冒頭、自分の部屋でラジコンのリモコンを組み立てている小学生イサオ
イサオ「さあ!できたぞ!!」
リモコンが完成して満足そうです。
早速ラジコンを動かしてみますが思うように動きません。
イサオ「変だなあ…」
イサオは怪訝そうにリモコンを見ています。
近付いて中を覗きこみます。
イサオ「どうしたんだろう?」
タンスのドアを開けるイサオ
イサオ「アアアアアア〜」
ゴルゴムの研究室らしき場所で何やらパニクっています。
「第3コンピュータ異常ありません!」
「第5回路はどうだ?」
「異常ありません!原因不明です!」
「そんなはずはない!!」
ここで大怪人バラオムがやってきました。
バラオム「どうしたというのだ?」
「ワープ装置のコンピュータのポイントが狂っています!」
バラオム「何?」
ここで何やら眩い光が科学者やバラオムを襲います。
大怪人バラオムと目が合ってビビりまくるイサオ
バラオム「何者だ?何故ここへ?」
イサオ「アアアアア〜」
ビビりまくって後ずさりするイサオ
バラオム「捕まえろ!!」
科学者達に指示するバラオム
科学者達「はい!!」
しかし科学者達3人、それにバラオムが加わってもイサオを捕まえられません。
イサオは研究室の外に逃げます。
狭い地下道を逃げるイサオ、追ってくるバラオム
バラオムは恐ろしい化け物感満載で子供ならトラウマになりそうなシーンですが、いつもなら放ちそうな破壊光線も放たずにただ脅すように追っているだけです。
地下道も終わりになり、ドアが目の前に!!
イサオは必死にドアを開けようとしますが開きません。
イサオ「開けて!!開けて〜!!」
必死にドアをノックするイサオ
バラオムはすぐそこまで迫っています。
イサオの叫び声がまたしても外でバイク走行中の光太郎の耳に届きます。
どんだけBLACKの世界は狭いんだって毎回思いますが今回もなかなかです!
光太郎「あの声は!」
勝手にイサオの家に侵入し、イサオの部屋に入る光太郎
住居不法侵入を繰り返す光太郎には常識というものが欠落しているようです。
タンスの中から「開けて!開けて!!」というイサオの悲鳴が聞こえてくることに気付いた光太郎
イサオ「アアアアアア!」
バラオムがもう1メートルもないところまで来てます。
光太郎はタンスのドアを開きます。
イサオはドサッと落ちてきました。
イサオ「助けて!!お化けが!!!」
光太郎「お化け?」
イサオ「タンスの中に!」
イサオは震えています。
イサオ「怖いよお!」
光太郎に抱きつくイサオ
タンスの中を見る光太郎
光太郎「何もないじゃないか…さあ!」
イサオも光太郎に言われてタンスの中を見ます。
イサオはタンスの中が洋服だけであることが信じられない様子
イサオ「この中がトンネルになって恐ろしい化け物が…」
光太郎「夢でも見たんじゃないか?」
イサオの頭を小突く光太郎
イサオ「そんなあ!!」
むくれるイサオ
イサオ「でも変だなあ…」
納得いかない様子です。
ラジコンのリモコンが音を立てています。
ゴルゴムのアジト
シャドームーン「何!ワープ装置の実験が失敗した?」
ダロム「どうしたということだ?」
バラオムは離れたところにある研究室からシャドームーンに報告しています。
バラオム「ワープ装置に異常はありません…原因は妨害電波です!」
ダロム「妨害電波?」
バラオム「正体不明の電波がワープ装置を制御するコンピュータを狂わせあの子供を地下室に連れてきてしまったのです…」
シャドームーン「東京水没作戦はしばらく延期する!」
ビシュム「しかし今までの実験はすべて成功しているのです!」
シャドームーン「ゴルゴムのワープ装置は空間を歪め、物質を遠く離れた場所へ瞬間的に移動させることができる…奢り高ぶった人間共は地下にまで手を広げ、東京の地下は網の目のように掘りぬかれている!その地下にワープ装置によって東京湾の水を一気に送り込む!」
ビシュム「凄まじい水の流れは道路やビルの下をえぐり、地盤を流し去ります!都市は大地の支えをなくし、道路は沈み、ビルは倒れ、やがて海の底へと消え去ることでしょう!」(この人達やっぱりめちゃめちゃ性格悪いですね(笑))
ダロム「大怪人バラオムが自ら指揮をとるこの作戦、何としても成功させなければ!!」
シャドームーン「大怪人バラオム!妨害電波の正体を突き止め破壊せよ!!」
バラオム「ハハッ!」
シャドームーン「その後直ちに東京水没作戦を実行する!」
庭のプールで遊んでいる兄と妹
妹「お兄ちゃん!!今度はお兄ちゃんの番!!」
プールから上がった妹はお兄ちゃんと交代です。
兄「よーし!」
プールに飛び込むお兄ちゃん
妹は庭の芝生に敷いたマットに寝転んでゆったり!
