今季からMLBに挑戦した有原航平が初勝利を挙げました。
日本時間15日のレイズ戦に先発した有原航平は5回3分の2を投げて3安打無四球で無失点。
85球を投げて1-0のリードを守り、勝利投手の権利を手にしたまま降板。
結果、レンジャーズは有原降板後の7回に打線が爆発して一挙に5点を奪い、リリーフ陣もレイズの反撃を1点に抑えて6-1で勝利をおさめ、有原に嬉しいMLB初勝利が付きました。
優勝したわけでもないのにビールかけの祝福も受けたようです。
こういうところはMLBの素晴らしいところですね。
MLBで成功するためには投手としての実力は勿論ですが、環境適応力が大事です。
有原は日本での成績はこれまでMLBに挑戦した投手の中では下の方です。
防御率が悪いシーズンが多くダルビッシュや田中将大、前田健太と比べると相当格落ちします。
メジャー挑戦を表明した際のMLBの評価も菅野はローテ3番手クラスで有原は先発5番手との評価でした。
正直、応援する側もそんなに期待してる訳ではないのですが、環境適応力はあるようです。
よくチームに馴染んでいるみたいです。
日本で全くダメだった大家友和が2002年に13勝8敗で防御率3.18を記録したことも過去にあります。
化けないとも限りません。
有原は制球がいいのが好材料です。
3試合で14回3分の2を投げて与四球はわずかに1。
結果を残せない投手はノーコンが多いです。
今回5回3分の2で降板。85球だったことを考えるとまだ全幅の信頼を勝ち取っているとは言えないようです。
1-0だったというのも大きいでしょう。有原は初登板で味方がリードしてて勝てるのに5回に3失点して勝利を逃してます。
何とか勝たせたいという監督の親心だったかもしれませんね。
有原と対象的に不味いのが筒香嘉智です。
去年からMLBに挑戦してますが去年はコロナ禍の影響での60試合の短縮シーズンで打率1割9分7厘、8本塁打に終わりました。
今季は2年目で少しは慣れて好結果といきたいところでしたが、予想通りに全く打てません。
現在、打率1割5分8厘、本塁打0でOPSは.404で100が平均のOPS+は20です。
去年はまだ本塁打はチラホラ出ていたし、通常のシーズンだったら20本塁打ペースだったのですが今季は長打が打てません。
しかも四球も去年は選んでいたのですが、今季はそれも選べない。去年は曲がりなりにもOPSは.708あったんです。(.700ないとレギュラーとして厳しいとされるのがOPSです。なのでまあ打率1割台でもレギュラーレベルではあったということです。)
もうかなり素人ファンからも言われていることですが、筒香嘉智の場合は95マイル(約153キロ)以上の速球が全くと言っていいほど打てないのが致命的です。
日本にいる時から速球に弱かったのに何故、挑戦したんだろうかという声がとても多いです。
MLBの投手の平均球速はどんどん上がって現在は150キロを超えてます。MAXではなく平均球速です。
もし野茂が挑戦した頃のMLBなら筒香嘉智も活躍できたのかもしれません。(95年のMLBの平均球速は89マイル(約143キロ))
本塁打すら打てなくなってるのはスイングに迷いが生じてるからではないでしょうか。
最近の結果を見るにもう心が折れてるんじゃないかと思います。
三振が多すぎます。
何とか頑張って欲しいです。
前田健太も調子が悪いので気がかりですね。
オープン戦は無双状態だったのですが…
物事いいことも続かないが悪いことも続かないです。
また好調の波はやってきます。