僕は過去に一度だけ官能小説を読んだことがあるのですが、その本がとてもいやらしかったので紹介します。
花房観音著の花びらめくりという作品です。
本屋巡りが好きだった僕は、地元の本屋にある最新刊のコーナーでこの本を見つけました。店頭の目立つところに置いてあるし、500円と安かったので官能小説とは知らずに適当に買いました。
新潮社文庫。250ページくらいありますが、5つの短編小説に分かれていて、話の内容はそれぞれ違います。近代文学を現代っぽい表現や言葉で表現し、さらにいやらしくしています。
1章の「藪の中の情事」が1番印象に残っています。初めての官能小説だったこともあり、頭の中が妄想で一杯になり、疲れながら読みました。
内容: あるサラリーマンが仲の良い上司の家に行き、その上司の奥さんといけないことをするシンプルな話です。
僕がどこにいやらしさを感じたかといえば、主人公、上司、上司の妻、3人の関係性です。それぞれの登場人物の思いや考えの違いに興奮しました。
他4編もおもしろかったです。長くなるので割愛します。