冒頭、中央電話センター局長の娘ヒロコちゃんが下校しているとお巡りさんが自転車で巡回しています。
ヒロコちゃんとは顔見知りらしく「今、帰りかい?」とお巡りさん
とても長閑な午後です。
すると近くの公衆電話が突然鳴り始めます。
「こんなところにいつ公衆電話が?」と怪訝そうなお巡りさん
電話を取って「間違い電話ですよ。」と親切に教えてあげています。
すると電話の向こうから「中央電話センターの局長の娘を出せ!」との脅迫めいた声が。
「ふざけるのもいい加減にしろ!」とお巡りさん
すると「お前を実験台にするぞ!ドグマに命を捧げるのだ!」と電話の向こうの声
「気は確かか?お前は誰だ?」とお巡りさん
すると電話の受話器に目玉が浮かび上がっています。
怖くなってお巡りさんは慌てて外に出ようとしますがドアが開きません。
「ヒロコちゃん早く逃げるんだ!」
お巡りさんはこんな時でも子供の安全を第一に考えています。
「実験開始!」
電話の受話器の目玉からガスが噴出し、お巡りさんは何と消えてしまいました。
「観たな!」
電話の受話器はヒロコを追いかけます。
ヒロコは必死に逃げます。
工事現場に隠れるところを見つけて隠れますが、受話器に見つかってしまいます。
「いたな!」
万事休すのところに沖一也登場!
相変わらず都合が良すぎます。
「電話のお化けが!お巡りさんが!」
そう言ってヒロコは気を失ってしまいます。
一也がヒロコを抱き抱えて立ち去ろうとすると怪しすぎる影が…(どう見ても人間ではない影です。)
「誰だ!」
出てきたのは工事現場の作業員のおっさんでした。サングラスをしているのが怪しすぎます。
「どうしたんですか?」
「何かショックを受けたらしいんだ!」
「そりゃ大変だ!お手伝いしましょうか?」
「いやご親切は有り難いが僕一人で大丈夫だ!じゃ!」
立ち去る一也を見て怪しい笑みを浮かべる作業員
ヒロコの住むマンションの一室
「あのお巡りさんあれからどうしたのかしら?」
ヒロコがお巡りさんのことを考えているとどこからともなく電話のベルが!
そして電話の受話器が窓から入ってきます。
「中央電話センターの局長の娘!一緒に来い!」
「嫌よ!」
「無駄な抵抗はやめることだ!」
「助けて!ー」
そこに沖一也登場!
ヒロコに襲いかかるツタを払うとドグマ怪人ツタデンマが姿を現します。
ドグマファイターも登場してヒロコをさらっていきます。(一也にしては不甲斐ないですね。)
ヒロコをドグマファイターが連れて行ったのを見て「もう用はない!」と逃げるツタデンマ
一也は後を追います。
逃げたツタデンマは工事現場の作業員に姿を変えますが、一也に捕まります。
「ヒロコちゃんをどこにやった?言え!ツタデンマ!」
「知っていたのか!」
ツタデンマの正体を現す作業員。
「地獄に堕ちろ!」
ツタデンマはツタを一也の足に絡ませてビルの屋上から突き落とします。
「口ほどにもない!」
しかしビルの下に一也の死体は見当たりません。
「確かに落ちたはずだが…」
「ここだ!」
スーパー1に変身していた沖一也が高いところにいました。
ドグマファイターを蹴散らすスーパー1
「今、発狂音波をたっぷり味合わせてやる。例え仮面ライダーと言えども脳細胞がバラバラになる!」
ツタデンマの発狂音波をもろに喰らうスーパー1
「いかん!このままではツタデンマにやられてしまう」
ビルの屋上から落ちそうになるスーパー1は変身解除されて沖一也に戻ります。
そしてツタデンマに受話器で殴られて海に転落!