妹「よーし!」
ビーチボールを投げ込む妹
しかしビーチボールは跳ね返ってきました。
妹「あれっ?」
立ち上がってプールを覗き込んだ妹はビックリ!!
妹「パパ!パパ!お兄ちゃんがいない!!」
パパ「おおっ!水がない!」
お兄ちゃんは消え去りプールは水が全てなくなっていました。
レオタード姿で踊っている女の子達
「キャー!!何この人?」
「あなた誰?」
兄「ここはどこ?」
ビジネスビルのエレベーターに乗り込む会社員達
「どうだい君のところは?」
「いやあ忙しくて海にも行けないですよ!」
ビジネスビルなだけに他の会社の人と話をしています。
エレベーターのドアが開きました。
「うわあ!!海!!!」
よく見ずに出ようとして転落する人々
キャピトラ
またニュースを観ている光太郎達
「本当なんです!ちょうど海の話をしていたら突然目の前に海が!なあ?」
「ええ!そうなんです!どうなってるんだ?全く!」
レポーターの美人に状況を話しているサラリーマン
レポーター「それは不思議な体験ですね…」
杏子「そんなことってあるのかしら?」
克美「うん!ワープ空間ならね…」
光太郎「ワープ?」
克美「空間を歪めるのよ!離れた場所でも空間を歪めればくっつけることができるわ!」
エプロンの紐で説明する克美
何やらワープに詳しそうでマニアックな克美です。
杏子「SF映画に出てくるあれね!」
克美「うん!そうそう!」
自分もエプロンの紐で実践して考え込む光太郎
光太郎「離れた場所をくっつける…ああ!タンスの中に怪人が!」
飛び出して行く光太郎
克美「光太郎さん!」
また部屋でラジコンで遊んでいるイサオ
バイクでイサオの家に向かう光太郎
ゴルゴムの研究室
科学者「妨害電波をキャッチしました!」
バラオム「よし!発生源を突き止めろ!」
科学者「はい!」
何やら装置で解析している科学者
イサオは呑気にラジコンで遊んでいます。
バラオム「ウオ!!」
またも飛びついたつもりがイサオからかわされているバラオム
イサオ「アアッ!!オオオ!!」
ビビりまくるイサオ
リモコンを見るバラオム
バラオム「それか!」
イサオ「助けて〜!助けて〜!助けて〜!」
尻もちをついたまま後ずさりするイサオ
ここで光太郎がやってきました。
イサオ「お兄ちゃん!」
バラオム「南光太郎!」
光太郎に襲いかかるバラオム
しかし小学生にもかわされるバラオムの攻撃は当然光太郎にもかわされます。
光太郎「ゴルゴム!」
バラオム「邪魔はさせん!」
光太郎とバラオムのバトル
光太郎「イサオ君!逃げろ!!」
光太郎は組み合った状態でバラオムから放り投げられて窓を割って外へ!
そこでジャンプ変身をする光太郎
BLACKとバラオムのバトル
イサオは1人必死に逃げています。
階段を登っているイサオ
しかし目の前に立ちはだかるビシュム
ビシュム「オホホホホホ!」
イサオは違う方向に逃げようとしますがそこにはダロムが!
ダロム「ハハハハ!もう逃げられんぞ!」
ビビりまくるイサオですがここにBLACKが飛んできます。(バラオムはどうしたんでしょうか?)
イサオ「仮面ライダー!」
ダロム「ライダー!」
破壊光線を放つビシュム
イサオを連れて避けるBLACK
ここでダロムは念動力でイサオの手に持っているリモコンを奪い取ります。
イサオ「あっ!」
ダロム「こんなものがワープ装置のコンピュータを狂わせていたのか!!」
BLACK「何!?」
地面に叩きつけて破壊するダロム
イサオ「ああっ!」
ビシュム「もうこっちのものよ!大怪人バラオム!」
ビシュムはバラオムに合図
バラオム「よし!ワープしろ!!」
科学者達がワープ装置を操作し、BLACKとイサオはワープ空間に飛ばされました。
ワープ空間に飛ばされたBLACKとイサオですがBLACKの手からイサオが離れてしまいます。
イサオ「わあ〜仮面ライダー!!」
BLACK「イサオ君!!!」
BLACKがワープしたのは横断歩道の真ん中!
