2016 初夏の函館・・・春の終わり寄りの初夏であるが、なんか蒸し暑かった。
函館って蒸し暑いのか、と思った。
社員旅行二日目は自由行動だったので、函館山を登ろうと考えた。
ロープウェイで登る人が多いようだったが、歩いても登れそうだしと思って、歩くことにした。
ぶらぶらと歩き始めたが、人にほとんど会わず。
シダ植物のような緑の葉がいっぱいで、なんだか生態系が違う、やっぱり蒸し暑いのと合ってる・・・
恐竜が似合うんじゃないかと思いつつ、歩いていると、時折、スポットライトに照らされたように、植物の姿が浮き上がってきて、なかなか面白い。
傾斜はなだらかだけれど、蒸し暑くて、ちょっと歩き飽きてきたころに、ひらけたところに出た。
アンテナが異様に見えた。
しばらくすると、視界がさらに開けて、丘の上に立っているような感じになった。
涼しくはない。それにしても人がいない。
つつじが気持ちよさそうに咲いている。
しばらく歩くと、要塞跡関係のものがあちこちに。
来る前に予習していなくて、実は今知ったのだが、日清戦争後、ロシアの南下から、函館港を守るために作ったものだったらしく、昭和21年まではこのあたり立ち入り禁止だったそう。
砲台は、大小5か所。
なんか生贄を捧げる場所みたいに見える。
あちこちに穴倉みたいなものや、トンネル状のものが見えるので、のぞき込んでみたりしたが、はっきり言って、怖かった・・・
真昼間なんだけれど、ぞわぞわする。
人いないし、いきなりなんか現れたらどうしよう!!!!
もうやめておこう、やめておこうと思いつつ(考えすぎ)、ちょっとのぞき込んでは引き返し。
・・・えええ、絶対なんかいる気がした!
どうもタイムトリップしたような感覚。
プレデターとかランボーじゃないけれど、気持ち悪いし怖いし、しかも蒸し暑いし。
面白くもあるけれど、先へ進もう。もうここ出たい。
函館山の一番の山頂はどこなのか。小さな山が連なってできているそうだが、山というより、丘のようだった。背を歩くのは気持ちいい。
下りでは、同僚に会った。途中までジョギングで往復しているようだった。
毎回そういう人がいる。
そしてそういう人に会う私は、毎回、ひとりでぶらぶらしてるわけで。
函館山の要塞について詳しくは↓