あともうちょっとで出産を控えて、産休に入りました。産休って、体が重くて自由にならないし、これから子どもにかかるお金を考えると気軽にカフェに行く気持ちにもなれないものですね。家で家事しながら過ごしてます。
私は第一子の妊娠中なので、赤ちゃん生まれたらどんな風に生活が変わるのかなとか私に子どもを育てていくことができるのかな、まず無事に産めるのかななど不安でいっぱいです。
私は結婚してから、しばらく子どもがほしいかどうかわかりませんでした。生きてるといいこともたくさんあるけど、嫌なこともたくさんあったし、これからもあるだろうし…。
そもそも「生まれたい!」って自分で希望して生まれてきたわけではないから、生まれてないなら生まれてきてないで感情もなく無だったはずで、それはそれでもいいかなと。
なので、私の勝手な都合で命をつないでいいのかなあとずっと考えていました。(もちろん、赤ちゃんは授かりものなので自分の都合100%ではできないこと、妊娠を考え始めてから改めて知りました)
結局、私の中で「母という新しい視点を得たい」「母になったらどんな風に世界が見えるのか知りたい」という本当に身勝手な結論にいたり妊娠、今を迎えています。
つらいつわりを終えてから、安定期に川上未映子さんの「きみは赤ちゃん」という妊娠から出産にかけて書いたエッセイを読みました。そこには私と同じように自分の都合で赤ちゃんを産むことについての葛藤が書かれていてとても共感しました。
また、その答えとして「きみに会いたかったから」「きみに会えて本当によかった」ということが書かれていてなんだか本当に安心しました。今は本当に同じ気持ちで、赤ちゃんに会いたいなって心から思います。
私はまだ母になる一歩手前ですが、感じたことのない気持ちは日々生まれていて、知らなかったことを知って、今「普通に」生きていられる尊さも知りました。これからもっともっといろんなことを私は知っていくのだと思います。