車が通っていない分離帯の辺りだったので車にはねられずにラッキーです。
変身は解除され光太郎に戻っています。
そして横断歩道の向こう側、歩道を歩いているイサオを発見する光太郎
光太郎「イサオ君!」
イサオを追いますが見失ってしまう光太郎
辺りを見回している光太郎ですがイサオの姿はありません。
ここでイサオの悲鳴が聞こえてきました。
見るとビルの屋上にダロムに捕まったイサオがいます。
イサオ「お兄ちゃん!!助けて〜!!」
光太郎「イサオ君!」
イサオ「助けて〜!!」
「助けて〜!!お兄ちゃん!!助けて〜!!」
今度はイサオは池にハマっています。
光太郎「イサオ君!」
池に入ってイサオを助けようとする光太郎
「あ〜何だ?」
「洋服!!洋服!!洋服!」
小学生の男の子達が入ってる男湯です。
光太郎「違うんだ!!」
まるで女湯を覗いてたと誤解されて弁解してるような光太郎です(笑)
ここでまたワープして飛ばされる光太郎
やってきたのは海の近くです。
船の汽笛の音がしています。
光太郎「そうか…これがワープ空間なのか…」
いきなりダロム登場!
ダロム「フフフフ!南光太郎!」
ビシュムも一緒にいます。
ビシュム「気がついたのが遅すぎたわね!あれをご覧!!」
ビシュムは海の上を走っているボートを指差します。
見るとボートの上にはイサオが乗っており気絶しています。
光太郎「イサオ君!」
ダロム「フフフフ!ワープ装置の本当の威力を見せてやろう!東京水没作戦開始!!」
ダロムの合図で研究室にいるバラオムがワープ装置を動かしました。
5分のタイマーが動き始めました。
バラオム「あと5分…東京は水の底に沈む…フフフフフ!」
イサオのボートが進んでいる方向、先の方で大量の水がワープ装置によって流れ込んできました。
イサオは気を失ったままです。
光太郎「イサオ君!!」
光太郎はただ見ているだけでどうすることもできません。
ダロム「ワープ装置によって送り込まれた大量の海水が東京の地盤を洗い流し、やがて海の底に沈むのだ!」
光太郎「何!?」
ビシュム「お前も共に命を終わるが良い!」
目から破壊光線を放つビシュム
避ける光太郎
今度はダロムの念動力!
ぶっ飛ばされる光太郎
ここで光太郎は怒りの変身!!
「変〜身!!」
変身したBLACKはジャンプするもいきなりダロムの念動力で叩き落されます。
「ロードセクター!!」
ここでBLACKはロードセクターを召喚!
ビシュムがBLACKに飛びかかります。
ダロムが念動力を使おうとした時にロードセクターがやってきました。
しかしロードセクターはふらつき走行!
倒れるロードセクター
画面にはソウコウフノウの文字が!!
BLACK「走行不能?」
ビシュム「オホホホホホ!引っかかったわね!」
BLACK「何!?」
ビシュム「ロードセクターを呼びそのRSコンピュータを使ってワープ装置の位置を割り出し駆けつける…そのくらいお見通しよ!」
ダロム「フフフフフ!予め電磁バリアを張り、待ち受けていたのだ…」
ビシュム「もう間に合わないわ!」
イサオを乗せたボートはどんどん進んでいます。
バラオム「あと3分…」
ダロムは念動力でBLACKを左右に放り投げて遊んでいます。
ビシュムはまた豊満な身体?でボディアタック!!
タイマーは残り1分を切りました。
ダロムの念動力でぶっ飛ばされるBLACK
ビシュムは階段の上で翼をヒラヒラさせて余裕かましています。
BLACK「このままではイサオ君が…いや東京中の多くの人々の命が危ない!」
焦るBLACK
ダロムとビシュムは攻撃せずに余裕かましています。
BLACK「何とかしてワープ装置を破壊しなければ…」
残り30秒になりました。
バラオム「あと30秒…」
ダロムの念動力でジャンプしたのに叩き通され、ビシュムの破壊光線を受けるBLACK
ロードセクターの方にぶっ飛ばされたBLACK
BLACK「もう時間がない…」
ここでロードセクターのコンピュータの音が鳴ります。
BLACK「コンピュータは無事だ…ロードセクター!ワープ装置のコンピュータを分析しろ!妨害電波を送るんだ!」
ロードセクターの画面にブンセキチュウの文字が出ました。
ダロムとビシュムはロードセクターがおかしな音を立て始めたので驚いています。
BLACK「プラズマジェット!!」
大量の排気ガスを放つロードセクターにダロムとビシュムは怯みます。
BLACK「今だ!!」
BLACK「イサオ君!しっかりしろ!!」
意識を失っているイサオを起こそうとするBLACK
残り10秒切りました。
しかしロードセクターが送っている妨害電波で残り1秒になったのに逆に59秒になったりしているタイマー
バラオム「どうしたというのだ?」
遂にワープ装置が爆発します。
バラオム「おっ!仮面ライダー!」
爆発しているワープ装置
炎に包まれる研究室
BLACK「イサオ君!」
イサオは意識を取り戻します。
イサオ「あっ!仮面ライダー!!」
バラオム「おのれ!!あと一歩のところを!ギャッ!」
BLACKに襲いかかるバラオム
破壊光線を放ちますがワープ装置に命中します。
BLACK「さあ!早く逃げるんだ!」
イサオ「うん!」
研究室から逃げるイサオ
BLACKとバラオムの肉弾戦!
