風のエルからボコられて建物の屋上から転落したエクシードギルス!
風のエルはエクシードギルスはくたばったと思い、よく確認もせずに立ち去ります。
エクシードギルスはギルススティンガーで転落せずにぶら下がっていました。
別に普通の人間ではないわけだし、転落しても死なないと思いますが…
警視庁
上層部との会議で大胆な提案をする小沢澄子
「では小沢管理官はG3ユニットを強化拡大すべきだと言うのかね?」
小沢澄子「そのとおりです…アンノウンが滅んだという証拠は何もありません!また、例えそうであったとしても将来出現するしれない未知の敵に対して充分な備えをしておくべきだと思います!」
「とうかな?今ここに存在しない敵に対してそれほどのことをする必要があるのかどうか…」
「どう思うかね?北條主任は?」
北條透「私がここに呼ばれた理由はただ1つ!つまりアギトをどうするかだ!違いますか?」
相変わらず自信満々な発言をする北條透
北條透「私はこれまで客観的にアギトなる存在を観察、調査してきました。結論から言えば私は小沢管理官の意見に賛成です!だがG3ユニットを強化するという目的の中にはアギトに対する防衛という面も含めるべきだ!」
小沢澄子「何ですって?」
北條透「当然でしょう!もし将来的にアギトの数が増えていったら、それこそ小沢管理官の言う未知なる敵になるかもしれない!」
急に立ち上がる北條透
北條透「彼らは人間でありながら人間ではない!その可能性は充分にあると思いますが…」
翔一がバイトを始めたレストラン
朝早くから厨房に来て1人勉強している岡村加奈
翔一がやってきました。
翔一「おはようございます!こんなに早くから勉強ですか?凄いなあ!」
加奈「少しでも早く一人前になりたいんです!」
翔一「へえ〜でもあんま無理しないほうがいいですよ!身体壊しちゃ何ですから!」
加奈は完全無視!
翔一「ん?この料理はアジのムニエルオリーブソースですよね?俺、大好きなんです!」
加奈「あの!話しかけないで貰えませんか?私、友達作りにここに来ているわけじゃないですから!」
翔一「すみません…」
冷たくされる翔一
涼がバイトしているバイク屋
涼は風のエルにやられた腕が痛むようで突然、道具を落とします。
親父「どうした?」
涼「いや…」
親父「具合が悪いんなら休んでもいいんだぞ!」
涼「大丈夫!」
心配そうな親父
警視庁
1人で昼食をとっている尾室巡査のところに小沢澄子がやってきました。
小沢澄子「尾室君!」
尾室巡査「あっ!小沢さん!」
小沢澄子「なんか凄く久しぶりのような気がするけどどう?元気でやってる?」
尾室巡査「ええ…さっき上に怒られちゃって…」
小沢澄子「何かあったの?」
尾室巡査「ええ…いや、大したことじゃないんですけど…昨日、スコーピオンという有名な暴走ライダーを取り逃がしちゃって…それで…」
小沢澄子「そう…大変ね…」
尾室巡査「あっ、小沢さんの方はどうですか?」
小沢澄子「会議、会議の毎日よ!口だけは達者な北條透を相手にね!」
尾室巡査は黙っています。
小沢澄子「どうしてるかしら氷川君は…また皆で一緒に働けるといいけど…」
尾室巡査「小沢さん!!」
急に泣き出す尾室巡査
小沢澄子「どうした?」
尾室巡査「僕…僕…嬉しいです!!小沢さんにそんなふうに言ってもらえて!!」
小沢澄子の肩に頭を乗っけて泣く尾室巡査
小沢澄子「よし!よし!!泣かない!泣かない!また焼き肉奢ってあげるから!」
ハンカチを渡す小沢澄子
尾室巡査「はい!ありがとうございます!」
まだ泣いてる尾室巡査
森林浴をしている闇の力のお兄さん
闇の力「人間よ!私の子供達よ!滅びなさい!私はもうあなた達を愛することができない!滅びなさい!滅びなさい!自らの手で!」(なかなか酷い神様です。)
公園を散歩している女の子
なんと遊具で遊んでいるもう1人の自分を目撃!
