前記事の続きです。
飛田新地での夕飯の後
梅田の近くで一杯飲んでからホテルに戻り、割と早く寝た。
2日目。大阪に泊まってるのだが、見たいところは京都・・・
宇治平等院に向かう。高校の修学旅行ぶり。
宇治について、観光案内所で地図を貰う。観光客ちらほら。
まずは腹ごしらえということで、行きたい店の前に行ったら、行列していたので、すぐ入れるほかの店へ。
驚きのコスパ(抹茶うどんに色々ついたセットで1200円しない。)で、美味しくちょうどよく、満足。出るころには、待ちの客がいた。
外は初夏のようだった。
平等院までの道、お土産屋さんはにぎわうほど人がいた。抹茶ソフトに目が奪われる。
平等院着いたが、鳳凰堂の中を見るには、2時間待ちという。
2時間は長い、、ので、向かい側から眺めた。
んーーーー・・・・逆光なんだよね。
写真に人映っていないが、この水際には人が並んで、建物を撮っていた。
ところで、平等院鳳凰堂って、どういう建物か?
1052年に藤原頼道が寺院にしたそうだが、元は、父・藤原道長の別荘だった。
当時、疫病が流行ったり、暗い世の中で、道長は、ここを、極楽浄土の宮殿、
現世の苦しみ悲しみから逃れる場所として造った・・・と自分は、説明から受け取ったのだが。
鳳翔館(おうしょうかん)という、展示館ができていて、それがなんか、近代的なミニ美術館だった。その中に、鳳凰堂の上についていた鳳凰、内部の壁に付けていた雲中供養菩薩像などが展示されている。国宝の。
鳳凰は結構大きいのだが、頭の大きい痩せた鶏みたいだった。
雲中供養菩薩は、52躯もあり、1053年に作ったものが残ったっていうのが凄い。
よくもまあ、守られたものだ・・・
それにしても、美術館みたいな建物に、ミュージアムショップ・・・・寺院って感じではない。
観光客・・・いや、参拝客?は結構いて、みんな桜を見たり、写真撮ったり、その辺にくつろいでいた。
なんか休日の公園のよう。
自分が過去に来た時と、全然イメージが違った。
もっとカサカサと、周りの木々の様子も鄙びていて、そこに大きな鳳凰堂・・・どこか奥地に来たような感じもあって、何とも言えない雰囲気・・・そこで何かが待っている、古くから・・・という雰囲気があったのだが。隠れたお屋敷みたいな。
今回の印象は、妙に周りも綺麗で・・・
鳳凰堂の裏にある、浄土院に、飾られていた(って言い方おかしいか)
救世船乗観音。船に乗ってて可愛らしい!・・・平等院より500年ほど後に作った浄土院の観音様だが、戦後盗まれて、この観音様は2003年の復元だそう。
旅や、航行の安全、人生という旅の安全を願って作られた観音様。時代古ければいいっていうわけでもないな・・・印象に残った。
平等院は、コロナの影響どこ行った?と思うほど、人がいたが、普段よりは少ないのだろうな、それでも。
藤原道長の時代から1000年後の今、また、疫病か・・・・
人間が逃れられないこと、変わってないな。