マルタはマルタ共和国という名前なのだが、マルタ本島以外に観光客が訪れる島、コミノ島、ゴゾ島がある。
コミノ島は、ビーチだけの島だが
ゴゾ島は、古代神殿や、
教会、城砦など歴史的なものもあり、マルタ本島からのフェリーも、本数あるし、
ゴゾ島内を回るバスも機能しているので、観光しやすい。
海と巨大神殿の話は終えたから、ではゴゾ島めぐりということで・・・
マルタ本島とゴゾ島を結ぶフェリー。乗船時間は30分くらい。
フェリーは行きはお金払わない。帰りの船の時に払う。(往復で4.65ユーロ)
来た人は帰るってことか・・・。
デッキは広々としていて、この下に客室と、その周りにも座るところがある。
軽食類も販売している。コーヒーとか。
売店もあったが、お土産用みたいなものが多かった。当然、高め。水はそれほど高くない。とにかく水は欠かせない。
30分なので、うろうろしたり、海見てるうちに着く。自分は、海の風や、船の動きを感じられる外が好きだ。
船が進んでいき、周りが遠ざかっていくのを見るのも楽しい。
色々なところでちょっとの距離の船に乗ったことあるが、広島で宮島へ向かうフェリーで見た瀬戸内海がすごく美しかったのを、船に乗るとよく思い出す。
ゴゾ島に着くと、ようこそゴゾ島へ!みたいなギラギラ感はなく、いきなり街と丘と道路みたいな感じになるのだが、自分は最初に、ジュガンティーヤ神殿を見てから、
すぐ近くのタコラ風車に向かうことにした。
道端に人はほとんどいなくて、観光客がたまに通るくらい。
建物の窓は、マルタ名物?の出窓が目立っている。
各家のドアの横のマリア像も、目を引く。
ドアの外にすだれがあるのもなんかいい。
実際、激暑なので、すだれ有効だと思う。
ゴゾ島は67平方キロメートルという小さな島なので、結構周りにいいようにされてきたようで、1551年のオスマントルコの来襲時には、5~6000人、連れ去られたそう(現在人口3万1千人・・・2015年調べ)。
ゴゾ島では、マルタもそうだけど、宗教意識の高さをすごく感じた。
タコラ風車は、マルタ騎士団がマルタを仕切ってた頃の建築物で、1725年に作った後、1780年に再建し、1992年からは博物館になっている。
唐突に風車。
こういうところで自撮りする人いそう。
入り口。
静かな感じがいい!
各部屋に、生活再現のような飾りつけがされている。
風車の中央部は、穀物を粉砕するミルとして機能し、周りの、部屋になっている部分は、台所や寝室他生活空間、そして作業場などになっている。
中心の螺旋階段。
狭いけれど、必要十分のよくできた建物。
外は静かで、入り口目の前にはキャロブの木があった。
大きなキャロブのさやがあちこちに落ちていた。
キャロブの写真撮り忘れたが
キャロブは、イナゴマメと呼ばれる豆で、ゴゾ島ではキャロブシロップというのを作っている。ベジタリアン料理などにも出てくるが、キャロブは、カカオ風の味なので
チョコレート気分を味わうのに使うみたい。
典型的、ゴゾ島風景・・
(つづく)