次の瞬間もう1人の自分は消えます。
「嫌ー」
女の子は恐ろしくなって逃げます。
女の子は変死体で発見され、氷川、河野が検死に来ています。
河野「全く信じられんよ!目撃者の証言によると突然走り出して自分から壁に激突したらしい…一体どうなってるんだ?動機もない奇妙な自殺が都内だけでも30件を超えている…しかもこの2日間でだ…」
氷川誠「河野さん…ちょっとこれをみてください…」
氷川は自分の手帳を河野に見せます。
河野「何だいこりゃ?」
氷川誠「自殺者達の生年月日なんですが奇妙だと思いませんか?」
河野「何が言いたい?」
氷川誠「全てが10月23日から11月22日の間に集中しています!つまり自殺した人間の全員がさそり座の生まれなんです!」
河野「しかしお前…どういうことなんだ一体?」
氷川誠「分かりませんまだ…でも何か途方もないことが起こっているような気がします…人類全体に我々ではどうすることもできない何かが…」
暴走ライダースコーピオンのバカ女はまたも暴走中
なんと不運にも交通取り締まり中の尾室巡査とバッタリ!!
逃げるスコーピオンは涼のバイトするバイク屋へ
涼「またお前か…今度はどうした?どこをやった?」
バカ女「あんたこのバイク改造できない?もっと速く走れるように!」
涼「断る!」
バカ女「何よ!客の注文が聞けないって言うの?」
尾室巡査のバイクがやってきたので慌てて事務所に隠れるバカ女
涼はバカ女を庇ってバイクにカバーをかけます。
尾室巡査「すみません!ちょっといいですか?」
涼「何か?」
尾室巡査「スコーピオンって暴走ライダーについて心当たりはありませんか?真っ赤なバイクにさそり座のマークを書いたバイクなんですけど…」
涼「知らないな!」
尾室巡査「これがまた酷い奴で!この辺りを我が物顔で暴走しまくってめちゃくちゃな走りで!僕なんか奴のおかげで上から大目玉食っちゃってたまりませんよ!じゃっ!失礼します!!」
尾室巡査は立ち去ろうとします。
涼は安心して身体を動かしました。
カバーをかけたスコーピオンのバイクの赤い色が見えています。
尾室巡査「それは?」
尾室巡査はバイクを降りてカバーをかけたバイクに近付きます。
涼「知らないと言ってるだろ!!」
涼は威嚇して前に出ます。
尾室巡査…警察官のくせに涼にビビって後ずさり!
尾室巡査「そ、そうですか!じゃあ失礼します!あっ!何かあったら連絡下さい!」
バイクに乗って立ち去る尾室巡査
「すみませんでした!」と言って走り去るってどんだけヘタレなんでしょう(笑)
尾室巡査が立ち去ると涼はバイクにかけたカバーを外します。
涼「スコーピオンか…ガキだな!」
バカ女「何よ!あんたに何が分かるって言うの?」
涼は黙っています。
バカ女「どうして?どうして私を庇ったりしたの?」
涼「お前がガキだからさ!警察の厄介になるのはまだ早い!」
バカ女「ふざけないで!何も知らないくせに!私は走らなきゃいけないの!」
涼「何のために?」
バカ女「だって…」
涼「だって何だ?」
バカ女「他に何をどうすればいいのよ?」
涼「ガキだな…」
翔一のバイトするレストラン
加奈は料理を完成させました。
加奈「シェフ!お願いします!」
倉本「どら?」
倉本は味見しますが厳しい表情
倉本「何だこれは?すぐに作り直せ!!こんなんでお客から金取れるか!!」
加奈「すみません!」
翔一は苦しんでいる加奈を見て辛い表情
加奈は鍋を持って移動しようとして翔一にぶつかります。
翔一「アチッ!」
加奈「ゴメンなさい!」
倉本「何やってんだ馬鹿野郎!!」
倉本は本当に容赦ないです。これだと普通に皆辞めると思います。
加奈「すみません!」
加奈は火傷をした翔一の手当てをしています。
加奈「ごめんなさい…怒ってますよねやっぱり?」
翔一「いえ!話しかけたらまた怒られるかなって!ほら!友達作りに来てるわけじゃないって!」
加奈「もういいんです…クビですから…」
翔一「クビ?」
加奈「はい…さっきオーナーシェフに言われました…来なくていいって…」
救急箱を持って立ち去る加奈
スコーピオンのバカ女はまた暴走中
信号待ち(信号を守るのも意外ですが)してるところに涼がバイクで登場!!
