今回は吉井雅之著『習慣が10割』をご紹介します。
○習慣はどうやって決める?
○習慣化する工夫
○しょこらの気づき
○習慣はどうやって決める?
早寝早起き、1ヶ月に○冊読書をする、週に○回運動をするなど、一般的に習慣化した方が良いとされていることはたくさんありますよね。でも、自分が心から習慣化したいということでないと続きません。この本では、「習慣=思いの深さ×繰り返し反復」だと紹介しています。
今習慣化したいと思っていることができたら、誰が喜んでくれるのか?どんないいことがあるのか?のイメージを明確にふくらませることが大切です。
たとえば「早起き」なら、
普段は寝ていた朝の時間を使ってコーヒーを丁寧にいれ、その日のスケジュールをイメージする
⇒スケジュールをあらかじめイメージしていたことで、予想外のことが起きても柔軟に対応できる
⇒周囲に認められる
⇒仕事がうまくいくことで収入も上がり、自分にも自信が持てる
⇒上がった収入で前よりも旅行にたくさん行けるようになり、大切な人のために使える自由なお金も増えて人生がより充実する
と、こんな感じで自分の周りの誰かを幸せにするイメージも取り込みながら自由に妄想します。習慣と快の感情を結びつけることが重要です。
○習慣化する工夫
とはいえ、習慣にならなければ妄想も妄想のまま終わってしまいます。この本では、習慣化するための工夫を紹介しています。
①仲間をつくる
リアルな仲間でなくても、ツイッターなどのSNSへの投稿などでもやる気が続くきっかけになります。
②いつ、どんな時ならできるのか考え習慣を実行する
自分の生活を見直して、生活をなるべく大きく変えない工夫をすることで習慣化しやすくなります。
③ハードルを下げ、実績をつくる(完璧を求めない)
最初から大きな目標を立てずに、簡単にできるところから少しづつ始めて「できた」の実績をつくることが大切です。
④1つ前の習慣もセットにする
たとえば早起きの習慣であれば、前日に夜更かししていては実行できなくなる可能性が高まりますよね。早起きを習慣化するために「○時までに寝るようにする」もセットにするといいかと思います。
○しょこらの気づき
①脳は快か不快かで動く(習慣化した先のメリットを明確にイメージする大切さ)
②快の感情は、楽しくなくても笑顔をつくったり、「うまくいっている」などの発言で脳は快の感情を感じるので簡単にだませる
③「人のため」が加わると人は動きやすい