Facebook社が、不適切投稿を同社サイトから削除するかの最終判断を第三者機関に委ねると発表しました。
現在は不適切な投稿の削除を自社ルールに基づいて行っていますが、これに対して「検閲を行っている」という批判があったことが背景にあります。
ALISも現在、記事を下書きに戻す判断は運営が行っています。
今までを振り返ると、フクロウ事件や、クリプハック事件、ブラックジャックによろしくハック、素人マイニング記事のマイニング事件などなど(最終的な)記事の可否判断は運営によって行われてきました。
これらの事件が起こったときにこういうツイートが多く見られました。
「なんであの記事は削除しないんだ!規約違反だろ!!」
「この記事ないわ~」「通報しました」etc...
これらのツイートには正義感や今までの自分の記事の真っ当さをアピールするALIS内ポジトークの可能性をはらんでいますが、多くの方は実際に通報していると思います。
記事を下書きに戻された経験のある方いわく、100件の通報で下書きにもどされたようです。(下書きに戻す明確な通報数の基準は不明)
ALISでは現在、通報をもとに運営が判断し、記事を下書きに戻しています。これに対してFacebook社のように「検閲を行っている」という批判はありません。
これはユーザーが運営に対し絶大な信頼を寄せていることと、そもそもALISの理念に共感した人が集まっていることが理由に挙げられます。
Facebook社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は記者会見でこのように述べています。
「言論の自由と我々のサイトの安全性について、重要な決断を我々だけで判断すべきではないと思い始めた」
こうしてニュースにもあったように、サイトから削除するかの最終判断を第三者機関に委ねることになりました。19年から試験的に運用するようです。
フェイスブックは独自にもうけた規約に従い、フェイクニュースや銃、麻薬に関する投稿を削除しています。
ただ、政治色の強い投稿や特定の文化に対する批判など、人によって受け止めが異なる投稿は、「言論の自由」とのバランスで削除するかどうかの判断が難しくなっています。
そして、こうした判断を今後は外部に委ねることで、党派性や営利目的で投稿を内容を選別していないとアピールするに至りました。
第三者機関を設けたからといって、本当に投稿を選別していないかはまた問題になるかと思いますが、一歩前進したといえるでしょう。
ALIS信頼できる記事と人々を明らかにする全く新しいソーシャルメディアをめざしています。
僕も今後しばらくは、記事の削除判断は最終的に運営に委ねる形でよいと思っています。
しかし、ALISがフェイスブックのように広く一般に普及したらどうでしょう。
ALISが設定する「信頼できる記事と人々」はあなたの「信頼できる記事と人々」とは異なるかもしれませんね。
おわり