今回は『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』著:西岡壱誠をご紹介します。
○わかった気にならないコツ
○本を自分のものにするには?
○しょこらの気づき
○わかった気にならないコツ
【読み始める前の準備が大切】
この本で何を学ぶのか?得たいのかを明確にして読み始めることが大切です。また、どんなことが書いてある本なのか仮説を立ててから読むことである程度その本の「地図」が見えます。
表紙や帯、目次や著者の来歴などを最初に読むことである程度本の内容が予想できるはずです。読み終わった後にそれが合っていたかは関係なく、最初に予想を立てることでかなり読みやすくなります。
【本と会話しながら読む】
例えば同じ内容を扱った本でも、当然ながら著者によってとる立場は違います。「これは本当なのか?」「自分だったらどう考えるのか」を考えながら読むことが大切です。記者になったイメージで読みましょう。
自分と違った意見でも同じ意見でも、新しい考えに触れることは本を読む楽しみのひとつですよね。
○本を自分のものにするには?
【アウトプットすることを前提に読む】
インプット:アウトプット=3:7の割合がベストだと聞いたことはありますか?なんとなく読むのではなく「あの人にこの本の内容を伝えるなら?」と考えながら読むことで読み方は変わるはずです。大事なところに線を引きながら読むと後から振り返りやすいかもしれません。
そしてできるなら、本を一言で説明できるとベストだそうです!なかなか難しいんですよね、一言って…。
【この本で学びたいと思ったことは得られたか?最後に振り返る】
おそらく何かに悩んだり、分からないことを解決するためにその本を読み始めたはずです。その本を読むことでその悩みや疑問は解決したのかどうか最後に自分自身に問いかけてみてください。解決したならいいのですが、まだ解決しない部分がある場合はなにが引っかかっているのか洗い出してみると、次に何を読めばいいかが見えてきます。
また、最初に予想した本の「地図」は合っていたのか、合っていなかったのかも合わせて確認してみてくださいね。そうすることで本を読むごとに予想の精度が上がっていくはずです。
○しょこらの気づき
①どんなに好きな本でも、紹介しようとするとうまく説明できないことが多いので、ちょっとした感想だけでも人に話すように心がけたい。
②さらに、誰かのアウトプットをうながせたら楽しい。自分の世界も広がる。
③本をきっかけに出てきたアウトプットは完全オリジナルで大切なもの。本をきっかけに今までの知識や経験がミックスされて出てくるのでおもしろい。