涼「俺も物好きでな!ガキの走りが見たくなった…」
バカ女「私についてこれると思ってるの?」
信号が青になると走り出すスコーピオン
ちょっと走ったところで振り返るスコーピオン
涼はまだ信号待ちのところに止まったままです。
そして涼も走り出しました。
クビになった加奈は店を後にします。
クビになったのに店を出てから店に敬礼しています。
翔一は加奈のことが気になるようです。
厨房で何やらモゾモゾし始めた翔一
翔一「先生!ちょっとすみません!!」
倉本「おい!!」
翔一は飛び出して加奈を追います。
加奈に追いついた翔一
翔一「加奈さん!本当にいいんですか?このままで…あんなに一生懸命だったのに…」
加奈「仕方ありません…いろいろとありがとうございました!気にかけてもらって…それから何か冷たくしてごめんなさい…」
スコーピオンと涼の暴走!!
かなり迷惑極まりない走りですが不思議なことに二人だけの世界です。
全く他の車、バイクは走っていません。
そしてガキの走りを追い越す涼
スコーピオンは涼に付いていけません。
さらに危うく子供を跳ねそうになります。
涼がスコーピオンに飛びつきます。
どうにか悲惨な事故になるのを阻止した涼
ホッとしたため息を漏らします。
スコーピオンはバイクから転倒しています。
涼「大丈夫か?」
スコーピオンは心折れた様子
翔一と加奈も2人の世界
加奈「本当言うと私、あの店で3軒目だったんです…どこに行ってもうまく行かなくて…才能ないんです私…」
翔一「そんなことないですよ!加奈さんならきっといいシェフになれますって!」
加奈「私のお父さんもシェフだったんです…とても温かい料理を作る人でした…」
涼とスコーピオンの2人の世界
バイクを止めて2人語らっています。
バカ女「あれが大人の走りってやつ?」
涼「まあな…」
バカ女「本当に私ガキなのかなあ…でも走ってれば嫌なことも忘れられるし…」
涼「嫌なこと?」
バカ女「私、こう見えても将来有望な陸上選手だったんだ…皆、私に期待してたし、私も走ることしか考えてなかった…けど…練習中に怪我をして…」
翔一と加奈
加奈「私、お父さんの作る料理が大好きでした…お父さんもいつか私に料理を教えてくれるって…でもお父さん約束を守ってくれなかった…もしかしたら私、亡くなった父のことを心のどこかで恨んでいるのかもしれません…約束を破った父のことを…だから私の料理は駄目なんです…」
翔一「そんなことありませんよ!加奈さんはお父さんが大好きなんです…だからお父さんの跡をつごうとしてるんじゃないですか…諦めないでもう一度やってみましょうよ!先生だってきっと分かってくれるはずです!そうだ!もう一度さっきのスープを作って今度こそ先生を唸らせてやればいいんです!」
加奈「無理ですよ…私には…」
翔一「大丈夫ですって!」
翔一は加奈の肩にボディタッチ!