イサオは地下トンネル内を逃げています。
さらに研究室内は爆発がひどくなります。
バラオム「ええい!その首預けたぞ!!」
お決まりの捨て台詞を残して逃げるバラオム
BLACKも脱出!
ハシゴが倒れてきている研究室は大爆発!
イサオは地下トンネル内を走り、行き止まりのドアから自分の部屋へ!
今回は部屋の方から開けてくれる人は必要なかったらしいです。
イサオの目の前にはラジコンが!
イサオ「あっ!これは…」
ラジコンを手に取るイサオ
イサオ「僕の机!ここは…僕の部屋!」
イサオはタンスの中を覗き込みます。
イサオ「仮面ライダー!仮面ライダー!!」
BLACKを呼ぶイサオ
しかしBLACKは出てきません。
タンスのドアを閉めるイサオ
イサオ「仮面ライダー…」
BLACKが死んだと思ったのか落ち込んでいるイサオ
ここで光太郎がドアから入ってきました。
イサオ「お兄ちゃん!」
光太郎「良かった〜!無事だったんだね!」
イサオ「うん!でも…仮面ライダーが…」
光太郎「勿論無事さ!君の様子を見てきてくれって頼まれたんだ!」
イサオ「本当?」
光太郎「うん!」
笑顔の光太郎
光太郎「大丈夫だよ!仮面ライダーが悪い奴をやっつけたんだ!もう二度とこのタンスの中から怪人が出てくることはないよ!」
イサオ「うん!」
タンスを開く光太郎
するとぬいぐるみが落ちてきました。
イサオ「ハハハ!」
光太郎「アハハハ!怪人だ!トウ!!」
ぬいぐるみにパンチする光太郎
2人とも笑顔です。
イサオは茶目っ気たっぷりに光太郎をからかいます。
光太郎「こいつ〜!!ハハハハ!」
イサオは引っ越すことになりました。
光太郎「イサオ君…引っ越しちゃうのか…」
イサオ「お父さんが転勤なんだって…せっかくお兄ちゃんとも仲良くなったのに…」
光太郎「またきっと会えるさ!」
イサオ「うん!」
イサオは光太郎の耳元でささやきます。
イサオ「ねえねえ…あのタンス置いてくことになったんだ…」
光太郎「そう…」
イサオ「なんだかちょっと寂しいな…あんなに怖かったのに…おかしいけど…」
光太郎「イサオ君!君が扉を開けばそこに素晴らしい世界が開けている…きっとそんな日が来るよ!」(臭いセリフを言う光太郎です。)
イサオ「うん!」
イサオはトラックに乗り込みました。
イサオ「お兄ちゃん!また会えるね?」
光太郎「イサオ君!元気でね!」(答えてない光太郎です。)
イサオ「うん!サヨウナラ!」
光太郎「バイバイ!」
イサオ「バイバイ!!」
ナレーション
ゴルゴムの作り出した悪夢の世界を後に少年は未来に向かって旅立って行った!だがゴルゴムの魔の手は今も君を狙っている!扉の向こうの明るい明日を信じ、戦え!仮面ライダーBLACK!!
今回は本当にどこまでもBLACKに都合がいい展開でした。(まあいつもですが…)
残り30秒になってからが長いこと、長いこと!!
タイムリミットギリギリで止めるというのはヒーローものの定番ではありますが。
そしてBLACKのジャンプ力!!
RXで60メートルでマリバロンが驚いてましたがBLACKは30メートルくらいなはずです。
しかし海の上を何分も走り続けるボートの上にジャンプで到達したって何キロとかそういうレベルだと思います。
画面で見る限りボートの前の大量の海水が押し寄せている場所までそんなに距離はありませんでした。
しかしかなりな速度で走り続けてるのに到達しない!
今回は死亡した怪人はなし!ライダーキックの出番もなし!
次回はビシュムの死です。
あと1点ですがちょっと肥満気味で運動神経悪そうな小学生のイサオ1人捕まえられないバラオムと科学者達って酷すぎませんか?