夕べ、遅い時間に、こすもすさんの投稿を見た。
こすもすさんの京都の写真は、ぱっと気持ち華やいだり、冷たい水で手を洗ったときのような清々しさを感じたり、建物の古風で凛としたにおいがしたり、かんざしの花飾りや小さな京都のお菓子のようなかわいらしさに微笑みたくなる、見ていて心地よい。そんな風に京都を撮れるっていうのもなかなかなものだなぁと感心しつつ、自分の一番最近の京都旅行を思った。
もう亡くなった祖母が大阪に住んでいた、自分が子供のころは毎年大阪に行っていたので、そのついでに京都、だったり、自分でも、ふと日帰り京都とか、友達に会いに一泊だけ京都とか、わりと京都は行き慣れている方だが、観光らしい観光は、修学旅行でしかしていないかもしれない。
2017年の10月の5日ごろ、国宝展を見るために京都に行った時は、東山に泊ったので、東山周辺だけを散歩した。
その時の写真、ちゃんと整理すらしていなかったので、頭の中では、これはあの場所、と分かっていても、ここどこ?と聞かれたら、場所の名前を家にあるパンフレットを確認するか、調べてみないと、詳しく記せないのだけれど、夏から秋へ向かう京都の雰囲気だけでも伝えられたらなと思う。
こすもすさんのとは大違いの、脱力散歩目線だけど・・・
まずはコンデジで撮った編。
泊ったところ。元奈古。
京都に着いて驚いたのは、バスが混んでいて、積み残しがあり、しかも道路も混んでいたこと。国宝展に行くのは明日にしようと、まずは荷物を下ろしに宿へ。
八坂神社から宿が近かったので、夜、寄り道した。
早い夜で、お店は閉まっていても、観光客は結構いた。
鴨川の周り、週末だと、夜でもこんなに人がいるのかと驚いた。
月が綺麗で、いつまでも外にいたいような夜。
浅草のあたりの川っぺりにはこれほど若い人、出てないよなぁ。
朝起きてすぐに、京都にいるという気分が感じられる場所に泊れたのは良かった。
旅先で、部屋の中から外を眺めている時間は、いつも十分じゃない。
泊ったところの前の道。
10月だったが、暑くなりそうな朝だった。
京都に着いた次の日に、国宝展を観に行ったが、当然の大行列で、中を観るより、外を並んでいた時間の方が長かったかも。
国宝展を見るという目的を達成した後は、東山周辺で行ってみたいところを適当に回りだした。
苔加減が、Nゲージとか鉄道模型のセットみたい。
たくさんの美しい庭を見れるのは、やっぱり京都。数がありすぎるほどあるなと感心する。それにしてもひとつの寺で、庭によって別料金とかあるんだな。
東福寺は紅葉の時期になったら、もう大変なことになってそう。
人が映らない時間に行ったわけでもなく、人もいたけれど、空いていた。
誰が撮っても変わらないという場所では、うまい人の写真があるから、自分は撮らないでいいや、なんて、撮らないことも多いのだけれど、やっぱり撮ると、後で、綺麗だったなーと思う。
ちょっとしたスペースに、かわいらしいもの、季節感のあるものが多く見かけられるのも、京都かな。雲龍院は、そんな可愛らしい演出が多く、女性好みという感じした。
とびきり部屋や庭が綺麗に見える時期には、やってくる人の数がものすごいのだろう。
建物の、廊下は特に好きに思う。
廊下であまり何も考えてない自分を意識する。
町があって、すぐ山や緑があるというのは京都の魅力だと、来るたびに思う。
清水寺には何度も来ているが、あえて脇の方から入って行ったりすると、山と町が近い!とより感じる。
誰が撮っても、綺麗な夕方が撮れる。
知恩院は京都に来るたびに来たいところのひとつかも。
横にも縦にも広々としているのも、長い階段や、黒い建物の白いぽちぽちも好き。
ひとつのお寺を見るにも、結構時間がかかって、二度目でも前に見てなかったところがあったりするので、面白い。
以前見てなかったところを見ると、前に来たのはほんとにここだったかなと思う。
来るたびに、やっぱり違って見えるのも、京都の面白さに思える。