…涼…」
木野「私と戦っていた人物ですよ…彼はアギトと同じ力を持ちながら邪悪な意志によって動いている…放っておくわけにはいきません!」
小沢澄子「ちょっと貸しなさい!」
近くから木野が見てると察して店を出て外まで木野を探しに行ってた小沢澄子が氷川から携帯電話を奪います。
小沢澄子「近くにいるんでしょう!姿を見せて!あなたの身の安全は保証するから!」
木野「自分の身は自分で守ります!」
電話を切る木野
翔一と真魚は涼が匿われている場所に真島に連れられてやってきました。
翔一「芦原さん!芦原さん!しっかりして下さい芦原さん!」
涼は大変な苦しみ方です。
真魚「どうする翔一君?」
翔一「このままじゃマズいんじゃないかな…何とかしないと!」
北條透はアンノウンに狙われると思われる被害者の親族を護衛しています。
警察官A「現れますかねアギトは?」
北條透「ええ…第1の被害者の状況から見てアンノウンが動いているのは間違いない…必ずまた血縁関係者が狙われます!そしてアンノウンが現れれば恐らくアギトも!」
木野はバイク走行中
またオペの依頼の電話がかかってきて快諾します。
早速病院にやってきた木野は検査したドクターから説明を受けます。
ドクター「見てください!心臓から肺にかけて著しい損傷が見られます。普通なら死んでいてもおかしくない状態だ!」
その時ドアをノックして翔一か入ってきました。
翔一「失礼します!あの…どうですか?芦原さんの具合?」
これには木野もビックリ!!
木野「君は!」
翔一「あっ!俺のバイクを直してくれた人!奇遇ですね!まさかあなたが先生だったなんて!お願いします!俺のバイクみたいに芦原さんを治して下さい!」
木野「芦原…」
木野はレントゲン写真に芦原涼と名前が記されているのを見てほくそ笑みます。
北條透達はまだ護衛中
被害者の親族が車に乗り込みます。
するとガス発生!!
そしてアンノウン出現!!
今回はリザードロードのステリオ.デクステラです。
フロントガラスを頭突きで割るリザードロード
「うわーっ!!」
北條達も当然アンノウンを見ます。
警察官「北條さん!」
北條はビビって車から降りません。
翔一は説明を受けてから待合室に戻ります。
真魚「翔一君…」
真島「大丈夫かな…芦原さん…」
笑顔で頷く翔一
ここで翔一のアンノウンセンサー発動!!
飛び出して行く翔一
真魚「翔一君!!」
木野は手術前のフル装備で手術室へ
木野「このオペは私1人で行う!君達は速やかに退室するように!」
看護師達は顔を見合わせます。
木野「聞こえなかったのか?君達は必要ないと言ってるんだ!!」
語気を強める木野
どこからどう見ても嫌な奴です。
看護師達は出ていきます。
リザードロードに4人の警察官が発砲していますが全くノーダメージです。
まあ当たり前ですね。こんなんで倒せるならG3システムでもアンノウンに楽勝ですから。
そこに北條の読み通りアギト登場!!
翔一の変身シーンはありませんでした。
いきなりリザードロードを豪快にバイクで跳ね飛ばします。
リザードロードは2体います。
もう1体はステリオ.シニストラです。
アギトも2体相手に苦戦してぶっ飛ばされます。
ここてバーニングフォームにチェンジするアギト
専用武器のシャイニングカリバーを駆使してリザードロードに優勢です。
1体をぶっ飛ばします。
シャイニングカリバーで簡単にリザードロードの1体を撃破!!
爆散するステリオ.デクステラ
ステリオ.シニストラはビビって逃走します。
グランドフォームに戻ってバイクで追跡するアギト
ここで待機していた北條透の乗ったパトカーが動きます。
北條透「各車アギトを追跡!まだ手は出さないように!アギトが人間に戻ったところを捕獲します!」
「この先は一本道です。捕まえたも同然ですよ!」
一本道に差し掛かったところで変身解除して翔一に戻るアギト
そして翔一を前方からパトカーがやってきて北條達のパトカーとで包囲します。
銃を持って取り囲む警察官
北條透も銃を構えて翔一に向けています。
北條透「アギト!あなたの身柄を拘束します!」
ヘルメットを脱ぐ翔一
翔一「あれ?北條さん!何かあったんですか?」
北條透「あなたは!!」
笑顔で頷く翔一
それにしても木野って本当に嫌な奴ですね。自作の龍騎になって浅倉だの東條だの芝浦だのカニ刑事だの嫌な奴、犯罪者、メンヘラ、いろいろヤバいのが出ましたが、アギトの時点では木野薫が仮面ライダー史上ダントツで嫌な奴1位であること間違いなしです。
そしてこんなのが高潔で純粋だと思う氷川って頭ヤバすぎますね。