大谷翔平が日本時間21日のレンジャーズ戦に投手復帰登板しました。
日本時間5日のホワイトソックス戦以来16日ぶりのマウンドとなりました。
結果は正直、イマイチです。
4回で6個の四球を出し、他に1死球
80球を投げて、ストライクは半分以下の37球。ストライク率は46%。今季のMLBの平均は63%だそうであまりにノーコンすぎます。
またしても5回まで投げられず。今回は75球が目安だったそうでこんなにノーコンでは当然5回もちません。
ここまではネガティブな要素ですがポジティブな話をすれば被安打1で7奪三振!無失点に抑えました。
敵将もあれだけ四球を出して抑えるとはと脱帽していたとのことです。
そして6四球で7奪三振を記録したのは1998年のチャック.フィンリー以来23年ぶり91度目で6与四球以上、7奪三振以上で無失点は伝説の投手ノーラン.ライアン以来43年ぶりの快挙だそうです。
正直、見ていてハラハラするし、疲れる投手です。
敵と戦っているというよりは自分との戦いみたいな感じで一人相撲です。
こういう投手よりは黒田や岩隈みたいな制球がよく安定感のある投手の方が断然いいと個人的には思います。
しかしノーラン.ライアンはものすごいノーコンですが未だに人気絶大です。
日本人投手では野茂英雄がノーコンでした。
正直、野茂はドジャース以外での成績は防御率が悪くパッとしない投手なのですが、パイオニアとして評価され、やたら人気があります。
日本では16与四球で191球、3失点完投勝利という気違いじみた記録を持っている野茂英雄。
このタイプはラフダイヤモンド、磨けば光るダイヤの原石をイメージさせます。
変にまとまって完成しているより、荒削りな方がよくも悪くも何をやらかすか分からない可能性を感じさせ、スケールの大きさ、伸びしろを感じさせるものです。
ロマン派だと思います。
ノーラン.ライアンはノーヒッターが7回です。
野茂は2回ノーヒッターを記録してます。
自滅もするけど、ノーコン投手はハマった時は的が絞りにくく、相手が全く打てないという傾向があります。何をするか分からない魅力があるのです。
阪神の藤浪もイップスなどと言われながらも復活を期待するファンの声援がとても大きいです。
個人的に大谷は打者に専念した方がいいと思ってはいるのですが、制球力とスタミナがつけば確かにアンタッチャブルな投手かもしれません。
怪我しないように、また才能を無駄にしてほしくないです。