多少気まずい空気が流れます。
翔一「とにかくチャレンジしてみてください!俺、手伝います!店が終わったら迎えに行きますから!」
涼とスコーピオン
バカ女「私が走れなくなると皆、手のひらを返したように冷たくなって!コーチもクラブメイトも!」
涼「同じだ…俺と…」
バカ女「えっ?」
涼「いや…だが…裏切られることも悪くない…その分人の痛みが分かるようになる…」
バカ女「でもどうすればいいのよ!もう私には夢がないのに!」
このスコーピオンですがあまりにも演技が下手すぎてヤバいレベルです。
涼「夢なんかなくても生きてゆける!いや普通に生きてゆくのが俺の夢だ!」
バカ女「どういうこと?」
涼「花は夢を持っていると思うか?それでも花は咲く!花は枯れる!そういうふうに生きて行ければいいと思う!」
バカ女「分からない!私には!やっぱり子供だから?」
涼「もう一度俺と走ってみるか?」
バカ女「大人の走りを教えてくれる?」
涼「ああ!今夜ここで待ってる!」
翔一は仕事が終わり帰ろうとしてます。
翔一「お疲れ様でした!」
倉本「ご苦労さん!」
翔一「失礼します!」
倉本「また!」
仕事中とは打って変わって倉本は陽気です。
バイクで走り去る翔一
涼も仕事が終わりました。
涼「じゃあ親父さん!」
親父「ああ!」
涼もバイクに乗って走り去ろうとしています。
親父「おい涼!何かあったのか?珍しく嬉しそうじゃないか!」
涼「別に何もないさ!」
親父「そうか?」
感づいているのかにニヤけている親父
涼「また明日!」
親父「明日な!」
バイクで走り去る涼
また森林浴中の闇の力のお兄さんを目撃する不運な人が出ます。
風のエル「ここは聖地!人間が踏み入ってはならない!」
スコーピオンに会いに行ってる涼ですがアンノウンセンサー発動!!
Uターンして引き返します。
逃げる可哀相な青年を弓矢で射抜く風のエル
青年は可哀相に身体が水になってしまいました。
ここに涼が到着!!
涼「お前は!」
バイクで風のエルに突っ込む涼ですがぶっ飛ばされます。
涼はギルスに変身!
気合いだけは入りまくりで雄叫びが凄いギルスですが風のエルに歯が立ちません。
念動力でぶっ飛ばされます。
完璧にボコられているギルス
涼との待ち合わせ場所にやってきたスコーピオン
当然、風のエルにボコられ中の涼は現れません。
加奈との待ち合わせで加奈のアパートへ向かう翔一
しかし翔一もアンノウンセンサーが発動してしまいます。
加奈はアパートから出て外で待っています。
翔一がやってきた頃にはギルスは気絶してしまった模様
そして翔一は風のエルと初対面!!
「変身!!」
翔一はアギトに変身!!
アギトはパンチしようとした拳を物凄い握力で握りつぶされています。
恐ろしいまでの念動力でぶっ飛ばされるアギト
加奈もスコーピオンも待ち人は来ず!!
なかなか切ない展開です。
涼は変身解除されてうつ伏せに倒れています。
アギトはバーニングフォームにフォームチェンジ!!
しかしそれでも風のエルに歯が立ちません。
ぶっ飛ばされるアギト
そして何やら天体が移動しています。
ここで48話終了です!
加奈ですが無愛想なだけに笑顔を見せるとギャップで可愛いですね。
森脇英理子という女優です。魅力的な女優だと思います。
スコーピオンは演技が下手すぎてヤバいです(笑)
翔一と加奈の恋愛発展に期待したいですが、そうはならない模様です。
どちらも待ち人来ずの展開は本当に切ないです。
今回も涼がカッコよかったですね。夢なんかなくても生きてゆける!普通に生きてゆくのが俺の夢だ!発言は痺れます。
翔一はどっちかと言えば単にいい人で終わりそうなんですよね。