さてドグマのアジト
帰還したツタデンマに対して「でかしたぞ!ツタデンマ!」とご満悦のメガール将軍
「もはや仮面ライダーに邪魔されることなくツタデンマの力を発揮できます!」とツタデンマ
「このツタデンマの電話を聞いた人間達はツタデンマの発狂音波で狂い死ぬんだ!」と言って高笑いのメガール将軍
ドグマは中央電話センターの局長からマスターキーを奪うために1人娘のヒロコを人質にとったのです。
「間もなく日本中の電話はツタデンマに繋がる!」
「1人娘を人質にとってあります。嫌とは言いますまい!」
谷オートショップに電話がかかってきます。
ハルミが電話に出ると「一也さんをお願いします!」とツタデンマの声
ハルミ「マスター一也さんに電話」
源次郎「死んじまったと言っちまえ!」
ハルミ「もしもし一也さん死んだそうです!」
源次郎「馬鹿もん!本当に言う奴があるか!」
なんてやり取り
源次郎は一也が姿を現さないことに苛ついているのが丸わかり。
「本当の弟のように思ってるんだもん!」とハルミが言っても「誰があんな奴思ってるもんかい!ふん!」と言ってます。
「もしもし無事、無事ですよ」とチョロが割って入ります。
「もしもし今取り込んでいるんで後にしてください」とハルミ
さて中央電話センターから出てくる東山局長
タクシーに乗り込みます。
「娘の具合が悪いそうだ、真っ直ぐ家に頼むよ!」
「それには及びませんな!東山局長さん!」
「1人娘のヒロコなら、ほれここに」
タクシーの助手席にはヒロコが眠っています。
「日本中の電話を自由にできるマスターキーをよこせ!」と運転手
「君は一体何者だ?」
タクシーの運転手はツタデンマの正体を現します。
東山局長は局長室にキーがあることを明かし、電話センターの局長室へ
「無茶だ!日本中の電話を自由にするなど!」と東山局長は抵抗しますが
「娘がどうなってもいいのか?」
とツタデンマが閻魔火炎でヒロコを燃やそうとすると東山局長はたまらずにマスターキーを渡します。
ヒロコを解放するツタデンマ(悪の組織にしてはちゃんと娘を解放する良心的なツタデンマです)
「ヒロコ!パパ!パパだよ!」
「パパ?〜」
「娘!パパじゃないのか?」
首を横にふるヒロコ
「何だと!」
東山局長は変装の仮面を剥いで沖一也の正体を現します。(一体どうやって変装したら本人と全く同じ姿になるんでしょう?)
「あいにくだったなツタデンマ!そのキーは偽物だ!」
「図ったな!」
源次郎とチョロがやってきてヒロコのことを頼む一也。
一也とツタデンマのバトルは中央電話センターの屋上へと舞台を移します。
そしてスーパー1に変身する一也
ツタデンマの電話の受話器からドグマファイターが飛び出してくるのがシュールすぎます。
しかし相変わらず役立たずのドグマファイター
むしろ出すだけ無駄だと思います。戦力になってません。
発狂音波でスーパー1を攻撃するツタデンマ
何やら迷路に入り込んでツタデンマと鬼ごっこをするスーパー1
スーパー1の姿を見失ったツタデンマは「この殺人ガスで溶かしてやる」と迷路の中にガスを放ちます。
「もうそろそろ溶けた頃だろう」とご機嫌なツタデンマ
「ここだ!」と違うところから姿を現すスーパー1
「貴様生きていたのか!閻魔火炎で焼き殺してやる!」とツタデンマ
閻魔火炎を放ちます。
スーパー1は冷熱ハンドの冷凍ガスで閻魔火炎を凍らせます。
ツタデンマは今度はツタ攻撃でスーパー1をグルグル巻きにしますが、これはあまり効果なくパンチを数発浴びてしまいます。
「今だ!」
スーパーライダー月面キックが炸裂
ツタデンマは自分の受話器を手に取って「もしもしメガール将軍!残念です!」とやられたことまで報告する真面目ぶりを見せて「テラーマクロ!」の叫びと共に爆散!
ラストは谷オートショップに盛り蕎麦20人前、上握り50人前、餃子にニラレバ炒め40人前が届きます。
源次郎は焦ってこんなに頼んだ覚えはないと言ってます。
最後は良に蕎麦がかかってハッピーエンドです。